【一問一答】6.2.4 生殖器系 – 女性生殖器 (4) 性周期とホルモン

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2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
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【一問一答】6.2.4 生殖器系 – 女性生殖器 (4) 性周期とホルモン

【性周期】

性周期には卵巣の様子をみた卵巣周期と (   ) の様子をみた月経周期がある

卵管
子宮

(解答) 子宮
女性生殖器には約28日ごとの周期的な変化がみられます。これを性周期といい、卵巣の様子をみた卵巣周期と、子宮内膜の様子をみた月経周期があります。

性周期 (月経周期) では (   ) を第1日として数える

排卵日
月経の最初の日

(解答) 月経の最初の日
性周期 (月経周期) では月経の最初の日第1日として数えます。

【卵巣周期】

卵巣周期は (   ・   ・   ) よりなる

卵胞期・排卵・黄体期
月経期・増殖期・分泌期

(解答) 卵胞期・排卵・黄体期
卵巣周期卵胞期排卵黄体期よりなります。

卵胞期は (   頃) をいう

1〜14日目頃
14日目頃
14〜28日目頃

(解答) 1〜14日目頃
卵胞期1〜14日目頃をいいます。

卵胞期前期に下垂体前葉の (   ) 分泌が増すにつれて、卵巣で数個の卵胞が成熟しはじめる

GnRH
FSH
LH

(解答) FSH
卵胞期前期に下垂体前葉のFSH (卵胞刺激ホルモン) 分泌が増すにつれて、卵巣で数個の卵胞が成熟しはじめます。


GnRH (性腺刺激ホルモン放出ホルモン):視床下部
FSH (卵胞刺激ホルモン):下垂体前葉
LH (黄体形成ホルモン):下垂体前葉

第5〜6日頃に、数個の成熟しはじめた卵胞のうち、一番大きく育った1個の卵胞のみが成長を続け、後の卵胞は退縮していく。この退縮過程にある卵胞を (   ) という

白体
閉鎖卵胞

(解答) 閉鎖卵胞
第5〜6日頃に、数個の成熟しはじめた卵胞のうち、一番大きく育った1個の卵胞 (主席卵胞) のみが成長を続け、後の卵胞は退縮していきます。これを卵胞閉鎖といい、この退縮過程にある卵胞を閉鎖卵胞といいます。


※ 白体は黄体が退縮したものをいいます。

卵胞の発育とともに卵胞から分泌されるエストロゲンが増加し、これにより子宮内膜では (   ) が始まる

子宮腺の分泌促進
子宮内膜機能層の増殖

(解答) 子宮内膜機能層の増殖
胞の発育とともに卵胞から分泌されるエストロゲンが増加し、これにより子宮内膜では子宮内膜機能層の増殖が始まります。これを月経周期で増殖期といいます。

主席卵胞はさらに成長を続け、やがて (   卵胞) となる

二次卵胞
グラーフ卵胞

(解答) グラーフ卵胞
主席卵胞はさらに成長を続け、やがてグラーフ卵胞 (成熟卵胞) となります。グラーフ卵胞は直径2cmにも達します。エストロゲンの産生能力が非常に高いです。

排卵が近くなると、やがて下垂体前葉より (   ) の大量放出が起こり、その結果、排卵が起こる

LH
FSH

(解答) LH
排卵が近くなると、やがて下垂体前葉よりLHの大量放出 (LHサージ) が起こります。LHサージの約36時間後に排卵が起こります。一般的に月経周期の14日目頃で、これを卵胞周期の排卵期といいます。


※ 卵胞が成長してくるに従い、血中エストロゲン濃度が増加していきます。始めのうち(11日頃まで) はこの増加してくる血中エストロゲンによる負のフィードバックが働き、視床下部からのGnRHの分泌に抑制がかけられます。結果として下垂体前葉からのFSHの分泌も卵胞期中期〜後期にかけては低下していきますが、主席卵胞は自ら分泌したエストロゲンによる作用でFSH受容体の数を増やしているので、低濃度のFSHでも成長を続けることができます。
エストロゲンによる負のフィードバックで視床下部から抑えられているGnRH分泌ですが、生産が抑えられているというより、放出が抑えられているというイメージです。よって視床下部の内部ではGnRHを放出する余力がだんだん貯まってきます。
主席卵胞が成長を続けグラーフ卵胞となると、エストロゲン分泌能力が格段に高まり、血中エストロゲン濃度が高くなります。この血中エストロゲン高濃度の状態が一定期間続くことにより、視床下部で抑えられていたGnRHの抑制がいっきに外れ、一過性のGnRHの大量放出が起きます。これが下垂体前葉に作用します。下垂体前葉では主席卵胞の分泌するインヒビンによりFSHの分泌に抑制がかけられているので、LH優位の大量放出が起こります。これがLHサージの仕組みです。
この高濃度エストロゲンによるGnRH大量放出の調節機構を「正のフィードバック」といいます。負のフィードバックはある分泌物の濃度を一定に保つ働きがあります。一方、正のフィードバックはある分泌物の濃度を一過性に高める働きがあります。

LHの作用で排卵後の卵胞より (   ) が形成される

赤体
黄体
白体

(解答) 黄体
LHの作用で、排卵後の卵胞より黄体が形成され、黄体期にはいります。黄体期は月経周期の14〜28日目頃までをいいます。


赤体:排卵直後の卵胞はわずかな出血により赤く見え、これを赤体という
黄体:LHの作用により卵胞が変化し、プロゲステロンを産生するようになったもの
白体:妊娠しない場合に、黄体が退化したもの

プロゲステロンの作用により子宮内膜では (   ) が始まる

子宮腺の分泌促進
子宮内膜機能層の増殖

(解答) 子宮腺の分泌促進
プロゲステロンの作用により子宮内膜では子宮腺の分泌促進が始まります。これにより月経周期は分泌期となります。

【月経周期】

月経周期は (   ・   ・   ) よりなる

卵胞期・排卵・黄体期
月経期・増殖期・分泌期

(解答) 月経期・増殖期・分泌期
月経周期月経期増殖期分泌期よりなります。

子宮内膜の脱落によって膣から出血が起こる時期を (   ) という

月経期
増殖期
分泌期

(解答) 月経期
子宮内膜の脱落によって膣から出血が起こる時期を月経期といいます。月経期は平均で約5日続き、出血量は個人差があるもののおよそ35mlほどです。

第5〜6日頃より、卵胞の分泌するエストロゲンの作用により (   期) となる

月経期
増殖期
分泌期

(解答) 増殖期
第5〜6日頃より、卵胞の分泌するエストロゲンの作用により増殖期となります。


性周期は卵巣周期と月経周期の2つがある上に、2つの性腺刺激ホルモンと2つの性ホルモンがからんでくるので、一見複雑に見えます。ここはまず「エストロゲン → 子宮内膜の増殖」、「プロゲステロン → 子宮腺の分泌促進」という2つの作用を覚えてしまうと理解が早くなります。
卵胞期に卵胞が育ってくる → エストロゲン濃度上昇=増殖期 → 排卵後、黄体が形成 → プロゲステロン濃度上昇=分泌期 というように、卵巣周期と月経周期が理解をもってつながるようになります。

排卵後、黄体の分泌するプロゲステロンの作用により (   期) となる

月経期
増殖期
分泌期

(解答) 分泌期
排卵後、黄体の分泌するプロゲステロンの作用により分泌期となります。「プロゲステロン → 子宮腺の分泌促進」だから分泌期です。

卵巣周期の卵胞期は月経周期の (   ) に相当する

月経期
増殖期
月経期と増殖期
分泌期

(解答) 月経期と増殖期
卵巣周期の卵胞期は月経周期の月経期と増殖期を合わせて時期に相当します。

卵巣周期の黄体期は月経期の (   ) に相当する

月経期
増殖期
月経期と増殖期
分泌期

(解答) 分泌期
卵巣周期の黄体期は月経周期の分泌期に相当します。


卵胞期=月経期+増殖期
黄体期=分泌期
※ 排卵は一瞬のことを言うので、月経周期で相当する時期はありません。増殖期から分泌期に切り替わりに相当します。

(   ) は視床下部の体温調節中枢に作用し、基礎体温を0.5度あげる

エストロゲン
プロゲステロン

(解答) プロゲステロン
プロゲステロンは視床下部の体温調節中枢に作用し、基礎体温を0.5度あげる作用があります。これにより高温期となります。(黄体期=分泌期=高温期)

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