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【一問一答】9.1.2 感覚器系 – 視覚器 (2) 眼球の内部、付属器
【眼底】
眼底検査では視神経円板の中から出てくる ( 動脈) の様子を観察できる
眼窩下動脈
網膜中心動脈
涙腺動脈
(解答) 網膜中心動脈
網膜の、特に後方部の内面を眼底といい、瞳孔から光を入れて検眼鏡で見える部分です。眼底検査では視神経円板の中から出てくる網膜中心動脈の様子を観察できます。
網膜中心動脈は、身体の中で直接に動脈を形態を観察できる唯一の場所で、動脈硬化などの診断に利用されます。
【眼房と眼房水】
角膜と虹彩の間を ( 眼房) という
前眼房
後眼房
(解答) 前眼房
角膜と虹彩の間を前眼房といいます。
虹彩と水晶体の間を ( 眼房) という
前眼房
後眼房
(解答) 後眼房
虹彩と水晶体の間を後眼房といいます。
眼房水は ( ) から分泌される
硝子体表面
毛様体上皮
強膜静脈洞
(解答) 毛様体上皮
眼房水は毛様体上皮から分泌されます。
毛様体上皮より分泌された眼房水は (A. ) を満たした後、瞳孔より (B. ) に流れ込む
A. 前眼房 B. 後眼房
A. 後眼房 B. 前眼房
(解答) A. 後眼房 B. 前眼房
毛様体上皮より分泌された眼房水は後眼房を満たした後、瞳孔より前眼房に流れ込みます。
眼房水は ( ) で吸収される
強膜静脈洞
硬膜静脈洞
(解答) 強膜静脈洞
眼房水は角膜と強膜の境界部にある強膜静脈洞 (シュレム管) で吸収されます。
毛様体上皮で眼房水が産生 → 後眼房 → 瞳孔 → 前眼房 → 強膜静脈洞で吸収
解剖で液体が流れるところは、矢印で結んで整理して覚えてください。
眼房水の排出が妨げられると眼圧が高まり、 ( ) となる
緑内障
白内障
(解答) 緑内障
「眼圧が高い」というのは、「眼房水の圧」が高くなっているということです。眼圧が高くなる状態を緑内障といいます。
【水晶体・硝子体】
毛様体により厚さが調節され、レンズの役割を果たすものを ( ) という
硝子体
水晶体
(解答) 水晶体
毛様体により厚さが調節され、レンズの役割を果たすものを水晶体といいます。
加齢により水晶体が混濁すると ( ) となる
緑内障
白内障
(解答) 白内障
加齢により水晶体が混濁すると、白内障となります。
水晶体と網膜の間は ( ) で満たされる
眼房水
硝子体
(解答) 硝子体
水晶体と網膜の間は硝子体で満たされます。硝子体は無色透明なゼリー状の物質で、眼球の内圧を保って一定の形を与えています。
【眼球の付属器】
眼球の前面をおおう皮膚のヒダを ( ) という
眼瞼
結膜
(解答) 眼瞼
眼球の前面をおおう皮膚のヒダを眼瞼といいます。いわゆる「まぶた」で、上眼瞼と下眼瞼の上下2枚からなり、眼球を保護しています。
眼瞼の内面で血管と神経に富む部分を ( ) という
眼瞼結膜
脈絡膜
(解答) 眼瞼結膜
眼瞼の内面で血管と神経に富む部分を眼瞼結膜といいます。
眼瞼結膜は結膜円蓋で折れ返り ( ) に移行する
脈絡膜
眼球結膜
(解答) 眼球結膜
眼瞼結膜は結膜円蓋で折れ返り眼球結膜に移行します。結膜とは「結ぶ膜」。眼瞼と眼球を結ぶ膜です。
眼瞼の内部の瞼板には ( 腺) と呼ばれる脂腺が並ぶ
涙腺
マイボーム腺
(解答) マイボーム腺
眼瞼の内部の瞼板にはマイボーム腺 (瞼板腺) と呼ばれる脂腺が並んでいます。マイボーム腺の分泌する脂質が涙の表面に薄い油膜をつくり、涙の蒸発を防ぎます。
眼瞼を開く筋肉は (A. ) といい、 (B. ) 支配である
A. 眼輪筋 B. 顔面神経
A. 上眼瞼挙筋 B. 動眼神経
(解答) A. 上眼瞼挙筋 B. 動眼神経
眼瞼を開く筋肉は上眼瞼挙筋といい、動眼神経支配です。
眼瞼を閉じる筋肉は (A. ) といい、 (B. ) 支配である
A. 眼輪筋 B. 顔面神経
A. 上眼瞼挙筋 B. 動眼神経
(解答) A. 眼輪筋 B. 顔面神経
眼瞼を閉じる筋肉は眼輪筋といい、顔面神経支配です(表情筋のひとつ)。
涙腺は眼球の ( 側) にある
上外側
上内側
下外側
下内側
(解答) 上外側
涙腺は眼球の上外側にある小指頭大の漿液腺で、上結膜円蓋の外側部に開口します。
涙は ( 眼角) に位置する上下の涙点から、涙小管に吸収され、涙嚢、鼻涙管と流れる
内眼角
外眼角
(解答) 内眼角
涙は内眼角に位置する上下の涙点から、涙小管に吸収され、涙嚢、鼻涙管と流れます。
鼻涙管は ( 鼻道) に開く
上鼻道
中鼻道
下鼻道
(解答) 下鼻道
鼻涙管は下鼻道に開きます。
【眼筋】
上直筋・下直筋・内側直筋・外側直筋の直筋群と上斜筋は、眼窩の後端で視神経を取りまく ( ) から起こり、眼球の前半部の強膜に付着する
滑車
総腱輪
(解答) 総腱輪
上直筋・下直筋・内側直筋・外側直筋の直筋群と上斜筋は、眼窩の後端で視神経を取りまく総腱輪から起こり、眼球の前半部の強膜に付着します。
下斜筋のみ、総腱輪から起始せず、眼窩の内側前方より起こります。
( 筋) は滑車で方向を転換した後、眼球に付着する
上斜筋
上直筋
下斜筋
下直筋
(解答) 上斜筋
上斜筋は滑車で方向を転換した後、眼球に付着します。
上斜筋は滑車付き。だから滑車神経支配。
外眼筋群のうち、滑車神経は (A. ) 、外転神経は (B. ) 、それ以外は動眼神経支配である
A. 外側直筋 B. 上斜筋
A. 上斜筋 B. 外側直筋
(解答) A. 上斜筋 B. 外側直筋
外眼筋群のうち、滑車神経は上斜筋、外転神経は外側直筋 、それ以外は動眼神経支配である。
- 【一問一答】9. 感覚器系
- 9.1.1 感覚器系 – 視覚器 (1) 眼球壁の構造
- 9.1.2 感覚器系 – 視覚器 (2) 眼球の内部、付属器
- 9.2.1 感覚器系 – 平衡聴覚器 (1) 外耳・中耳
- 9.2.2 感覚器系 – 平衡聴覚器 (2) 内耳
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これらは臓器の機能を調節する「遠心性」の自律神経ですが、これ以外に「求心性」の自律神経があります。これを内臓求心性神経といい、実は遠心性線維より遥かに多い数があることが知られています。内臓からの求心性神経は常に脳や脊髄に内臓の情報を伝えています。文字通りこころと身体は繋がっています。内臓の調子が悪ければ、イマイチやる気も起きないのは、無理をしないようにという内臓求心性神経からのメッセージかもしれません。
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