【一問一答】8.2.3 神経系 – 中脳

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【一問一答】8.2.3 神経系 – 中脳

【中脳】

中脳は大脳脚と中脳被蓋の2つの部位よりなる


×

(解答) ×
中脳大脳脚中脳被蓋中脳蓋3つの部位よりなります。

大脳脚は中脳の (  側) に突出してみられ、錐体路などの伝導路が通過する

腹側
背側

(解答) 腹側
大脳脚は中脳の腹側に突出してみられ、錐体路が通過します。


大脳脚は錐体路 (皮質脊髄路) の他に、皮質橋核路が下行します。皮質橋核路は橋底部に散在する橋核でニューロンを乗り換え、小脳に行きます。錐体路の運動指令のコピーとして小脳に運動情報を伝える役割があります。

大脳脚は (  質) でできる

灰白質
白質

(解答) 白質
大脳脚は錐体路などの伝導路の束が走行する部位です。神経線維の集まりであるので白質です。


中枢神経の部位でどこが灰白質でどこが白質なのかは、シンプルな問題ですが、きちんと理解していないと答えに迷います。錐体路は中心前回の巨大錐体細胞から始まり、脊髄前角にて運動ニューロンに接続するまで1つのニューロンの軸索の通り道です。つまり錐体路の走行途中のルートは全て白質ということになります。
一方、感覚性の伝導路である脊髄視床路や後索内側毛帯路は3つのニューロンからなるので、ニューロンを乗り換える部分は灰白質となります。視床はまるごと灰白質の塊です。

中脳水道より背側を (   ) という

中脳被蓋
中脳蓋

(解答) 中脳蓋
中脳水道より背側を中脳蓋といいます。

左右の上丘と下丘を合わせて四丘体といい、 (   ) の別名である

大脳脚
中脳被蓋
中脳蓋

(解答) 中脳蓋
左右の上丘下丘を合わせて四丘体といいます。中脳を後ろから4つの膨らみで蓋をしている様に見えるので、中脳蓋といいます。
中脳蓋=四丘体=左右の上丘+下丘

上丘は (   性) の運動反射中枢として働く

視覚性
聴覚性

(解答) 視覚性
上丘視覚性の運動反射中枢として働きます。(移動する目標を追いかけるなど)
視覚に関与する中脳蓋の部分であるので、視蓋とも言われます。

末梢に返すことから、原則的には小脳や大脳と同様に統合中枢に属するものと考えられます。構造も7層の層構造をなしていています。大脳皮質がないか、あるいは発育が微弱な下等動物では上丘が視覚に係わる運動の中心をなしますが、サルやヒトなどでは、上丘は直接にものを見る機能は失われ、反射路の中間中枢として働きます。このように動物が高等になるにつれて、一定の機能が脳の前端部に向かって移譲される傾向を、脳機能前端移動の法則と呼びます。【分担解剖学 2 p.254】

上丘は視覚伝導路の中継点である


×

(解答) ×
上丘は視覚性運動反射中枢ですが、視覚伝導路には組み入れられていません。網膜からの視覚情報の一部のみが上丘へと入力します。


【視覚伝導路】
網膜 (神経節細胞) → 視神経 → 視交叉 → 視索 → 視床 外側膝状体 → 視放線 → 一次視覚野

下丘は (   性) の運動反射中枢として働く

視覚性
聴覚性

(解答) 聴覚性
下丘聴覚性の運動反射中枢として働きます。(突然の音に反射的にその方向に頭や眼を向けるなど)

下丘は聴覚伝導路の中継点である


×

(解答) ○
上丘は視覚伝導路には含まれませんが、下丘は聴覚性反射中枢であるのとともに、聴覚伝導路の中継核にもなっています。


【聴覚伝導路】
蝸牛 コルチ器 → 蝸牛神経 → 蝸牛神経核 → 外側毛帯 → 下丘 → 内側膝状体 → 聴放線 → 視覚野

赤核や黒質、脳神経核などが含まれる部位は (   ) である

大脳脚
中脳被蓋
中脳蓋

(解答) 中脳被蓋
腹側の大脳脚と背側の中脳蓋に挟まれる部位を中脳被蓋といいます。中脳被蓋には脳神経核や赤核黒質などが含まれます。


【中脳の3つ部位のイメージ】
中脳の手前に見られる大脳脚は、大脳の足のように見えるから。
上丘・下丘は4つのふくらみで中脳を後ろから蓋をしているので、四丘体=中脳蓋。
蓋に覆われた部分であるから、中脳被蓋

赤核はオリーブ核や小脳と線維連絡をもち、 (   の調節) に関わる

運動の調節
自律神経の調節

(解答) 運動の調節
赤核はオリーブ核や小脳と線維連絡をもち、運動の調節に関わります

黒質は線条体と連絡をもち、 (   の調節) に関わる

運動の調節
自律神経の調節

(解答) 運動の調節
黒質は線条体と連絡をもち、運動の調節に関わります

黒質の神経細胞は神経伝達物質として (   ) を用いる

アセチルコリン
ノルアドレナリン
ドーパミン

(解答) ドーパミン
黒質の神経細胞は神経伝達物質としてドーパミンを用います。

黒質の障害により (   病) が起きる

アルツハイマー病
パーキンソン病
ハンチントン舞踏病

(解答) パーキンソン病
黒質ドーパミン作動性神経細胞の変性や脱落によって、神経終末のある線条体でドーパミン不足となりパーキンソン病が発症します。ヘミバリスムやハンチントン病、ジストニアなどは運動亢進性の基底核変性疾患であるのに対し、パーキンソン病は運動減少性の基底核変性疾患であることに注意が必要です。


【パーキンソン病の主な症状】

  1. 無動・寡動:運動開始ができない。できても大きさ、速度が十分でない。
    – 仮面様顔貌(表情筋の無動)
    –動作緩慢(動きが遅い)
    –すくみ足(歩き初めに一歩が出ない)
  2. 振戦:安静時にみられる手足の震え
    –静止時振戦
  3. 固縮:屈筋、伸筋双方の筋緊張の亢進
    –鉛管様現象(鉛管を曲げるような抵抗感)
    –歯車様固縮(カクンカクンとした抵抗感)
  4. 姿勢・歩行の異常:
    –前傾で四肢を屈曲した姿勢
    –小刻み歩行(筋を大きく動かせない)
    –突進歩行(動き出すとすぐに停められない)

 

中脳から出る脳神経の番号は (   ) である

I
II
III〜IV
V〜VIII
IX〜XII

(解答) III〜IV
中脳から出る脳神経はIIIとIVです。動眼神経 (III)、滑車神経 (IV)。
橋からはV〜VIII、延髄からはIX〜XIIが出入りします。


脳神経の番号と名前はなるべく早く一致させてください。まずはゴロなどを使ってでもI〜XIIまで言えるようになること。そして、過去問などを解くときに脳神経の名前がでてきたときに、ローマン数字をふる習慣を付けると、自然に名前と番号が一致します。まだ曖昧なうちは、是非実行してください。(動眼神経と見たら横に (III) 追記する)
番号が覚えられたら、副交感を含む脳神経はミナトクとか、上眼窩裂を通るのはIII,IV,V1,VI(サン・シ・ゴノイチ・ロク)など番号でくくって効率良く覚えられるようになります。

対光反射中枢と姿勢反射中枢は (   ) にある

中脳

延髄

(解答) 中脳
対光反射中枢と姿勢反射中枢は中脳にあります。

延髄 循環中枢
呼吸中枢
嘔吐中枢
嚥下中枢
唾液分泌中枢
排尿中枢
中脳 対光反射中枢
姿勢反射中枢
視床下部 体温調節中枢
摂食中枢
血糖調節中枢
飲水中枢
概日リズム
本能および情動行動

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