

心臓の収縮・拡張のリズムを心周期といいます。
収縮期はさらに等容性収縮期と駆出期、拡張期は等容性弛緩期に分かれます。
試験では、弁が閉じているか、開いているかについてよく出題されます。
心周期の考え方についてコツをお話します。
まず、心周期の名称については、すべて「心室の状態」であることです。
心臓は心房と心室からなりますが、主役は心室であると考えて下さい。
そして「等容性」とあれば、全ての弁が閉鎖していることを示します。
どれか弁が開いていたら、心室内の血液量が変わってしまうので等容性ではなくなります。
名称は心室の状態。そして等容性は全ての弁が閉まっていることを前提に考えると、わかりやすくなります。
まずは等容性収縮期。全ての弁がしまった状態で心室が収縮します。心室容積は一定ですが、心室内圧は上昇してきます。
そして、心室内圧が動脈圧を超えると動脈弁が開き、心室から血液が駆出します。だから駆出期です。血液を絞りきると、次は心室が拡張してきます。心室内圧の低下にともない、動脈弁が閉鎖し、等容性弛緩期に入ります。
等容性弛緩期では、全ての弁が閉鎖した状態で心室が弛緩してきます。心室容積は一定ですが、心室内圧は下降します。
そして心室内圧が心房内圧より低下すると、房室弁が開き、心室に血液が流入し充満します。だから充満期です。
心室は再び収縮を始め、房室弁が閉鎖し、等容性収縮期へと入ります。
また、ドックン, ドックンという心音は弁の閉鎖によって生じます。
房室弁が閉鎖するときに生じる心音がI音で、収縮期の開始時に出現するやや低い周波数の音です。ドックンのドッです。
動脈弁が閉鎖するときの心音はII音で、拡張期の開始時に出現するやや高い周波数の音です。ドックンのクンです。
循環器系 – 心臓 解説|かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学 note
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