管理人おすすめ解剖学書

おすすめ書籍

アトラス(図譜)

プロメテウス解剖学アトラス(シリーズ)

この本を最初に本屋で見かけたときには衝撃をうけました。帯紙には「虜になるほど美しい」と書かれています。確かに美しいです。生々しいリアルさはネッターのほうが上ですが、実際の画家が描いた絵とコンピュータによる画像処理を融合させた精細さがこの本の特徴だと思います。私がもっとも愛用しているアトラスといえば、間違いなくこの本です。1. 運動器系 2. 胸腹部(内臓系) 3. 頭頚部(神経系)の全3巻から構成されています。

プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 (第2版)

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部 (第2版)

プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖 (第2版)

ネッター解剖学アトラス

Frank H. Netter (1906-1991)による詳細なイラストによる図譜。私がはじめて買ったアトラスがネッターでした。プロメテウスは3冊にわかれていますが、ネッターはこの1冊で必要な図譜が網羅されています。ネッター博士が残されたこの本はアトラスの名著としてこれからもずっと、医学を志す全ての人に支持されていくことでしょう。プロメテウスとの比較で言えば、プロメテウス解剖学アトラスは絵が美しく無機質な印象を受けます。ネッターはより実際の解剖学実習に近い、しっとりと濡れた印象です。

系統解剖学

解剖学講義 改訂3版

人の身体の構造と仕組みについて「理解」することを目的とするなら、おそらく最適な一冊に入ると思います。2012年に10年ぶりに改訂され、第3版となりました。私は長年第2版を使っていたのですが、先日第3版を購入しました。図がとても見やすくなっていて、さらにおすすめできる一冊となりました。また中枢神経系については神経学の発展に伴い、一部の内容が新しくなっています。

イラスト解剖学

説明が難しすぎず、漫画チックなイラストが特徴の参考書です。細かすぎる図よりも頭に残りやすくなっていると思います。初学者が勉強するにはとても良い参考書です。コメディカルの方々が最初に勉強するときにもおすすめです。

分担解剖学(シリーズ)

全4冊、日本の解剖学書の金字塔ではないでしょうか。とある解剖的な疑問を抱いた時に、私の師がこの本を教えてくれました。他の本では載っていなかったことがこの本にはちゃんと書いてありました。それ以来、分担ではどのような記述があるかをチェックするようになり、辞書的に本書を用いています。

分担解剖学 1 総説・骨学・靱帯学・筋学

分担解剖学 2 脈管学・神経系

分担解剖学 3 感覚器学・内臓学

分担解剖学 続巻 組織学・発生学

運動器系

筋骨格のキネシオロジー 原著第2版

この本は解剖学ではなく運動学の本です。ですが、運動器系の治療やスポーツ医学、スポーツトレーナーを目指す方々にとってはとても価値のある一冊となります。筋骨格系についての解剖についてもかなり細かく説明がなされています。また、てこによる力の増幅の仕組みも載っているので、武術の理論研究にも良いかもしれません。

ケンダル 筋:機能とテスト―姿勢と痛み

筋肉の弱体化、もしくは過緊張がもたらす姿勢の異常、身体のバランスを観る目を養い、そしてそれを治療する。徒手筋力テストを評価の軸として、理論が展開されています。徒手筋肉テストは非常に奥深いもので、どんな治療技術にも応用できる汎用性をもっています。筋骨格系の治療を行う整形外科や理学療法士、鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師、柔道整復師には特におすすめの本です。

骨格筋の形と触察法

この本の秀逸なところは、体表から触れることのできる骨指標(骨の出っ張り)の位置関係から、個々の筋肉の走行を推定する方法が載っていることにあると思います。また一般的な解剖書にはみられない、筋膜や腱、靭帯などによる筋肉同士の機能的な繋がり(筋連結)についても記載されています。触診力・触察力を高めるコツは、目的の筋肉をイメージすること。この本により筋肉の走行を体表から仮想の線を想定して推測する力を養えます。

チャートブック 骨格筋の解剖

川原群大先生による個々の骨格筋を描いた有名な本です。この本の図は、トリガーポイントマニュアル−筋膜痛と機能障害』に収録されたもので、結構いろいろなところで使われているので、見たことがある方も多いと思われます。ターゲットの筋肉のみが描かれているので、筋肉をメインに治療される方やトリガーポイント療法を行う方にとっては、自分自身の研究のみならず、患者さんへの説明にも用いることができ有用であると思います。

機能解剖学的触診技術(シリーズ)

この本も筋骨格系の治療技術向上に非常におすすめです。個々の筋肉を触れて診分けるのが触診としますと、この本の最大の特徴は「動的」な触診であるということです。「この筋肉はこのように走行しているから、このように手をおけば触れます。」というのが「静的」な触診だとします。この本では触れたい筋肉のみがなるべく効率的に収縮できるように動いてもらい、それに若干の抵抗を加えてその収縮を触れて確認したり、もしくは触れたい筋肉を他動的に引き伸ばして筋や腱の張りを感じたりします。目的の筋肉ひとつひとつに対して効率の良い収縮を促し、それに抵抗をかけることができるということは、神経筋促通法ができるようになるということを意味します。この本は触診の本ということですが、そのまま治療技術にも応用できる本です。

機能解剖学的触診技術 上肢

機能解剖学的触診技術 体幹・下肢

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