内側大腿回旋動脈と外側大腿回旋動脈

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
4 オンライン講座と連動。アーカイブ動画で何度でも学習できる

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内側大腿回旋動脈も外側大腿回旋動脈もともに大腿深動脈の枝である。

大腿動脈 femoral artery:

  • 外腸骨動脈の続きで鼠径靭帯の下の血管裂孔より始まり、大腿三角の底部にある腸恥窩、内転筋管を経て、内転筋腱裂孔で膝窩動脈に続く。つまり上部では大腿前面にあるが、下行するに従い大腿の内側より後側にまわり、膝関節の後面に至る。
  • 枝として:
    1. 浅腹壁動脈 superficial epigastric artery:
    2. 浅腸骨回旋動脈 superficial circumflex iliac artery
    3. 外陰部動脈 external pudendal artery:前陰嚢枝/前陰唇枝を出す。
    4. 大腿深動脈 deep femoral artery:次の枝を出す。
      • 内側大腿回旋動脈 medial circumflex femoral artery:
      • 外側大腿回旋動脈 lateral circumflex femoral
      • 大腿貫通動脈 perforating arteries:
    5. 下行膝動脈 descending artery of knee:

内側大腿回旋動脈 A. circumflexa femoris medialis:

大腿深動脈上端の内後側から出て恥骨筋と腸腰筋との間を内方に向い、大腿骨頭を廻って転子窩に達する。横枝を恥骨筋に、深枝を大腿方形筋、大内転筋、大腿屈筋群に、寛骨臼枝を股関節に送る。

外側大腿回旋動脈 A. circmflxa femoris lateralis:

内側大腿回旋動脈とほぼ同じ高さで外側から出て、大腿直筋の下を外方に向い、大転子の下で2枝に分かれる。上行枝は縫工筋、大腿筋膜張筋、殿筋、腸腰筋に枝を出した後、転子窩中で内側大腿回旋動脈と交通し、下行枝は大腿四頭筋に枝を与えた後、膝関節動脈網に入る。また横枝が出る。

※ 内側大腿回旋動脈と外側大腿回旋動脈は大腿骨頚を前後から輪状に囲み動脈輪を形成している。大腿骨頚の骨折により、大腿骨頭は血液供給をたたれて虚血性壊死に陥ることことがある。

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