【一問一答】8.2.1 神経系 – 脊髄

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【一問一答】8.2.1 神経系 – 脊髄

【脊髄の外観】

脊髄の下端は (   ) の高さである

第1~2腰推
第4〜5腰椎
第2〜3仙椎

(解答) 第1~2腰推
脊髄は長さが約40cm、太さが1cm前後の円柱形で、脊柱管の中に収まっています。脊髄下端は円錐状に細くなり (脊髄円錐)、第1〜2腰椎の高さに終わります。

脊髄円錐より下部は馬の尻尾のように見えるので馬尾神経といい、脊柱管内部なので中枢神経の一部である


×

(解答) ×
脊髄円錐より下部は馬の尻尾のように見えるので馬尾神経といいます。これは脊柱管内部ですが末梢神経です。


脊髄の長さが脊柱管に比べて短いのは、脊髄の成長が脊柱の成長よりも早くに終わってしまうからです。

頸神経は (   対) ある

5対
7対
8対

(解答) 8対
頸神経8対あります。頸神経は環椎(C1)と後頭骨の間より第1頸神経がでて、以後各椎骨の下から順次、脊髄神経がでてきます。よって頸神経のみ頸椎の数+1あります。胸神経、腰神経、仙骨神経は椎骨の数と等しいです。

脊髄神経 対の数
頸神経 8対
胸神経 12対
腰神経 5対
仙骨神経 5対
尾骨神経 1対
合計 31対

※ 仙骨孔が4対なので、仙骨神経も4対と勘違いしやすいですが、仙骨と尾骨の間からS5が出てきますので、5対です。

脊髄には膨大部が (   ヶ所) ある

2ヶ所
3ヶ所
4ヶ所

(解答) 2ヶ所
脊髄には頚膨大腰膨大2ヶ所の膨大部があります。これは上肢と下肢の支配のため、神経細胞も多く必要なので膨らみをなしています。

【脊髄の内部構造】

脊髄の横断面は外側が (A.   ) で、内側が (B.   ) でできる

A. 灰白質 B. 白質
A. 白質  B. 灰白質

(解答) A. 白質  B. 灰白質
脊髄の横断面は外側白質で、内側灰白質でできています。

脊髄の正中部の前面には (A.   )、後面には (B.   ) がみられる

A. 前正中溝 B. 後正中裂
A. 前正中裂 B. 後正中溝

(解答) A. 前正中裂 B. 後正中溝
脊髄の正中部の前面には前正中裂、後面には後正中溝がみられます。
(ズボンのチャックが開いちゃっていたイメージでしょうか。)

脊髄のH字形をした灰白質の前方への突出部を (   ) という

前索
前角
前根

(解答) 前角
脊髄で「」という名前の部分は灰白質の部分です。(前角と後角、胸髄には側角もあります)
」は白質の部分です。(前索、側索、後索)
」は脊髄神経の根部でベル・マジャンディーの法則が当てはまる部位です。(前根を通る神経線維は全て遠心性、後根を通る神経線維は全て求心性)

前角には (   神経細胞) が集まる

運動神経細胞
感覚神経細胞

(解答) 運動神経細胞
前角には運動神経細胞が集まります。前角に存在するので前角細胞、最も太いAα線維でできたニューロンなのでα運動ニューロンとも言われます。呼び方が異なりますが同じ細胞です。

後角には (   神経細胞) が集まる

運動神経細胞
感覚神経細胞

(解答) 感覚神経細胞
後角には後根より脊髄に入ってくる感覚性の神経線維を受ける感覚神経細胞が集まっています。(外側脊髄視床路と前脊髄視床路の2次ニューロン)

前角と後角の間を中間質といい、胸髄では外方に突出し (   ) をつくる

側索
側角

(解答) 側角
前角と後角の間を中間質といい、胸髄では外方に突出し側角をつくります。

胸髄から腰髄(T1〜L2/L3)にみられる側角からは (   ) が起始する

交感神経節前ニューロン
交感神経節後ニューロン
副交感神経節前ニューロン
副交感神経節後ニューロン

(解答) 交感神経節前ニューロン
胸腰髄(T1〜L2/L3)にみられる側角からは交感神経が起始します。


自律神経(交感神経・副交感神経) は節前ニューロンと節後ニューロンの2つのニューロンからなります。脳幹や脊髄から始まるのは節前ニューロン、自律神経節で節後ニューロンに乗り換えて効果器へと行きます。

仙髄の中間質 (S2〜S4) からは (   ) が起始する

交感神経節前ニューロン
交感神経節後ニューロン
副交感神経節前ニューロン
副交感神経節後ニューロン

(解答) 副交感神経節前ニューロン
仙髄の中間質 (S2〜S4) からは副交感神経節前ニューロンが起始します。

副交感神経は脳幹(III, VII, IX, X)と仙髄 (S2〜S4)から出ます。仙髄からでる副交感神経は骨盤神経 (骨盤内臓神経) となります。

※ 「側角」について
前角と後角の間を中間質といい、胸腰髄では外方に突出するのでここを特に側角と呼び、仙髄の副交感神経が起始する部位は外方に突出しないので側角とは呼ばないのが本来ですが、現在は「胸髄の側角:交感神経」「仙髄の側角:副交感神経」というように考える傾向にあります。

脊髄の白質は (  つ) に区分される

2つ
3つ
4つ

(解答) 3つ
脊髄の白質は3つに区分されます。前索、側索、後索です。

脊髄灰白質の中央にみられる (   ) は神経管の名残で第4脳室に連絡する

中心管
中心乳糜腔

(解答) 中心管
脊髄灰白質の中央にみられる中心管は神経管の名残で第4脳室に連絡します。


中心管は脳室ではありませんが、機能的に脳室系に属します。

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