骨の細胞【画像＋プチ解説】

骨の細胞

骨は常に少しずつ作り替えられています。骨の表面に骨形成細胞から分化した骨芽細胞が骨を産生しています。やがて骨芽細胞は自ら出した骨基質に埋もれ、骨細胞になります。骨の内腔では破骨細胞が骨を溶かして吸収しています。

骨芽細胞

骨芽細胞は骨基質を産生する細胞です。骨の表面に並んで基質小胞を分泌し類骨層を形成します。類骨はカルシウムとリンを引き寄せ、ハイドロキシアパタイトの結晶となり膠原線維の間に沈着することにより骨基質となります。

骨細胞

骨芽細胞が自ら分泌した骨基質に閉じこめられると、骨小腔に収まる骨細胞となります。周囲の骨細胞同士は突起で連絡しあっています。突起の連結部分にはギャップ結合があり、骨細胞同士の情報交換が可能となっています。骨にかかる負荷などを監視し、骨のリモデリングを調節します。

破骨細胞

骨基質を溶かして吸収する細胞です。（骨吸収）
複数の単球が癒合してできる多核細胞です。
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