プロゲステロンを分泌するのはどれか (2013年 あマ指 問題26)

note 解剖学マガジン

ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
4 オンライン講座と連動。アーカイブ動画で何度でも学習できる

解剖学マガジン|note

 

あなたの結果を表示するためにクイズを共有 !


あなたの結果を表示するためにあなたについて教えて下さい!

プロゲステロンを分泌するのはどれか (2013年 あマ指 問題26) I got %%score%% of %%total%% right

プロゲステロンを分泌するのはどれか (2013年 あマ指 問題26)

1 × 赤体
排卵直後の卵胞は微細な出血が卵胞内に充満し赤体となる。まだ黄体に変化していないのでプロゲステロンは分泌しない。

2 × 白体
黄体は受精・着床が行われない場合、排卵後10~12日で急速に退化し白体となる。プロゲステロン分泌能は失われる。

3 ○ 黄体
プロゲステロンは黄体から分泌される。

4 × 下垂体
下垂体が分泌する性腺刺激ホルモン (FSH:卵胞刺激ホルモン、LH:黄体刺激ホルモン)と、性ホルモン (エストロゲン:卵胞ホルモン、プロゲステロン:黄体ホルモン) を混同しないように。


排卵後の卵胞は出血して赤いが(赤体)、まもなく多数の脂肪滴と黄色い色素に満たされた大型の細胞の集団となり、黄体と呼ばれる。卵子が受精して子宮内膜に着床すれば、黄体は妊娠黄体となって持続するが、受精しない場合は、月経黄体として最大 (約2cm) となった後、退縮し、結合組織が増えて白体となる。黄体からは黄体ホルモン (プロゲステロン) が分泌される。

  • 視床下部
    • GnRH (性腺刺激ホルモン放出ホルモン)
  • 下垂体前葉
    • FHS (卵胞刺激ホルモン)
    • LH (黄体形成ホルモン)
  • 卵胞
    • エストロゲン (卵胞ホルモン)
  • 黄体
    • プロゲステロン (黄体ホルモン)

卵巣は母指頭大(3×1.5cm)の楕円形をした実質性器官で、子宮の両側に位置する。卵巣の内側は固有卵巣索により子宮壁に、外側は卵巣提索により骨盤壁に、ハンモックのようにつり下げられている。卵巣は全体を腹膜がおおい、卵巣間膜は子宮の両側にある子宮広間膜の背面に続く。卵巣の外側には卵管采が接する。
卵巣の実質は皮質と髄質に分かれる。髄質は中心部の柔らかい層で、卵巣間膜の付着部である卵巣門から入ってくる血管・リンパ管・神経に富む。皮質は周辺の比較的緻密な結合組織の層で、種々の発達段階の卵胞黄体白体が見られる。卵巣は思春期に活動を開始し、閉経期まで約28日周期で卵胞期・排卵期・黄体期をくり返す。卵胞期・黄体期は、短い排卵期をはさんで14日ずつである。

卵胞(p.100 卵胞)

原始卵胞は最も未熟なもので1個の卵子(卵母細胞)とこれを包む単層の卵胞上皮からなる。卵胞上皮が厚くなると一次卵胞、卵胞上皮が増殖し重層となったものを二次卵胞という。二次卵胞の卵胞上皮の間隙に卵胞液が溜まり、その腔所が大きくなるにつれて卵子は周辺に寄り胞状卵胞となる。卵丘の中では卵子は均質の厚い透明帯で固まれる。また卵胞の外周は結合組織性の卵胞膜で包まれ、卵胞膜からは卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌される。胞状卵胞はホルモン依存性にさらに発育し、最も発育した卵胞一つを残してあとは退縮に向かう。一つ残った卵胞は大量の卵胞液を含む成熟卵胞(グラーフ卵胞)に発育する。直径2cmにも達した卵胞は卵巣の表面に盛り上がりをつくり、ついに卵胞が破れて卵子は卵丘の一部(放線冠)に固まれて腹腔に出る。これを排卵という。排卵は4週毎の月経周期にもとづき左右交互の卵巣から起こる。卵子はすぐに卵管采に包まれて卵管の腹腔口から卵管内に入る。

黄体・白体(p.1001 黄体・白体)

排卵後の卵胞は出血して赤いが(赤体)、まもなく多数の脂肪滴と黄色い色素に満たされた大型の細胞の集団となり、黄体と呼ばれる。卵子が受精して子宮内膜に着床すれば、黄体は妊娠黄体となって持続するが、受精しない場合は、月経黄体として最大(約2cm)となった後、退縮し、結合組織が増えて白体となる。黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌される。

次の問題

[kanren postid=“1875”]


note 解剖学マガジン

ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
4 オンライン講座と連動。アーカイブ動画で何度でも学習できる

解剖学マガジン|note

 

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

スポンサードリンク
PAGE TOP