【解剖学 国試演習】4-4 消化器系-食道

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

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2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
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(理作-2000-6)
問題4-d1 正しいのはどれか。

1.口蓋の後半部を硬口蓋という。軟口蓋

2.口唇、歯列および頬で囲まれた空間を口腔前庭という。

3.舌の主体は平滑筋である。横紋筋

4.咽頭は直接気管とつながる咽頭 – 喉頭 – 気管

5.食道は気管分岐点の背側で広くなる狭くなる(食道第2狭窄部位)

(解答 2)

(柔整-2001-12)
問題4-d2 食道について正しいのはどれか。

1.気管の前方にある。後方(気管-食道-脊柱の順)

2.生理的狭窄部位は2か所である。3ヶ所
(食道起始部 C6 , 気管分岐部 T5〜6 , 横隔膜貫通部 T10)

3.食道上部の筋層は横紋筋からなる。
(食道上部1/3まで横紋筋、それより下から平滑筋)

4.食道壁の粘膜層は単層円柱上皮で覆われている。重層扁平上皮
(口腔〜咽頭〜食道まで重層扁平上皮、胃〜小腸〜大腸まで単層円柱上皮、肛門は重層扁平上皮)

(解答 3)

(理作-2001-3)
問題4-d3 正しいのはどれか。

1.舌筋は平滑筋である。横紋筋

2.口峡は口腔と咽頭の境である。○ 

3.咽頭腔は口部と喉頭部からなる。鼻部と口部と喉頭部

4.食道は気管の前方を走行する。後方

5.食道粘膜は円柱上皮である。重層扁平上皮

(解答 2)

(柔整-2004-12)
問題4-d4 食道について正しいのはどれか。

1.舌骨の高さで咽頭から続く。第6頸椎(輪状軟骨の高さ)

2.胃の幽門へ続く。噴門

3.粘膜は内腔に向かって輪状ヒダをつくる輪状ヒダは小腸
(食道には数本の縦ヒダが見られる)

4.気管の後ろを下がる。○ 

(解答 4)

(あマ指-2005-16)
問題4-d5 食道について誤っている記述はどれか。

1.粘膜上皮は重層扁平上皮である。

2.上部の筋層は横紋筋である。

3.上部は気管の後方に位置する。

4.横隔膜の腱中心を貫く。(食道裂孔)

(解答 4)

腱中心にあいた孔は大静脈孔のみ。腱の部分なので伸び縮みしないから丸い孔の形を維持できます。
(だから、大静脈孔のみ「裂孔」ではなく、「孔」です)
一方、大動脈裂孔と食道裂孔は横隔膜の筋肉の部分に空いた孔です。伸び縮みする部位に空いた孔なので丸い孔とならず、裂け目となるので「裂孔」となります。

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(柔整-2010-42)
問題4-d6 重層扁平上皮が存在するのはどれか。

1.食道 ○ 重層扁平上皮

2.胃 単層円柱上皮

3.小腸 単層円柱上皮

4.結腸 単層円柱上皮

(解答 1)

消化管の構造は、ひとつひとつの部位を別々に勉強するのではなく、消化管全体を一続きの管として捉えて、構造が変化する部位を覚えます。すなわち

  • 粘膜上皮
    • 口腔〜咽頭〜食道:重層扁平上皮(摩擦や機械的刺激に強い)
    • 胃〜小腸〜大腸:単層円柱上皮(消化や吸収に向く)
    • 肛門:重層扁平上皮(摩擦や機械的刺激に強い)
  • 筋層
    • 口腔〜咽頭〜食道上部1/3:横紋筋
    • 食道中部〜胃〜小腸〜大腸〜内肛門括約筋:平滑筋
    • 外肛門括約筋:横紋筋

移行部だけ覚えれば、個別に上皮や筋層の種類を覚える必要はありません。全体をとおして構造の基本を理解して、特徴を付け加えて覚えます。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|「つむぐ」は換気性バツグン。完全予約制

    かずひろ先生は、神奈川県相模原市で「つむぐ指圧治療室」を開業しております。 受け手のひとつひとつの細胞、組織、器官、筋や皮膚。人体の構造を深く知り、そして「からだ」に敬意を払い真心をこめて施術させていただいております。

    身体は物ではありません。強く押せばいいのではありませんし、何処を押せばいいというわけでもありません。細胞や組織との対話に近い物であると私は考えています。常に勉強はかかさず、そして実際にクライアントさまに施術を行なう際には、直感を大切に。マインドフルに指圧をさせていただいております。

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