問題演習

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【歯】
歯の歯槽に埋まる部分を (A. ) 、外部に露出している部分を (B. ) という。
A. 歯肉 B. 歯頸
A. 歯根 B. 歯冠
(解答) A. 歯根 B. 歯冠
歯の歯槽に埋まる部分を歯根、外部に露出している部分を歯冠といいます。
上顎骨の (A. ) と下顎骨の (B. ) は歯の植立に係わり、歯槽骨と呼ばれる
A. 歯槽突起 B. 歯槽部
A. 歯槽部 B. 歯槽突起
(解答) A. 歯槽突起 B. 歯槽部
上顎骨の歯槽突起と下顎骨の歯槽部は歯の植立に係わり、歯槽骨と呼ばれます。
歯の主体は ( 質) である
エナメル質
ゾウゲ質
セメント質
(解答) ゾウゲ質
歯の主体はゾウゲ質です。
歯冠部ではゾウゲ質を ( 質) が被う
エナメル質
セメント質
(解答) エナメル質
歯冠部ではゾウゲ質をエナメル質が被います
歯の組織で最も硬いのは ( ) である
ゾウゲ質
セメント質
エナメル質
(解答) エナメル質
エナメル質はあらゆる組織の中で最も硬く、そのほとんどがカルシウムを含む無機質からなります。
エナメル質はモース硬度計で6〜7の硬度を示します。歯の本体であるゾウゲ質はエナメル質よりやや柔らかくモース硬度計で5〜6の硬度を示します。赤井三千男(1990).『歯の解剖学入門』医歯薬出版, p10–11 http://amzn.to/2uSvr4l
歯根部ではゾウゲ質を ( 質) が被う
エナメル質
セメント質
(解答) セメント質
歯根部ではゾウゲ質をセメント質が被い、さらに歯根膜を介して歯を歯槽骨に結合しています。
歯の中心部の ( ) には、血管や神経が入る
歯髄腔
歯周ポケット
(解答)
ゾウゲ質の内側、すなわち歯の芯にあたる部分には歯髄腔という腔があり、歯髄という柔らかい結合組織で満たされ、歯根の先端に開く歯根管から血管や神経が入っています。
永久歯は上下左右それぞれで、切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯が(A. ・ ・ ・ 本)ずつある。よって、合計数は (B. 本) である
A. 2・1・2・3 B. 32本
A. 1・2・1・3 B. 28本
(解答) A. 2・1・2・3 B. 32本
永久歯は上下左右それぞれで、切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯が2・1・2・3本ずつある。よって、合計数は32本である。
乳歯は永久歯の ( ) に相当する歯がない
切歯
犬歯
小臼歯
大臼歯
(解答) 大臼歯
乳歯は永久歯の大臼歯に相当する歯がありません
乳歯には大臼歯に相当する歯がないので、上下左右それぞれで、切歯・犬歯・乳臼歯が(A. ・ ・ 本)ずつある。よって、合計数は (B. 本) である
A. 2・1・2 B. 20本
A. 1・2・3 B. 24本
(解答) A. 2・1・2 B. 20本
乳歯には大臼歯に相当する歯がないので、上下左右それぞれで、切歯・犬歯・乳臼歯が 2・1・2本 ずつある。よって、合計数は 20本 である
乳歯が生えそろう時期は ( ) である
6ヶ月〜1歳
2歳〜3歳
3〜4歳
(解答) 2歳〜3歳
乳歯は生後7ヶ月頃から次々と生えて、生後2~3年で20本が生えそろう。
【乳歯の萌出の順序と時期】【解剖学講義 p.573】
- 第1切歯:6〜8ヶ月
- 第2切歯:8〜10ヶ月
- 第1臼歯:12〜16ヶ月
- 犬歯:16〜20ヶ月
- 第2臼歯:20〜24ヶ月
典拠:伊藤 隆 (2012).『解剖学講義 改定3版』南山堂, P.573
【唾液腺】
耳下腺の開口部位は ( ) である
口腔前庭
舌下小丘
耳管咽頭口
(解答) 口腔前庭
耳下腺は上顎の第2大臼歯に面する頬粘膜を貫き口腔前庭に開きます。
顎下腺の開口部位は ( ) である
口腔前庭
舌下小丘
顎下三角
(解答) 舌下小丘
顎下腺と舌下腺は舌の下面にある乳頭状のふくらみ(舌下小丘)に開きます。
舌下腺の開口部位は ( ) である
口腔前庭
舌下小丘
梨状陥凹
(解答) 舌下小丘
顎下腺と舌下腺は開口部位、支配神経、腺の性状ともに共通しているので、別個に覚える必要はありまあせん。顎下腺と舌下腺は舌下小丘に開口します。舌下小丘は口腔底にあります。
耳下腺の分泌を促す副交感神経は ( 神経) である
顔面神経
舌咽神経
(解答) 舌咽神経
耳下腺の分泌を促す副交感神経は舌咽神経です
顎下腺の分泌を促す副交感神経は ( 神経) である
顔面神経
舌咽神経
(解答) 顔面神経
顎下腺と舌下腺の分泌を促す副交感神経は顔面神経です
舌下腺の分泌を促す副交感神経は ( 神経) である
顔面神経
舌咽神経
(解答) 顔面神経
顎下腺と舌下腺の分泌を促す副交感神経は顔面神経です。
大唾液腺は3つありますが、顎下腺と舌下腺は開口部位、支配神経、腺の性状ともに共通です。(顎下腺・舌下腺 vs 耳下腺)
耳下腺の性状は ( 腺) である
奨液腺
混合腺
粘液腺
(解答) 奨液腺
耳下腺はサラサラした唾液を分泌する漿液腺です。
顎下腺・舌下腺の性状は ( 腺) である
奨液腺
混合腺
粘液腺
(解答) 混合腺
顎下腺・舌下腺はともに混合腺で漿液分泌細胞と粘液分泌細胞が混在します。
大唾液腺に対する交感神経の作用は (唾液分泌の ) である
唾液分泌の促進
唾液分泌の抑制
(解答) 唾液分泌の促進
通常、交感神経と副交感神経は作用が逆である場合がほとんどで、これを拮抗支配といいます。しかし大唾液腺では交感神経と副交感神経はともに分泌促進であることに注意が必要です。自律神経の例外として生理学で問われることがあります。
【自律神経の例外】
・皮膚の汗腺、血管、立毛筋:交感神経単独支配 (二重支配でない)
・大唾液腺:交感神経、副交感神経ともに分泌促進 (二重支配だが拮抗支配でない)
・副腎髄質:交感神経節前線維による調節を受ける (通常、自律神経は節後線維が効果器に分布する)
・瞳孔括約筋:副交感神経 (III 動眼神経) 単独支配
・瞳孔散大筋:交感神経 単独支配
※ 虹彩は瞳孔括約筋と瞳孔散大筋を含むので二重支配。
耳下腺は茎乳突孔より出る ( 神経) に貫かれる
顔面神経
舌咽神経
(解答) 顔面神経
耳下腺 → 舌咽神経!と丸暗記している場合は、間違えてしまうかもしれません。
表情筋の運動を司る顔面神経の運動線維は茎乳突孔から出て、耳下腺を貫きながら枝分かれして表情筋に分布します。この線維は耳下腺を貫いて走行しているだけで、耳下腺の分泌にはなんら作用を及ぼしません。耳下腺の分泌を促すのは舌咽神経です。
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