膝窩の上外側縁をなすのはどれか (2014年 あマ指 問題23)

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かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
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膝窩の上外側縁をなすのはどれか (2014年 あマ指 問題23)

膝窩の上外側縁をなすのはどれか。
1 × 半腱様筋:膝窩の上内側縁
半腱様筋は大腿二頭筋の内側にあり、坐骨結節から起こり、脛骨粗面内側につく。膝窩の上内側縁を構成する。大腿をのばすとともに膝関節をまげる。坐骨神経(脛骨神経)が支配する。

2 ○ 大腿二頭筋:膝窩の上外側縁
大腿二頭筋は長頭と短頭に分かれ、長頭は坐骨結節から、短頭は大腿骨後面の粗線から起こり、大腿後面を下方に向かって走り両頭合して膝窩の上外側縁を通り腓骨頭につく。大腿を後ろにのばし下腿を屈する。長頭は坐骨神経(脛骨神経)支配で、短頭は坐骨神経(総腓骨神経)支配である。

3 × 大内転筋
大内転筋は恥骨下枝、坐骨枝、坐骨結節より起こり、外下方に向かい、扇状に広がる。一部は腱となり下方に向かう。扇状の筋線維は大腿骨粗線全長に、腱部は内側上顆につく。閉鎖神経、坐骨神経の枝をうける。

4 × 腓腹筋:膝窩の下内側縁・下外側縁
下腿三頭筋は 浅在の2頭をもつ腓腹筋と深在のヒラメ筋よりなる。腓腹筋内側頭は大腿骨内側上顆より起こり膝窩の下内側縁を形成する。外側頭は外側上顆より起こり膝窩の下外側縁を形成する。ヒラメ筋は腓骨頭、腓骨、脛骨の上部後面より起こり、3頭合して踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起につく。足の底屈を行う。脛骨神経の枝をうける。


膝窩の上部を構成する筋肉(p.286 膝窩)

  • 大腿二頭筋
    • 大腿二頭筋長頭
      坐骨結節→腓骨頭/脛骨神経/股関節伸展・膝関節屈曲、外旋
    • 大腿二頭筋短頭
      粗線外側唇→腓骨頭/総腓骨神経/膝関節屈曲、外旋
  • 半腱様筋
    坐骨結節→脛骨粗面の内側(鵞足の形成)/脛骨神経/膝関節屈曲、内旋
  • 半膜様筋
    坐骨結節→脛骨内側顆の後部/脛骨神経/膝関節屈曲、内旋

膝窩の下部を構成する筋肉(p.286 膝窩)

  • 下腿三頭筋
    • 腓腹筋
      内側上顆(内側頭)・外側上顆(外側頭)→踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起に終わる/脛骨神経/足関節底屈・膝関節屈曲
    • ヒラメ筋
      腓骨頭, ヒラメ筋線→踵骨腱の内側縁→踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起に終わる/脛骨神経/足関節底屈

※ この問題には詳細解説もあります。触診法についても少し解説しているので、さらに理解を深めたい場合にどうぞ。

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