鼠径靱帯が付着するのはどれか (2013年 あマ指 問題18)

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鼠径靱帯が付着するのはどれか (2013年 あマ指 問題18)

1 × 坐骨棘:仙棘靭帯が付着
坐骨棘大坐骨切痕小坐骨切痕の間に突出する突起。坐骨棘と仙骨・尾骨の間に仙棘靱帯が張る。(p.187 寛骨)

2 × 坐骨結節:仙結節靭帯が付着する他、筋 (浅会陰横筋、下双子筋、大腿方形筋、大内転筋、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋) が付着。
坐骨は、寛骨下部の後方部をなす“L字型”の骨である。L字の曲がり角の部分には体表から触れる坐骨結節がある。坐骨結節には、大腿後面の筋や仙骨との間に張る仙結節靱帯がつくほか、座位のときに体重がかかる部分になる。(p.187 寛骨)

3 × 下前腸骨棘:大腿直筋が付着
上前腸骨棘の下方に存在する突起。大腿直筋は下前腸骨棘から起こる。(p.187 寛骨)

4 ○ 上前腸骨棘:鼠径靭帯と縫工筋が付着
腸骨稜の前端は上前腸骨棘で、体表の重要な基準点となるほか、鼠径靱帯の外側端が付着する。(p.187 寛骨)


鼠径靱帯と鼠径管

鼠径靱帯は外腹斜筋の停止腱膜の下縁が肥厚して靱帯となって、上前腸骨棘と恥骨結節との間に張ったものである。鼠径管は、鼠径靱帯の上縁に沿って斜め内下方に向かって走る側腹筋のトンネルで、その長さは、成人では約4cmある。腹腔側の入口は深鼠径輪といい鼠径靱帯のほぼ中央にあり、内下方に斜走して恥骨結合のすぐ上方の浅鼠径輪で腹壁の外に出る。ここを男性では精管と精巣動・静脈を含む精索が、女性では子宮円索という結合組織のひもが通る。(p.215 側腹筋)

筋裂孔と血管裂孔

寛骨前面は弓状になっており、その上に上前腸骨棘と恥骨結節の間を結ぶ鼠径靱帯が張っている。腰部から大腿部に向かって走る腰神経叢の枝や下肢を養う脈管は、鼠径靱帯の下と寛骨との間にできる筋裂孔と血管裂孔という隙間を通る。血管裂孔と筋裂孔の間は腸恥筋膜弓で仕切られる。そしてこれらの裂孔は鼠径靱帯の下から大腿三角に連続する。
筋裂孔は、本来、鼠径靱帯の下を通る腸腰筋の通路である。腰神経叢から起こる大腿神経と外側大腿皮神経は腸腰筋に導かれるように筋とともにこの裂孔を通って下行し、大腿に至る。
血管裂孔は筋裂孔よりも内側にあり、リンパ管、大腿静脈、大腿動脈が内側からこの順に並んで通る。特にリンパ管が通る血管裂孔の最内側を大腿輪という。このほか、陰部大腿神経の大腿枝も血管裂孔を通る。(p.284 筋裂孔と血管裂孔)

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