筋骨格系の治療技術向上に非常におすすめです。個々の筋肉を触れて診分けるのが触診としますと、この本の最大の特徴は「動的」な触診であるということです。「この筋肉はこのように走行しているから、このように手をおけば触れます。」というのが「静的」な触診だとします。この本では触れたい筋肉のみがなるべく効率的に収縮できるように動いてもらい、それに若干の抵抗を加えてその収縮を触れて確認したり、もしくは触れたい筋肉を他動的に引き伸ばして筋や腱の張りを感じたりします。目的の筋肉ひとつひとつに対して効率の良い収縮を促し、それに抵抗をかけることができるということは、神経筋促通法ができるようになるということを意味します。この本は触診の本ということですが、そのまま治療技術にも応用できる良本です。
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