【一問一答】8.2.4 神経系 – 小脳

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【一問一答】8.2.4 神経系 – 小脳

【小脳】

小脳は感覚情報と運動指令を統合し (   ) を調節する

運動
情動

(解答) 運動
脳は感覚情報と運動指令を統合し運動を調節する働きがあります。

小脳の機能として、協調運動の調節、身体の平衡保持、熟練した運動の記憶がある


×

(解答) ○
小脳の機能
・協調運動の調節
・身体の平衡保持
・熟練した運動の記憶
この3つを覚えておけば、小脳の機能を端的にあますところなく理解できると思います。

小脳は橋、延髄の後面にあり、 (   脳室) を覆う

側脳室
第三脳室
第四脳室

(解答) 第四脳室
小脳は橋、延髄の後面にあり、第四脳室を覆います。脳幹より小脳を切り離すと第四脳室底は菱形窩として見られます。

小脳は左右の (A.   ) と正中部の (B.   ) からなる

A. 小脳半球 B. 虫部
A. 虫部   B. 小脳半球

(解答) A. 小脳半球 B. 虫部
小脳は左右の小脳半球と、正中部の虫部からなります。

小脳は上・中・下3対の (   ) で、中脳・橋・延髄と連結している

小脳テント
小脳脚

(解答) 小脳脚
小脳は上・中・下3対の小脳脚で、中脳・橋・延髄と連結しています。


【3つの小脳脚】

  • 上小脳脚(小脳→中脳): 歯状核より視床の腹外側核 (VL核) に投射する小脳核視床路、 中位核 (球状核と栓状核) より赤核に投射する小脳核赤核路など
  • 中小脳脚(橋→小脳) : 橋核より起こる橋小脳路
  • 下小脳脚(延髄→小脳): 後脊髄小脳路、 オリーブ小脳路、楔状束核小脳路など

 

小脳皮質は (A.   質) で、小脳髄質は (B.   質) でできる

A. 白質  B. 灰白質
A. 灰白質 B. 白質

(解答) A. 灰白質 B. 白質
小脳皮質灰白質で、小脳髄質白質でできます。(大脳と同様)

小脳髄質には (   核) などの小脳核が含まれる

赤核
歯状核
後索核

(解答) 歯状核
小脳髄質には歯状核などの小脳核が含まれます。
小脳核には歯状核・栓状核・球状核・室頂核の4種が知られていますが、まずは歯状核が小脳核のひとつだということを抑えましょう。


【参考:小脳核の分類】

名称 特徴
室頂核
(内側核)
小脳虫部と結合
(発生的に一番古い)
球状核
(後中位核)
小脳半球の虫部傍部と結合
(室頂核についで古い)
栓状核
(前中位核)
歯状核
(外側核)
小脳半球の外側部と結合
(発生的に一番新しい)

【小脳の組織構造】

苔状線維や登上線維は (  力線維) である

小脳への入力線維
小脳からの出力線維

(解答) 小脳への入力線維
苔状線維登上線維は小脳への入力線維です。


登上線維:オリーブ核からの情報が入力する(オリーブ小脳路の終末部)。誤った運動が行われたときに、その誤差を知らせる情報として小脳に伝える。
苔状線維:前庭や脊髄、橋からの情報が入力する。前庭感覚や深部感覚と遂行している運動指令を小脳に伝える。

プルキンエ細胞は (   ) の神経細胞である

小脳
大脳

(解答) 小脳
プルキンエ細胞小脳の神経細胞です。心臓の刺激伝導系を構成するプルキンエ線維と混同しないように注意してください。

小脳皮質からの出力細胞は (   細胞) である

顆粒細胞
星状細胞
プルキンエ細胞

(解答) プルキンエ細胞
まずは、プルキンエ細胞は小脳に存在する神経細胞であると覚えたら、次はプルキンエ細胞は小脳皮質からの唯一の出力細胞であることを抑えてください。すると苔状線維や登上線維は小脳への入力であることもわかります。

【小脳障害】

小脳障害で起こる歩行障害を (   歩行) という

トレンデレンブルグ歩行
失調性歩行
小刻み歩行

(解答) 失調性歩行
小脳障害で起こる歩行障害を失調性歩行といいます。
失調性歩行はよっぱらいの様な歩き方です。お酒を飲みすぎるとアルコールにより小脳が麻痺することで、よっぱらいの歩き方となります。


障害による症状は、解剖学の問題ではないですが、小脳関連の問題では小脳疾患が多く出題されます。よって代表的な症状は、臨床科目を学ぶ前より知っておくと良いと思います。疾患や症状を理解することにより、小脳の働きもより理解できます。

小脳障害で起こる振戦を (   振戦) という

静止時振戦
企図振戦
羽ばたき振戦

(解答) 企図振戦
小脳障害で起こる振戦を企図振戦 (意図振戦) といいます。安静時にはほとんど生じませんが、何か目的の物に指をさす等の動きのときに、震えが大きくなります。例えば、人さし指を自分の鼻に持っていこうとしたときに、鼻に近づくと震えが大きくなり、上手に鼻を触ることができなくなります。(指鼻試験


静止時振戦:パーキンソン病で見られます。安静時に出現するので安静時振戦とも呼ばれます。薬を丸めるような動きが特徴で「丸薬まるめ様運動」と表現されます。
羽ばたき振戦:ウィルソン病 (肝レンズ核変性症) や肝性脳症などで見られます。上肢を伸ばしたまま水平に挙上させ、保持しようとすると、振戦が著明となり、激しく上下し、ちょうど鳥が羽ばたいて見える状態をいいます。

小脳障害によるふらつきでは、ロンベルグ徴候 (  性) である

陽性
陰性

(解答) 陰性
ロンベルグ徴候は立位の動揺が小脳性か脊髄性かを鑑別する検査です。
ロンベルグ徴候陽性:脊髄性のふらつき
ロンベルグ徴候陰性:小脳性のふらつき

 

【ロンベルグ徴候】

1 患者の両足を揃えて立たせる。
2 まずは開眼状態で動揺をみる。
3 次に閉眼させて動揺をみる。

  • 開眼時、閉眼時ともに動揺が認められる場合は小脳の障害が疑われる。
    (ロンベルグ徴候陰性)
  • 開眼時では動揺があまりなく、閉眼すると動揺が激しくなる場合は脊髄後索や後根障害が疑われる。
    (ロンベルグ徴候陽性)

脊髄の障害などで位置覚(深部感覚)の低下による運動失調がある場合は、視覚が姿勢を補正している。このため、開眼状態では良好な姿勢が保てるが、閉眼するとバランスが崩れる。小脳性の動揺の場合、視覚の有無に関係なく動揺が認められる。

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