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つむぐ指圧治療室 相模大野

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動脈とその分布先との組合せで正しいのはどれか (2014年 あマ指 問題28)

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動脈とその分布先との組合せで正しいのはどれか (2014年 あマ指 問題28)

1 × 閉鎖動脈 ―― 大腰筋
腸腰動脈 ―― 大腰筋
腸腰動脈は仙腸関節の前方を上行し、腸腰筋などの後腹壁を栄養する。(p.48 内腸骨動脈 壁側枝:腸腰動脈)
閉鎖動脈は、閉鎖神経とともに閉鎖孔を通って大腿内側に至る。直ちに寛骨臼切痕に向かって、大腿骨頭靭帯に沿う大腿骨頭の動脈を出すほか、内転筋群に分布する筋枝を出す。(p.48 内腸骨動脈 下枝に向かう枝:閉鎖動脈)

2 ○ 上殿動脈 ―― 中殿筋
3 × 下殿動脈 ―― 小殿筋
上殿動脈は同神経による支配筋と同じく、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋に分布する。(浅枝は大殿筋上部にも分布する。)

4 × 大腿動脈 ―― 大殿筋
下殿動脈――大殿筋
下殿動脈は同神経による支配筋と同じく、大殿筋に分布する。


骨盤および下肢の動脈系の根幹は、左右の総腸骨動脈である。総腸骨動脈は内腸骨動脈と外腸骨動脈に分岐する。内腸骨動脈は主に骨盤内臓・骨盤壁・下肢の近位部への枝を出す。外腸骨動脈は下腹壁動脈を分枝した後、鼠径靱帯の下(血管裂孔)を通ってそのまま大腿動脈に移行し、下肢に至る。
内腸骨動脈の枝は以下の3種に分類される。

(1)臓側枝:臍・膀胱・子宮・直腸に分布する動脈

臍動脈は胎児循環で利用される血管で、臍を通って臍帯から胎盤へと胎児の血液を運ぶ。生後は臍動脈の大部分が臍動脈索に変化するのであるが、その近位部は走行途中(膀胱の上方)で分かれて上膀胱動脈としてそのまま残存する。そのほかにも下膀胱動脈があり、男性では前立腺などにも枝を出す。女性では子宮動脈があり、子宮体の側方にある子宮広間膜を通って側面から子宮と膣を栄養する。直腸の動脈としては中直腸動脈が出る(上直腸動脈は下腸間膜動脈の枝、下直腸動脈は内陰部動脈の枝)。

(2)壁側枝:腸腰動脈・内陰部動脈

腸腰動脈は、仙腸関節の前方を上行し、腸腰筋など後腹壁を栄養する。内陰部動脈は、大坐骨孔(梨状筋下孔)を出て骨盤の後面に出た後、直ちに小坐骨孔を通って骨盤底に至る。骨盤底では直腸下部(肛門)と外部生殖器(尿生殖の外口)を栄養する。

(3)下肢に向かう枝:閉鎖動脈・上殿動脈・下殿動脈

閉鎖動脈は、閉鎖神経とともに骨盤内の側壁を走り、閉鎖孔(閉鎖管)を通って大腿内側に至る。直ちに寛骨臼切痕に向かって、大腿骨頭靱帯に沿う大腿骨頭の動脈を出すほか、内転筋群に分布する筋枝を出す。上殿動脈は梨状筋上孔、下殿動脈は梨状筋下孔をそれぞれ出て、外寛骨筋群に分布する。(p.47 総腸骨動脈・内腸骨動脈とその枝)

※ この問題には詳細解説もあります。さらに理解を深めたい場合にどうぞ。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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