解剖学の徹底的な学習をサポートするため、各章の記事を一覧にまとめました。それぞれの記事には、イラストとともにわかりやすい解説が掲載されています。
目次
第1章 人体の構成
- 細胞の発見-ロバートフック:解剖学を学ぶ上で、まず知っておくべきなのが「細胞」の歴史です。
- 細胞の大きさ:人体を構成する細胞の大きさは、種類によって大きく異なります。
- 細胞の全体像:細胞は生命の基本単位です。
- 細胞の構造まとめ:細胞の各構造と機能を総まとめで解説します。
- 細胞膜:細胞膜は細胞の最も外側を覆う構造で、細胞の「門番」として物質の出入りを制御しています。
- 細胞膜を介する物質輸送:細胞は生きていくために、外部から栄養素を取り込み、老廃物を排出する必要があります。
- 単純拡散:細胞膜を通過する物質輸送のうち、最もシンプルな方法が「単純拡散」です。
- 促通拡散:グルコースやアミノ酸など、水溶性の重要な栄養素は脂質二重層を直接通過できません。
- イオンポンプ:細胞が正常に機能するためには、細胞内外のイオン濃度を適切に維持する必要があります。
- イオンチャネル:イオンチャネルは、細胞膜に存在するイオンの通り道です。
- 食作用:私たちの体には、細菌やウイルスなどの異物を排除する仕組みが備わっています。
- 小胞体:小胞体は細胞内でタンパク質の合成や脂質の代謝に関わる重要な細胞小器官です。
- 滑面小胞体:滑面小胞体は、リボソームを持たない小胞体で、その機能は存在する場所によって大きく異なります。
- リボソームのタンパク質合成:リボソームは「タンパク質の工場」として知られる細胞小器官です。
- ゴルジ装置:ゴルジ装置は、粗面小胞体で合成されたタンパク質を加工・修飾する「タンパク質の加工工場」です。
- 中心小体:中心小体は細胞分裂において重要な役割を果たす細胞小器官です。
- ミトコンドリア:ミトコンドリアは「細胞のエネルギー工場」として知られ、生命活動に必要なATP(エネルギー)を産生する重要な細胞小器官です。
- リソソームによる細胞内消化:リソソームは「細胞の掃除屋」として知られ、不要な物質や異物を分解する重要な細胞小器官です。
- 細胞骨格:細胞骨格は、細胞の形を保ち、運動や物質輸送を担う「細胞の骨組み」です。
- 細胞核:細胞核は、遺伝情報(DNA)が格納される「細胞の司令塔」です。
- 核の数について:多くの細胞は1個の核を持っていますが、実は複数の核を持つ細胞や、核を持たない細胞も存在します。
- 細胞周期:細胞は分裂を繰り返して増殖します。
- 細胞分裂期(M期):細胞周期のM期(分裂期)は、細胞が実際に分裂する段階です。
- 有糸分裂:有糸分裂は体細胞が増殖する際に行われる細胞分裂です。
- 体細胞分裂(有糸分裂)まとめ:体細胞分裂の全過程を総まとめします。
- 染色体の数:ヒトの染色体数は国家試験で必ず覚えておくべき基本知識です。
- 減数分裂:減数分裂は配偶子(卵子・精子)を形成する際に行われる特殊な細胞分裂です。
- 体細胞分裂(有糸分裂)と減数分裂-まとめ:体細胞分裂と減数分裂は、ともに細胞分裂ですが、目的も結果も大きく異なります。
- ダウン症(21トリソミー):ダウン症候群は最も頻度の高い染色体異常で、21番染色体が3本存在する「21トリソミー」が原因です。
- ターナー症候群:ターナー症候群は性染色体異常の代表的な疾患で、X染色体が1本しかない女性に見られます。
- クラインフェルター症候群:クラインフェルター症候群は、X染色体が1本多い男性に見られる性染色体異常です。
- ヌクレオチド:ヌクレオチドは核酸(DNAやRNA)を構成する基本単位です。
- 相補性とDNAの二重らせん:DNAの二重らせん構造と塩基の相補性は、遺伝情報の複製と伝達の基本原理です。
- DNA・染色質・染色体:遺伝に関する用語は混同しやすいため、それぞれの定義を明確に理解することが重要です。
- DNAの複製:細胞分裂の前には、遺伝情報を正確に伝えるためにDNAの複製が行われます。
- RNAの機能:RNAは遺伝情報の発現に不可欠な核酸です。
- 遺伝情報の転写(mRNAの合成):転写はDNAの遺伝情報をmRNAに写し取る過程です。
- 遺伝暗号・コドン・アンチコドン:mRNA上の遺伝暗号(コドン)がどのようにアミノ酸に翻訳されるかを理解することは、タンパク質合成の理解に不可欠です。
- 遺伝子発現:遺伝子発現とは、遺伝子の情報がタンパク質として発現する過程です。
- 細胞・組織・器官・器官系:人体はどのように構成されているのでしょうか?小さな細胞から始まり、組織、器官、器官系へと階層的に組み立てられています。
- 4つの組織:人体はどの部位を見ても、必ず4つの組織のいずれかに分類されます。
- 4つの組織-全身の図:4つの基本組織(上皮組織・結合組織・筋組織・神経組織)は、全身のあらゆる部位に分布しています。
- 上皮組織と結合組織:上皮組織と結合組織は、4つの基本組織の中でも特に国家試験で頻出のテーマです。
- 上皮組織の形態別分類:上皮組織は形態によって様々な種類に分類されます。
- 上皮組織の器官系別分類:上皮組織を器官系別に整理すると、効率よく覚えることができます。
- 上皮組織の機能別分類:上皮組織は形態だけでなく、機能によっても分類されます。
- 単層扁平上皮の特徴:単層扁平上皮は、薄い扁平な細胞が1層に並んだ上皮です。
- 単層立方上皮の特徴:単層立方上皮は、サイコロ型の立方形細胞が1層に並んだ上皮です。
- 単層円柱上皮の特徴:単層円柱上皮は、細長い円柱状の細胞が1層に並んだ上皮です。
- 重層扁平上皮の特徴:重層扁平上皮は、扁平な細胞が何層にも重なった上皮で、摩擦や機械的刺激に強い構造を持っています。
- 多列線毛上皮:多列線毛上皮は気道の粘膜を覆う特殊な上皮です。
- 多列線毛上皮の特徴:多列線毛上皮は気道に特有の上皮組織で、粘液と線毛による異物排出機能を持っています。
- 多列上皮の杯細胞:多列線毛上皮は線毛細胞と杯細胞から構成されています。
- 杯細胞:杯細胞は粘液を分泌する単細胞腺の代表例です。
- 移行上皮:移行上皮は尿路系に特有の上皮で、伸び縮みする器官に適応した特殊な構造を持っています。
- 細胞間接着装置:上皮組織では細胞がびっしりと並んでいますが、隣り合う細胞をつなぎとめているのが細胞間接着装置です。
- 細胞間接着装置-1タイト結合(密着帯):タイト結合(密着帯)は細胞間接着装置の一つで、隣り合う細胞を強固につなぎ合わせて物質の通過を阻止します。
- 細胞間接着装置-2接着帯:接着帯は細胞間接着装置の一つで、カドヘリンという接着分子によって細胞同士を結合します。
- 細胞間接着装置-3デスモソーム:デスモソーム(接着斑)は細胞間接着装置の一つで、細胞間の機械的接着を強固に補強します。
- 細胞間接着装置-4-ヘミデスモソーム:ヘミデスモソーム(半接着斑)は細胞間接着装置の一つですが、他の接着装置と異なり、細胞と基底膜を接着します。
- 細胞間接着装置-5ギャップ結合:ギャップ結合(細隙結合)は細胞間接着装置の一つで、隣り合う細胞間でイオンや小分子が通過できるチャネル構造を形成します。
- 単細胞腺と多細胞腺:腺とは分泌機能を持つ組織のことです。
- 形態による外分泌腺の分類:外分泌腺は導管と分泌部の形態により様々に分類されます。
- 漿液腺、粘液腺、脂腺:分泌物の種類による外分泌腺の分類:外分泌腺は分泌物の種類によって漿液腺、粘液腺、脂腺に分類されます。
- 内分泌腺と外分泌腺:腺は分泌物の放出先によって外分泌腺と内分泌腺に分類されます。
- 結合組織の分類:結合組織は全身に広く分布し、上皮組織、筋組織、神経組織などを互いに結び付け、養分を補給する役割を果たします。
- 密性結合組織と疎性結合組織:線維性結合組織は膠原線維(コラーゲン)の含有率により、密性結合組織と疎性結合組織に分けられます。
- 線維性結合組織の構成:線維性結合組織は、様々な細胞成分と細胞間質(細胞外マトリックス)から構成されています。
- シャーピー線維:シャーピー線維は骨膜の線維層から骨質へと直角に侵入する膠原線維の束です。
- 線維芽細胞:線維芽細胞は結合組織の主要な細胞で、膠原線維(コラーゲン)を産生します。
- 大食細胞(マクロファージ):マクロファージ(大食細胞)は血液中の単球が組織に遊走して分化した細胞で、旺盛な貪食作用と抗原提示機能を持ちます。
- マクロファージによる抗原提示の仕組み:マクロファージは異物を貪食するだけでなく、その断片をヘルパーT細胞に提示する「抗原提示」という重要な機能を持っています。
- 肥満細胞:肥満細胞(マスト細胞)は結合組織に存在し、大量のヒスタミンを含む分泌顆粒を持つ細胞です。
- I型アレルギー:Kelly-A.-Young-(2013),-Anatomy-and-Physiology,-openstax:I型アレルギーは、IgE抗体と肥満細胞が関与する即時型のアレルギー反応です。
- 形質細胞:形質細胞はB細胞から分化し、抗体(免疫グロブリン)を産生する細胞です。
- 抗体の働き:抗体は生体内に侵入した異物(抗原)に対して免疫反応により作られ、抗原と特異的に結合する物質です。
- 免疫グロブリンの種類まとめ-2221_Five_Classes_of_Antibodies_new-:免疫グロブリン(抗体)には5種類あり、それぞれ異なる構造と機能を持っています。
- 免疫グロブリン-1-IgM抗体:IgM抗体は一次免疫応答の主な抗体で、感染初期に最初に産生されます。
- 免疫グロブリン-2-IgG抗体:IgG抗体は二次免疫応答の主な抗体で、血清中で最も多い免疫グロブリンです。
- 免疫グロブリン-3-IgA抗体:IgA抗体は外分泌液中に二量体として分泌され、気道や消化管、泌尿生殖器の粘膜免疫に重要な役割を果たします。
- 免疫グロブリン-4-IgE抗体:IgE抗体は肥満細胞と結合し、I型アレルギーを引き起こす抗体です。
- 免疫グロブリン-5-IgD抗体:IgD抗体はB細胞の表面に存在し、B細胞の分化に関わるとされている免疫グロブリンです。
- 自然免疫と獲得免疫:免疫には生まれつき備わっている「自然免疫」と、後天的に獲得する「獲得免疫」があります。
- 脂肪細胞:脂肪細胞は中性脂肪を蓄える細胞で、エネルギー貯蔵、保温、クッションとしての役割を果たしています。
- 軟骨組織の構成と種類:軟骨組織は軟骨細胞と細胞間質からなり、線維性結合組織の特殊化した形です。
- 軟骨組織の種類:軟骨には硝子軟骨、弾性軟骨、線維軟骨の3種類があります。
- 硝子軟骨-412_Types_of_Cartilage-new:硝子軟骨は最も普通に見られる軟骨で、透明でガラスのような外観を持っています。
- 弾性軟骨-412_Types_of_Cartilage-new:弾性軟骨は弾性線維が豊富で弾力性に富む軟骨です。
- 線維軟骨-412_Types_of_Cartilage-new:線維軟骨は膠原線維が豊富で圧迫に強い軟骨です。
- 骨の組成:骨基質は有機質の膠原線維(コラーゲン)と無機質のアパタイト(リン酸カルシウム)が結合してできています。
- 骨の組織構造:骨の長軸に沿うハバース管を中心に同心円状に骨組織が形成されています。
- 長骨の構造:長骨は骨端と骨幹からなり、それぞれ異なる構造を持っています。
- 骨への血液供給:骨は複数の動脈から血液供給を受けています。
- 骨膜には感覚神経と交感神経が分布:骨膜には豊富な感覚神経と交感神経が分布しています。
- 軟骨内骨化:軟骨内骨化は大半の骨の骨化様式で、軟骨が骨に置き換わる過程です。
- 膜内骨化:膜内骨化は頭蓋冠や鎖骨などの形成様式で、結合組織が直接骨になる過程です。
- 骨のリモデリング:骨は生涯を通じて、常に少しずつ古い骨が溶かされ、新しい骨へと作り替えられています。
- 骨粗鬆症と骨軟化症:骨基質は類骨(有機質)と石灰化骨(無機質)から構成されています。
- 関節の構造:関節は関節包に包まれ、向かい合う骨の部分は関節軟骨に被われています。
- 関節の種類:関節は運動軸の数により1軸性、2軸性、多軸性に分類されます。
- 関節包:関節包は関節を包む袋状の構造で、外側の線維膜と内側の滑膜の2層からなります。
- 血液の成分まとめ:血液は細胞成分(約40〜45%)と血漿(約55〜60%)から構成されています。
- 血球:血球には赤血球、白血球、血小板があり、それぞれ異なる機能を持っています。
- 血球の分化:すべての血球は骨髄にある多能性幹細胞(造血幹細胞)から分化します。
- 赤血球:赤血球はヘモグロビンを含む無核の細胞で、酸素の運搬を担っています。
- ヘモグロビン:ヘモグロビンは赤血球の中に含まれる色素で「血色素」とも呼ばれます。
- 白血球まとめ:白血球は生体防御を担う細胞で、顆粒球、単球、リンパ球に分類されます。
- 白血球の大きさ:白血球は種類によって大きさが異なります。
- 止血機構:止血は一次止血(血小板血栓形成)と二次止血(フィブリン血栓形成)の2段階で行われます。
- 筋組織:骨格筋細胞は多核細胞で、細長い形をしていて筋線維と呼ばれます。
- 横紋筋と平滑筋:筋組織は筋原線維に含まれる細線維の規則的な配列により横紋が観察されるかどうかで、横紋筋と平滑筋に分けられます。
- 骨格筋・心筋・平滑筋まとめ:3種類の筋組織(骨格筋・心筋・平滑筋)にはそれぞれ異なる特徴があります。
- 平滑筋の構造:平滑筋は内臓や血管壁を構成する筋肉で、自律神経により支配されます。
- 骨格筋の構造:筋肉は複数の筋束よりなり、筋束から筋線維、筋原線維へと階層構造になっています。
- 筋原線維:筋原線維は骨格筋の収縮単位であり、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントから構成されます。
- 筋節・サルコメア(アクチン・ミオシン):サルコメア(筋節)は骨格筋の機能的な最小単位で、Z線からZ線までの構造を指します。
- 筋収縮時のアクチンとミオシンの動き:筋収縮は滑り説に基づき、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間に滑り込むことで起こります。
- 筋の三連構造(トライアッド):横行小管(T管)を両脇から終末槽がサンドイッチしている構造を三連構造(トライアッド)といいます。
- 興奮収縮連関:筋が収縮するときには、最初に筋の活動電位が発生します。
- 神経筋接合部の興奮伝達:運動ニューロンから骨格筋への興奮伝達は、神経筋接合部(運動終板)で行われます。
- 3種類の運動単位の収縮特性:1個の運動ニューロンが支配する筋肉のグループを運動単位といいます。
- 心筋の構造:心筋はギャップ結合により興奮が周囲に伝播する「機能的合胞体」を形成しています。
- 神経組織とは:神経組織は神経細胞(ニューロン)と神経膠細胞(グリア細胞)からなります。
- 中枢神経と末梢神経:神経系は中枢神経と末梢神経に大別されます。
- 末梢神経の働きによる分類:末梢神経は体性神経と自律神経に分けられます。
- 神経細胞(ニューロン)の構造:神経細胞(ニューロン)は神経細胞体、樹状突起、軸索の3部位より成ります。
- 神経細胞(ニューロン)の種類:神経細胞(ニューロン)は突起の出方により4種類に分類されます。
- ニッスル小体:ニッスル小体は神経細胞にみられる粗面小胞体の集積物です。
- 活動電位の発生:活動電位の発生にはNaチャネルとKチャネル、Na-Kポンプが関与しています。
- 活動電位に伴う電位の変化-過分極と脱分極:活動電位発生時には、静止電位から脱分極、オーバーシュート、再分極、過分極と膜電位が変化します。
- 活動電位の伝わり方:活動電位が伝導するときは、電気という物質が流れていくのではなく、軸索の細胞膜が次々と脱分極していくことにより伝わっ…。
- シナプス:シナプスは神経細胞間の情報伝達を行う接合部位です。
- シュワン鞘:シュワン鞘は末梢神経を保護するシュワン細胞の構造です。
- 中枢性-神経膠細胞:中枢神経系の神経膠細胞(グリア細胞)には4種類あり、それぞれ異なる機能を持っています。
- 末梢性-神経膠細胞:末梢神経系ではシュワン細胞と外套細胞が神経膠細胞に相当します。
- 血液脳関門:脳内の毛細血管はタイト結合が発達しており、これが血液脳関門(BBB: Blood-Brain Barrier)を形…。
- 9の法則:9の法則は体表面積に対する各部位の割合を簡易的に算出する方法で、熱傷の広さを求めるのに使われます。
- 皮膚の構造:皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなります。
- 表皮の構造:表皮は五層構造の角化重層扁平上皮です。
- 表皮の構造-詳細:表皮は五層構造の角化重層扁平上皮で、有棘層は表皮の中で最も厚い層です。
- メラノサイト:メラノサイト(メラニン産生細胞)は表皮基底層に存在し、メラニン色素を産生します。
- ランゲルハンス細胞:ランゲルハンス細胞は表皮有棘層に存在する抗原提示細胞で、マクロファージの一種です。
- メルケル細胞:メルケル細胞は表皮基底層に存在する触覚受容細胞で、神経線維とともにメルケル盤を構成します。
- 真皮乳頭層と網状層:真皮は乳頭層と網状層の2層からなります。
- 皮下組織:皮下組織は皮膚本体と筋骨格の間をゆるやかにつなぐ疎性結合組織で、多くの部位で脂肪組織が発達して脂肪層を形成しています。
- 褥瘡:褥瘡(床ずれ)は、寝たきりなどで皮膚が長時間圧迫されることで血流が減少し、組織が壊死を起こす状態です。
- 皮膚の感覚受容器:皮膚には様々な感覚受容器が分布しており、触圧覚、温度覚、痛覚などを感知しています。
- 感覚受容器の種類:感覚受容器は感知する刺激の種類と伝える神経線維によって分類されます。
- 感覚受容器の応答特性:触圧受容器は順応速度によって遅順応性(強度検出器)と速順応性(速度・加速度検出器)に分類されます。
- 皮膚の血管:皮膚の血管は真皮の浅層と深層に分布し、体温調節に重要な役割を果たしています。
- 外気温による皮膚表面の血流調整:皮膚表面の血流は外気温の変化により20倍も増減し、体温調節に重要な役割を果たしています。
- 毛と毛包2:毛は表皮の変形したもので、毛幹・毛根・毛球などの構造からなります。
- 毛包と立毛筋:毛包には脂腺、立毛筋、アポクリン汗腺が付属しています。
- 爪:爪は表皮の角質層が変化したもので、爪体・爪根・爪床・爪母基などの構造からなります。
- 皮膚腺:皮膚腺にはエクリン汗腺、アポクリン汗腺、脂腺の3種類があり、それぞれ分布と分泌様式が異なります。
- 外分泌腺の分泌様式:外分泌腺の分泌様式には開口分泌、アポクリン分泌、ホロクリン分泌の3種類があります。
- 粘液腺と漿液腺:唾液腺は分泌物の性状により漿液腺、粘液腺、混合腺に分類されます。
- 乳腺:乳腺は汗腺が変化したもので、アポクリン分泌を行います。
- 乳腺に作用するホルモン:乳腺にはプロラクチン、オキシトシン、エストロゲン、プロゲステロンなど複数のホルモンが作用します。
- 人体の区分:人体は大きく頭部・頸部・体幹・上肢・下肢に区分されます。
- 人体の部位名:人体の各部位には正式な解剖学的名称があります。
- 切断面:人体を切断する面には矢状面、前頭面、水平面の3つの基本面があります。
- 人体の方向:解剖学的正位(直立し、手掌を前に向けた姿勢)を基準に、人体の位置関係を表す用語が定められています。
第2章 循環器系
- 体循環と肺循環:循環器系を学ぶ上で最も基本となるのが「体循環」と「肺循環」の理解です。
- 動脈血と静脈血:「動脈血」と「静脈血」の違い、正しく理解できていますか?実は、この名称が多くの学生を混乱させるポイントなんです。
- 機能血管と栄養血管:臓器には「機能血管」と「栄養血管」という2種類の血管が存在することをご存知ですか?この概念は、心臓・肺・肝臓の血管…。
- 心臓の栄養血管は冠状動脈:心臓は全身に血液を送り出すポンプですが、心臓自身も酸素と栄養を必要とします。
- 肺の栄養血管は気管支動脈:肺は呼吸によるガス交換を行う重要な臓器ですが、肺自身も酸素と栄養を必要とします。
- 血管の種類:血管には動脈、静脈、毛細血管がありますが、それぞれの構造と機能は大きく異なります。
- 血管壁の構造:動脈と静脈は同じ3層構造を持ちますが、その厚さや発達の程度が大きく異なります。
- 血管壁の構造-まとめ:血管壁の構造、特に動脈と静脈の違いは国家試験で頻出のテーマです。
- 動脈・毛細血管・静脈:血液は心臓を出発し、動脈→細動脈→毛細血管→細静脈→静脈という経路で全身を循環します。
- 各血管の特徴-まとめ:血管の種類と特徴を一覧で整理することで、解剖学と生理学の両方の視点から理解を深めることができます。
- 血管別-血圧の推移:血圧は血管の種類によって大きく変化します。
- 動脈と静脈(動脈は円筒形・静脈は平たい):組織標本で動脈と静脈を見分ける際、最も重要なのが「形態の違い」です。
- 動脈は円筒形・静脈は平たい:動脈と静脈の形態の違いを、イメージしやすい例えで覚えましょう。
- 静脈弁:静脈には動脈にはない特殊な構造があります。
- 伴行静脈:身体の深部を走る静脈には、動脈に寄り添って走る「伴行静脈」があります。
- 筋ポンプ:静脈は血圧が低いため、血液を心臓に戻す力が弱く、特に下肢では重力に逆らって血液を上げなければなりません。
- 骨盤内臓器の静脈叢:骨盤内の臓器周囲には、静脈が互いに吻合しあって「静脈叢」を形成しています。
- 毛細血管2:毛細血管は血管内皮細胞と基底膜のみで構成され、中膜と外膜が欠如しています。
- 真毛細血管と優先路:すべての毛細血管に常時血液が流れていると思っていませんか?実は、血液が常時流れている「優先路」と、組織の活動に応じ…。
- 毛細血管における有効濾過圧:毛細血管では、血液と間質液の間で水分や物質の交換が行われています。
- 吻合:血管同士が互いに連絡することを「吻合」といい、これにより血液供給の別ルート「側副循環路」が形成されます。
- 終動脈と梗塞:通常の動脈には吻合があり、一部が閉塞しても別ルートから血液が供給されます。
- 門脈:門脈は消化管や脾臓からの血液を肝臓に運ぶ重要な血管です。
- 毛細血管が集まって静脈となり再び毛細血管網となる血管が門脈:「門脈」という言葉を聞いたことがあっても、その定義を正確に説明できますか?門脈とは「毛細血管網から静脈となり、その…。
- 肝門脈:肝門脈は、消化管や脾臓から肝臓へ血液を運ぶ重要な血管です。
- 肝臓における血液と胆汁のチャート:肝臓には2つの血管系(栄養血管と機能血管)から血液が流入し、複雑な経路をたどります。
- 下垂体門脈:人体には肝門脈と下垂体門脈の2つの門脈が存在します。
- 心臓の位置:心尖部は左第5肋間:心臓の位置は国家試験で頻出のテーマです。
- 肺と心臓(線維性心膜)前面:心臓は縦隔の中部に位置し、心嚢という二重の膜に包まれています。
- 肺と心臓(線維性心膜)後面:心臓を後面から観察すると、前面とは異なる構造が見えます。
- 心臓前面:心臓の前面からは、右心房・右心室・左心室、そして冠状動脈の主要な枝を観察できます。
- 心臓後面:心臓の後面からは、左心房、冠状静脈洞、後室間溝を走る血管などを観察できます。
- 線維性心膜・漿膜性心膜:心臓は「心嚢」という二重の膜に包まれています。
- 心タンポナーデ:心タンポナーデは、心膜腔に大量の液体が貯留することで心臓が圧迫され、循環不全を起こす緊急疾患です。
- 心臓の壁-心内膜・心筋層・心外膜:心臓の壁は心内膜・心筋層・心外膜の3層構造となっています。
- 心筋と介在板:心筋細胞は介在板という特殊な構造でつながっています。
- 骨格筋・心筋・平滑筋:人体には骨格筋・心筋・平滑筋の3種類の筋があります。
- 心房と心室:心臓は4つの部屋(右心房・右心室・左心房・左心室)で構成されています。
- 心耳は心房の一部:心耳は心房が前方に突き出した構造で、右心耳と左心耳があります。
- 肺循環と体循環:血液循環には肺循環(小循環)と体循環(大循環)があります。
- 肺と肺動脈,-肺静脈-前面:心臓前面の血管の位置関係は国家試験で頻出です。
- 肺と肺動脈,-肺静脈-後面:心臓を後面から観察すると、前面とは異なる構造が見えます。
- 肺静脈は4本ある:肺静脈は4本あり、左右両側に2本ずつ肺門より出ます。
- 心臓の弁膜:心臓には4つの弁があり、血液の逆流を防いでいます。
- 心臓の弁膜-三尖弁・右心室・肺動脈弁:右心室には三尖弁と肺動脈弁があります。
- 心臓の弁膜-右心房・三尖弁・右心室-図:右心房には上大静脈、下大静脈、冠状静脈洞が開口しています。
- 心臓の弁膜-僧帽弁・左心室・大動脈弁-図:左心室には僧帽弁と大動脈弁があります。
- 心臓の弁膜-左心房・僧帽弁・左心室-図:左心房には肺静脈が4本開口しています。
- 腱索と乳頭筋:腱索と乳頭筋は房室弁(三尖弁・僧帽弁)を固定する重要な構造です。
- 線維輪:線維輪は心臓の弁の付着部となる結合組織の輪で、心臓の骨格としても機能します。
- 固有心筋と特殊心筋:心筋には固有心筋と特殊心筋の2種類があります。
- 特殊心筋は自動能をもつ:心臓が休むことなく規則正しく拍動し続けられるのは、「特殊心筋」という特別な心筋細胞のおかげです。
- 刺激伝導系:刺激伝導系は特殊心筋で構成され、心臓の拍動リズムを決定します。
- 心臓の神経支配:心臓は自律神経(交感神経と副交感神経)によって支配されています。
- 心周期:心周期は心臓の1拍動における一連の変化を表し、4つの時期に分けられます。
- 心電図-SQ2:心電図(ECG/EKG)は心臓の電気的活動を記録したもので、心疾患の診断に欠かせない検査です。
- 不整脈の心電図:不整脈は心臓のリズムが乱れる状態で、心電図により診断されます。
- 心臓の血管:冠状動脈は心臓を栄養する血管で、左冠状動脈と右冠状動脈があります。
- 冠状動脈の血流:冠状動脈の血流は収縮期より拡張期に増加するという特徴があります。
- 動脈管索:動脈管索は肺動脈幹と大動脈弓の間にある結合組織性のヒモで、胎児循環における動脈管(ボタロー管)の遺残組織です。
- 大動脈の模式図:大動脈は上行大動脈から始まり、大動脈弓、胸大動脈、腹大動脈を経て総腸骨動脈に分岐します。
- 大動脈とその枝:大動脈は上行大動脈、大動脈弓、胸大動脈、腹大動脈に区分されます。
- 大動脈とその枝-側面:胸壁と腹壁には、複数の動脈系統が血液を供給しています。
- 大動脈とその枝-側面-腰動脈拡大SQ2:腰動脈は腹大動脈の壁側枝として、腰部の筋肉や脊髄に血液を供給する重要な動脈です。
- 大動脈とその枝-後面SQ2:体幹の後面には、複数の動脈系統が血液を供給しています。
- 大動脈弓:大動脈弓からは右から順に腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈の3本の枝が出ます。
- 大動脈弓の3つの枝:大動脈弓からは腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈の順に3本の枝が出ます。
- 大動脈弓-まとめの表:大動脈弓からは腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈の3本が分岐します。
- 総頚動脈と外頚動脈・内頚動脈:頭部への血液供給を担う総頚動脈は、内頚動脈と外頚動脈に分岐します。
- 内胸動脈-模式図:内胸動脈は鎖骨下動脈から分枝し、前胸壁を下行して上腹壁動脈に続きます。
- 内胸動脈-前肋間枝:内胸動脈は鎖骨下動脈の枝で、前胸壁の後面を下行します。
- 胸大動脈:胸大動脈の枝は壁側枝(有対性)と臓側枝(無対性)に分類されます。
- 腹大動脈:腹大動脈は、横隔膜の大動脈裂孔を通過した後の大動脈で、腹部の臓器と体幹壁に血液を供給します。
- 腹大動脈臓側枝の脊椎高位:腹大動脈の臓側枝は、上から順に一定の脊椎高位で分岐します。
- 下横隔動脈(腹大動脈の壁側枝):下横隔動脈は腹大動脈の最初の壁側枝として、横隔膜に血液を供給します。
- 腎動脈と腎静脈:腎臓と性腺(精巣・卵巣)への血管は、左右で走行や長さが異なるという特徴があります。
- 下大静脈と腎動静脈、性腺動静脈:腹大動脈と下大静脈の位置関係は、腎血管と性腺血管の左右差を理解する上で非常に重要です。
- 卵巣動脈は腹大動脈の枝:卵巣動脈と子宮動脈は、どちらも女性生殖器を栄養する動脈ですが、起始が全く異なります。
- 腹腔動脈:腹腔動脈は腹大動脈の最初の無対性臓側枝で、胃・肝臓・脾臓・膵臓など前腸由来の臓器を栄養します。
- 腹腔動脈-深層:脾動脈は腹腔動脈の最大の枝で、膵臓の上縁に沿って蛇行しながら脾臓へ向かいます。
- 上腸間膜動脈:上腸間膜動脈は腹大動脈の無対性臓側枝で、中腸由来の臓器(十二指腸下部〜横行結腸右2/3)を栄養します。
- 下腸間膜動脈:下腸間膜動脈は腹大動脈の無対性臓側枝で、後腸由来の臓器(下行結腸〜直腸上部)を栄養します。
- 循環器系-膵臓の血管支配:膵臓は発生学的に2つの膵芽(背側膵芽と腹側膵芽)から形成されるため、血管支配も腹腔動脈と上腸間膜動脈の2系統から受…。
- 内腸骨動脈:総腸骨動脈は内腸骨動脈と外腸骨動脈に分かれます。
- 女性-骨盤内臓器に分布する動脈:女性の骨盤内臓器は主に内腸骨動脈の枝によって栄養されます。
- 内陰部動脈の走行:内陰部動脈は内腸骨動脈の終枝で、陰部神経とともに特殊な走行をします。
- 上大静脈と下大静脈:上大静脈と下大静脈は、全身の静脈血を右心房に戻す2本の大きな静脈です。
- 大静脈の模式図-SQ2:上大静脈と下大静脈は全身の静脈血を右心房に戻す2本の大きな静脈です。
- 上大静脈・下大静脈の全体像:上大静脈と下大静脈は全身の静脈血を右心房に戻す主要な血管です。
- 上大静脈・下大静脈と心臓・大動脈:上大静脈と下大静脈は右心房に注ぎ、大動脈は左心室から出ます。
- 内頚静脈・腕頭静脈と上大静脈:上大静脈は頭頸部と上肢からの静脈血を集める大静脈です。
- 腕頭動脈と腕頭静脈の違い:腕頭動脈と腕頭静脈は名前が似ていますが、数と位置が全く異なります。
- 静脈角と胸管:胸管は体内最大のリンパ管で、下半身と左上半身のリンパを集めて左静脈角に注ぎます。
- 奇静脈系と上大静脈・下大静脈:奇静脈系は胸壁や後縦隔の静脈血を集め、上大静脈に注ぎます。
- 上大静脈・下大静脈・奇静脈系-後面より:後面から見た大静脈系と奇静脈系の位置関係を理解することで、これらの血管の走行をより立体的に把握できます。
- 上肢の皮静脈(橈側皮静脈と尺側皮静脈):上肢の皮静脈は橈側皮静脈と尺側皮静脈の2本があります。
- 下肢の皮静脈(大伏在静脈と小伏在静脈):下肢の皮静脈は大伏在静脈と小伏在静脈の2本があります。
- 大脳表面の静脈と硬膜静脈洞:硬膜静脈洞は脳の静脈血を集める特殊な静脈構造で、硬膜の二重構造の間に形成されています。
- 外頚静脈:外頸静脈と内頸静脈は頸部の主要な静脈ですが、同名の動脈とは走行や分布域が大きく異なります。
- 門脈系と体循環系:門脈系は消化管からの血液を肝臓に運ぶ特殊な静脈系です。
- 門脈圧亢進と側副循環路:肝硬変などで肝臓内の血流が妨げられると、門脈がうっ血し門脈圧亢進となります。
- 胎盤の内部構造:胎盤は母体と胎児の間で物質交換を行う器官です。
- 胎児循環:胎児は肺呼吸をしていないため、特殊な循環経路があります。
- 胎児循環の切り替わり:出生に伴い、胎児循環の特殊構造は閉鎖して遺残組織となります。
- 肝円索と静脈管索:肝円索と静脈管索は胎児循環の遺残組織です。
- 臍動脈索と肝円索:腹壁内面には胎児循環の遺残構造を覆う臍ヒダがあります。
- リンパ系の全体像:リンパ系はリンパ管、リンパ節、リンパ性器官からなります。
- 毛細リンパ管:毛細リンパ管は毛細血管と比べて内皮細胞間の隙間が大きいのが特徴です。
- リンパ管の弁:太めのリンパ管は静脈と同様に弁があり、逆流を防いでいます。
- 膠質浸透圧と水分の移動::血漿タンパクは毛細血管壁を通過できないため、膠質浸透圧が生じます。
- 全身性浮腫の要因:浮腫は組織間液が異常に貯留した状態で、原因により分類されます。
- 浮腫を見分ける注意点:浮腫の有無を確認する際は、視診と圧痕テストが重要です。
- 浅リンパ管と深リンパ管:リンパ管は浅リンパ管と深リンパ管に大別されます。
- 中心リンパ管:中心リンパ管(中心乳糜腔)は小腸絨毛の中心を走るリンパ管で、脂質を吸収します。
- 全身のリンパ本幹:全身のリンパはリンパ本幹を経て静脈角に注ぎます。
- 頚部と胸部のリンパ管:頸部と胸部には多数のリンパ節があり、リンパ本幹を経て静脈角に注ぎます。
- 上肢のリンパ管-SQ2:上肢のリンパ管は浅リンパ管と深リンパ管に分けられます。
- 下肢のリンパ管:下肢のリンパ管は浅リンパ管と深リンパ管に分けられます。
- 腋窩リンパ節と鼠径リンパ節:体幹のリンパは臍を境界として、上下で還流先が異なります。
- リンパ性器官の分類:リンパ性器官は第一次リンパ性器官と第二次リンパ性器官に分類されます。
- リンパ節:リンパ節は異物を濾過し、リンパ球の産生・抗体形成により生体防御に関与します。
- MHCクラスIとクラスII:MHC(主要組織適合遺伝子複合体)は自己と非自己を識別するための分子です。
- MHC拘束性:T細胞はMHC分子と抗原の複合体を認識します。
- 脾臓の位置と外観:脾臓は左側胸部第10肋骨の下、腹腔の左上部にある腹膜内臓器です。
- 脾臓の内部構造:脾臓は血液循環における濾過装置の役割を果たします。
- 胸腺の位置:胸腺は胸骨の後ろで、心臓の前面から上部にかけてある左右1対の器官です。
- 胸腺の内部構造:胸腺はT細胞の分化成熟を行う第一次リンパ性器官です。
- 咽頭扁桃・耳管扁桃・口蓋扁桃・舌扁桃-ワルダイエル咽頭輪:鼻腔・口腔の奥には外から侵入する異物に対応するため、扁桃組織が輪状に配列しています。
- 扁桃の組織・リンパ小節:扁桃は咽頭粘膜に出来たリンパ小節の集団です。
- 集合リンパ小節(パイエル板):パイエル板(集合リンパ小節)は回腸下部に存在するリンパ小節の集合体です。
- 上肢の動脈:上肢の動脈は鎖骨下動脈から始まり、腋窩動脈、上腕動脈を経て、肘窩で橈骨動脈と尺骨動脈に分かれます。
- 上肢の脈管-まとめ:上肢動脈の全体像として、鎖骨下動脈から手掌動脈弓までの全枝を整理します。
- 上肢の脈管-まとめ-SQポイント付き:上肢動脈の語呂合わせと併行する神経を整理します。
- 斜角筋隙:斜角筋隙は前斜角筋・中斜角筋・第1肋骨に囲まれた部位で、腕神経叢と鎖骨下動脈が通過します。
- 鎖骨下動脈・腋窩動脈と深層の筋-SQ2:鎖骨下動脈は「ツナコロッケ」の4つの枝を出します。
- 鎖骨下動脈・腋窩動脈と深層の筋-色枠再調整:鎖骨下動脈の枝と腋窩動脈の枝を整理します。
- 腋窩部の動脈:腋窩部の動脈は、上肢への血液供給の要となる重要な血管群です。
- 上腕の水平断:上腕の水平断(横断面)は、上腕を輪切りにした断面の解剖を理解するために非常に重要です。
- 上腕内側の脈管(上腕動脈):上腕内側の脈管、特に上腕動脈とその周囲の神経の走行は、国家試験で最も頻出のテーマの一つです。
- 上腕後側の脈管(上腕動脈):上腕後側の動脈は、特に腋窩隙を通過する血管と神経の関係が重要です。
- 前腕前側浅層の脈管(橈骨動脈・尺骨動脈):前腕前側の動脈は、上腕動脈が肘窩で分岐した橈骨動脈と尺骨動脈が主役です。
- 前腕前側-深層の脈管(橈骨動脈・尺骨動脈):前腕前側深層では、橈骨動脈と尺骨動脈に加えて、それらと併行する神経の関係が重要になります。
- 前腕前側-最深層の脈管(橈骨動脈・尺骨動脈):前腕前側の最深層では、骨間膜に沿って走行する前骨間動脈と後骨間動脈が重要です。
- 前腕後側浅層の脈管:前腕後側の動脈は、後骨間動脈が主役です。
- 橈骨小窩-解剖学的嗅ぎタバコ入れ:解剖学的嗅ぎタバコ入れ(snuff box)は、母指を伸展させた時に手首の橈側にできる三角形の陥凹です。
- 手掌部-表層の脈管:手掌部の動脈は、橈骨動脈と尺骨動脈が手部で形成する動脈弓が中心です。
- 手掌部-浅層の脈管:手掌部浅層では、浅掌動脈弓とそこから分岐する指動脈が重要です。
- 手掌部-深層の脈管:手掌部深層では、深掌動脈弓が重要です。
- 手背部-浅層の脈管:手背部浅層では、解剖学的嗅ぎタバコ入れを通過する橈骨動脈と、背側手根動脈網が重要です。
- 手背部-深層の脈管:手背部深層では、背側手根動脈網と背側中手動脈が重要です。
- 下肢の動脈:下肢の動脈は、外腸骨動脈から始まり足先まで連続する血管系です。
- 循環器系-28下肢の血管まとめ:下肢の動脈の全体像を把握することは、循環器系の学習において非常に重要です。
- 大腿前側の動脈(浅層):大腿前側浅層では、大腿三角と大腿動脈の関係が最重要です。
- 大腿前側の動脈(深層):大腿前側深層では、内転筋管(ハンター管)と伏在神経の関係が重要です。
- 大腿前側の動脈(最深層):大腿前側最深層では、大腿深動脈とその枝である貫通動脈が重要です。
- 殿部と大腿後側の動脈:殿部の動脈は内腸骨動脈から分岐し、梨状筋を基準に上孔と下孔を通過します。
- 膝窩~下腿後側の動脈:膝窩動脈は大腿動脈が内転筋腱裂孔を通過した後の名称で、膝窩筋の下縁で前脛骨動脈と後脛骨動脈に分岐します。
- 下腿前側の動脈:前脛骨動脈は膝窩動脈から分岐し、骨間膜を貫いて下腿前側を走行します。
- 下腿内側の動脈:下腿内側では、後脛骨動脈が足根管を通過して足底に達する経路が重要です。
- 足背の動脈:足背動脈は前脛骨動脈の続きで、足背を走行して足部の血液供給を担います。
- 足底の動脈:足底の動脈は、後脛骨動脈が足根管を通過した後に分岐する内側足底動脈と外側足底動脈が中心です。
- 頚部の三角:頚部は胸鎖乳突筋を境に前頚三角と後頚三角に分けられます。
- 頚部の動脈-チャート:頚部の動脈は、総頚動脈が内頚動脈と外頚動脈に分岐する点が最重要です。
- 内頸静脈と総頚動脈:総頚動脈と内頚静脈は頚動脈鞘に包まれて頚部を走行します。
- 頭頚部の動脈-浅層:頭頚部浅層の動脈では、外頚動脈の枝が重要です。
- 頭頚部の動脈-深層:頭頚部の動脈を深層から観察すると、外頚動脈の8つの枝の走行がより明確に理解できます。
- 頭頚部の動脈-最深層:頭頚部の動脈を最深層から観察すると、外頚動脈の枝と甲状頸動脈の枝の関係がより明確になります。
- 頭頚部の動脈-椎骨動脈:椎骨動脈は鎖骨下動脈から分岐し、第6頚椎から第1頚椎までの横突孔を通過して大後頭孔から頭蓋内に入ります。
- 頭頚部の動脈-中硬膜動脈:中硬膜動脈は顎動脈から分岐し、棘孔を通って硬膜を栄養する重要な動脈です。
- 頭頚部の動脈-眼動脈:眼動脈は内頚動脈から分岐し、視神経管を通過して眼窩に入る重要な動脈です。
- 頭頚部の動脈-眼球壁の構造と網膜中心動脈:網膜中心動脈は眼動脈から分岐し、網膜を栄養する唯一の動脈です。
- 頭頚部の動脈-脳の動脈:脳底部の動脈は、内頚動脈系と椎骨脳底動脈系の2つの系統から構成されます。
- 頭頚部の動脈-頭蓋底とウイリス動脈輪:大脳動脈輪(ウイリス動脈輪)は脳底部で内頚動脈系と椎骨脳底動脈系を連絡する重要な吻合構造です。
- 頭頚部の動脈-前大脳動脈・中大脳動脈・後大脳動脈の分布域:脳梗塞の症状を理解するためには、各大脳動脈の分布域を覚えることが不可欠です。
- 頭頚部の動脈-レンズ核線状体動脈:レンズ核線状体動脈は中大脳動脈から分岐する穿通枝で、大脳基底核や内包を栄養します。
- 頭頚部の静脈-浅層:頭頚部の浅層静脈は、顔面静脈と外頚静脈を中心とした還流系で構成されます。
- 頭頚部の静脈-深層:頭頚部の深層静脈では、翼突筋静脈叢が顔面深部の静脈還流に重要な役割を果たします。
- 髄膜の構成と上矢状静脈洞:髄膜は外側から硬膜・クモ膜・軟膜の3層で構成され、脳と脊髄を保護しています。
- 硬膜静脈洞〜内頚静脈:硬膜静脈洞は硬膜の二葉間に存在する特殊な静脈で、脳の静脈血を集めて最終的に内頚静脈へ還流します。
- 脳硬膜と硬膜静脈洞:脳硬膜は大脳鎌、小脳テント、小脳鎌などのヒダを形成し、これらのヒダに沿って硬膜静脈洞が存在します。
第3章 呼吸器系
- 呼吸器系の全体像:呼吸器系は私たちが生きていく上で欠かせない「外呼吸」を担う器官系です。
- 外鼻の構造-SQ1200:外鼻は顔面の中央に位置し、呼吸器系の入り口となる重要な構造です。
- 鼻腔の構成:鼻腔は複数の骨によって囲まれた複雑な空間です。
- 鼻腔の区分:鼻腔は単純な空洞ではなく、機能的に3つの部位に区分されています。
- 頭蓋骨と鼻中隔・鼻甲介-(詳細)SQ1200:頭蓋骨前面から見た鼻腔の構造は、解剖学を学ぶ上で重要な基礎知識です。
- 鼻腔の内側壁を構成する骨-SQ1200:鼻腔の内側壁、すなわち鼻中隔は、軟骨と骨の組み合わせで構成されています。
- 鼻腔の内側壁と咽頭-SQ1200:鼻腔から咽頭・喉頭への連続性を理解することは、上気道全体の構造を把握する上で非常に重要です。
- 鼻腔の外側壁:鼻腔の外側壁は、鼻甲介や鼻道など複雑な構造を持つ重要な部位です。
- 鼻腔の外側壁-SQ1200:鼻腔外側壁の詳細な構造を理解することは、副鼻腔や咽頭との連続性を把握する上で重要です。
- 鼻腔の外側壁を構成する骨-SQ1200:鼻腔の外側壁は多くの骨で構成される複雑な構造です。
- 鼻腔・鼻道の構造と冠状断:鼻腔の立体構造を理解するには、冠状断(前額断)での観察が非常に有効です。
- 鼻腔粘膜の多列線毛上皮:鼻腔・喉頭・気管・気管支を覆う多列線毛上皮は、呼吸器系における重要な防御機構です。
- キーゼルバッハ部位:キーゼルバッハ部位は鼻出血(鼻血)の好発部位として非常に重要な解剖学的構造です。
- 嗅上皮と嗅神経:嗅覚は五感の中でも最も原始的な感覚とされ、その経路は国家試験でも頻出です。
- 4つの副鼻腔:副鼻腔は鼻腔周囲の骨の中に存在する空洞で、4種類あります。
- 鼻道と副鼻腔の開口位置:副鼻腔炎の理解には、各副鼻腔がどの鼻道に開口するかを知ることが必須です。
- 副鼻腔前額断-1-前頭洞・上顎洞:前額断(冠状断)は副鼻腔を観察する際に非常に有用な断面です。
- 副鼻腔前額断-2-:第1・第2大臼歯間の前額断は、中篩骨洞と上顎洞の関係を観察するのに適した断面です。
- 副鼻腔前額断-3-:蝶形骨洞は蝶形骨体の内部に位置する副鼻腔で、他の副鼻腔とは異なり蝶篩陥凹から鼻腔後上方に開口します。
- 副鼻腔前額断-4-:関節結節のすぐ後ろ、下顎窩での前額断では、蝶形骨の複雑な構造を詳しく観察できます。
- 喉頭の解剖学:喉頭は咽頭に続く気道の一部で、声帯を含み発声の作用を担います。
- 喉頭隆起は甲状軟骨により形成されます:喉頭隆起、いわゆる「のど仏」は甲状軟骨によって形成されます。
- 甲状軟骨のポイント:甲状軟骨は喉頭最大の軟骨で、臨床的にも重要なランドマークとなります。
- 輪状軟骨と披裂軟骨、喉頭蓋軟骨のポイント:甲状軟骨以外の3つの喉頭軟骨(輪状軟骨・披裂軟骨・喉頭蓋軟骨)にはそれぞれ重要な特徴があります。
- 声帯:声帯は発声に関わる重要な構造で、披裂軟骨から甲状軟骨にかけて張っています。
- 喉頭の筋と作用:喉頭筋は声帯の緊張度や声門の開閉を調節し、発声に重要な役割を果たします。
- 喉頭筋の作用:喉頭筋群の神経支配と各筋の詳細な作用を理解することは、発声障害や神経麻痺の理解に重要です。
- 呼吸音の聴取部位:呼吸音の聴取は臨床において重要な診察技術です。
- 気管と気管支:気管と気管支は下気道の主要部分を構成し、空気を肺に導く重要な構造です。
- 気管軟骨は馬蹄形:気管軟骨はC字形(馬蹄形)をしており、後方が開いている特徴的な構造です。
- 気管分岐部はT5の高さ:気管分岐部(気管が左右の主気管支に分かれる部位)の高さは国家試験で頻出のテーマです。
- 気管・気管支と大動脈の位置関係:気管支と大動脈の位置関係は国家試験で頻出のテーマです。
- 気管・気管支の後壁と心臓:気管・気管支と心臓・大血管の位置関係を後面から観察すると、縦隔内の構造物の配置がよく理解できます。
- 気管支から肺胞まで:気道は気管から始まり、何度も分岐を繰り返しながら肺胞に至ります。
- 肺の解剖学:肺は呼吸器系の中心的な器官で、ガス交換を行う場所です。
- 肺のポイント:肺葉と肺裂の覚え方、心圧痕と心切痕の違い、肺尖の位置など、肺に関する重要ポイントをまとめて解説します。
- 肺区域:肺区域は区域気管支が支配する肺の領域で、右肺は10区域、左肺は9区域に分かれます。
- 肺胞の構造:肺胞はガス交換が行われる呼吸器系の最終単位です。
- 肺胞におけるガス交換:肺胞でのガス交換は呼吸の最終目的であり、酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を排出する重要なプロセスです。
- 臓側胸膜と壁側胸膜:胸膜は肺を包む漿膜で、臓側胸膜と壁側胸膜の2層からなります。
- 気胸:気胸は胸膜に穴が空き、胸膜腔に空気が入り込んだ状態です。
- 体表から見た肺の位置:肺の体表投影を理解することは、臨床で肺の診察や処置を行う上で重要です。
- 呼吸運動:呼吸運動は横隔膜と肋間筋の協調運動により行われます。
- スパイロメーター:スパイロメーターは肺機能検査の基本的な機器で、肺気量分画を測定します。
- 縦隔:縦隔は左右の肺に挟まれた胸腔の中央部分で、心臓や大血管、気管、食道などが含まれます。
- 縦隔の区分-簡単まとめ:縦隔の区分を理解するには、まず境界を知ることが重要です。
- 縦隔-右側面より見る:縦隔を右側面から観察すると、各縦隔区分に含まれる構造物の位置関係がよく理解できます。
- 縦隔-左側面より見る:縦隔を左側面から観察すると、右側面とは異なる構造物の配置が見られます。
第4章 消化器系
- 消化器系の全体像:消化器系は、私たちが食べた物を分解・吸収し、栄養を体内に取り込むための重要なシステムです。
- 消化管の基本構造:消化管の壁は、内側から外側へ向かって規則正しい層構造を持っています。
- 消化管の構造-まとめ:消化管の各器官には、それぞれ特徴的な構造があります。
- 壁内神経叢(アウエルバッハとマイスネル):消化管の壁内には、外部からの神経支配がなくても独立して機能できる神経叢が存在します。
- 消化管ホルモン:消化管ホルモンは、食物の消化・吸収を効率的に行うために重要な役割を果たしています。
- 口腔の解剖学:口腔は消化管の入口であり、食物の摂取と咀嚼、唾液による消化の開始が行われる重要な器官です。
- 舌の構造:舌は味覚、咀嚼、嚥下、発声に関わる重要な器官です。
- 舌乳頭:舌乳頭は舌体(前2/3)に存在する小さな突起で、味覚や食物の移動に重要な役割を果たしています。
- 舌筋:舌筋は舌の運動を担う筋肉で、外舌筋と内舌筋に分類されます。
- 舌下神経マヒ:舌下神経(XII)は舌筋を支配する運動神経です。
- 歯の構造:歯は食物を咀嚼するための重要な器官です。
- 歯槽骨:歯槽骨は歯を支える骨の部分で、上顎と下顎で名称が異なります。
- 乳歯と永久歯:歯は乳歯から永久歯へと生え変わります。
- 6歳児の乳歯と永久歯:6歳頃は乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」です。
- 顎下腺・舌下腺・耳下腺:唾液腺は唾液を分泌する腺で、大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)と小唾液腺に分類されます。
- 耳下腺は顔面神経に貫かれる:耳下腺は顔面神経(VII)に貫かれていますが、耳下腺の分泌は顔面神経ではなく舌咽神経(IX)が担当しています。
- 口蓋、咽頭・喉頭:咽頭は鼻腔・口腔・喉頭の後方に位置する筋性の管で、呼吸器と消化器の交差点となる重要な器官です。
- 嚥下:嚥下(えんげ)は食物を口腔から胃へ送り込む一連の運動です。
- 食道:食道は咽頭と胃をつなぐ約25cmの管状器官です。
- 食道の組織構造:食道の組織構造は消化管の基本構造に従いますが、いくつかの特徴があります。
- 上が底-心底・胃底・子宮底・仙骨底・膝蓋骨底:解剖学を学んでいると「胃底」「心底」など、「底」という名前なのに実際は上にある構造に出会います。
- 胃の構造:胃は消化管の中で最も膨らんだ器官で、食物を一時的に貯蔵し、消化を行います。
- 胃の大弯と小弯、大網と小網:胃には大弯と小弯という2つのカーブがあり、それぞれから大網と小網という腹膜のヒダが伸びています。
- 角切痕は小弯側-胃潰瘍の好発部位:角切痕は胃の小弯側にあるくぼみで、胃潰瘍の好発部位として臨床的に重要です。
- 胃の筋層は3層:消化管の筋層は通常、内輪筋と外縦筋の2層構造ですが、胃だけは特別に3層構造(内斜・中輪・外縦)を持っています。
- 胃粘膜:胃粘膜は胃酸という強い酸に常にさらされながらも、自己消化を防いでいる優れた構造を持っています。
- 胃腺:胃腺は胃液を分泌する腺で、特に胃底腺(固有胃腺)に含まれる細胞の種類と分泌物は国家試験で超頻出です。
- 胃粘膜ヒダ・輪状ヒダ・半月ヒダ:消化管には部位によって特徴的なヒダがあります。
- 胃・十二指腸・膵臓の血管支配-SQ-前面:腹腔動脈は胃・肝臓・脾臓などの上腹部臓器に血液を供給する重要な動脈です。
- 十二指腸:十二指腸は小腸の最初の部分で、約25cm(指12本分の幅)の長さがあります。
- 十二指腸と膵臓:十二指腸と膵臓は密接な位置関係にあり、ともに腹膜後器官です。
- 十二指腸・大十二指腸乳頭:大十二指腸乳頭は消化において極めて重要な構造で、膵液と胆汁が十二指腸に分泌される場所です。
- 大十二指腸乳頭・オッディ括約筋:大十二指腸乳頭には複数の括約筋が存在し、胆汁と膵液の分泌を精密に調節しています。
- 十二指腸提筋(トライツ靱帯):十二指腸提筋(トライツ靱帯)は十二指腸空腸曲を固定する平滑筋索で、臨床的には上部消化管出血と下部消化管出血の境界と…。
- 十二指腸・膵臓・腎臓・副腎は腹膜後器官:腹膜後器官は腹膜の後ろ(後腹壁)に位置し、腹膜に覆われていない器官です。
- 空腸と回腸:空腸と回腸は小腸の大部分を占め、栄養素の吸収を行う重要な器官です。
- 空腸と回腸の粘膜比較:空腸と回腸は同じ小腸ですが、粘膜の構造に違いがあります。
- 小腸の粘膜:小腸は栄養素の最終消化と吸収を行う場所です。
- 腸絨毛:腸絨毛は小腸粘膜表面にある指状の突起で、栄養素の吸収を効率的に行うための重要な構造です。
- パネート細胞-SQ-:パネート細胞は小腸の腸陰窩(クリプト)の深部に存在し、殺菌物質ディフェンシンを分泌して腸管の自然免疫に関与する重要…。
- パイエル板のM細胞:パイエル板は回腸に特徴的な集合リンパ小節で、腸管免疫の重要な場所です。
- 栄養素の消化:三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の消化過程は国家試験超頻出テーマです。
- 大腸と小腸-特徴比較:小腸と大腸(結腸)はそれぞれ特徴的な構造を持っています。
- 結腸の特徴:結腸には4つの特徴的な構造があります。
- 腸間膜をもつ臓器(空腸・回腸・横行結腸・S状結腸):腸間膜は腸を後腹壁に固定する腹膜のヒダで、血管・神経・リンパ管が通っています。
- 大腸の全体像:大腸は盲腸・結腸・直腸からなり、全長約1.6mの消化管です。
- 大腸の区分:大腸は盲腸・結腸・直腸の3部に分けられ、全長約1.6mです。
- 盲腸と虫垂:盲腸は回盲口より下の部分で、虫垂が付属しています。
- 3本の結腸ヒモ:結腸ヒモは外縦走筋が集まって形成された3本の帯状構造で、自由ヒモ・大網ヒモ・間膜ヒモがあります。
- 結腸ヒモは直腸には無い:結腸の4つの特徴(結腸ヒモ・結腸膨起・腹膜垂・半月ヒダ)は結腸と盲腸に見られますが、直腸にはありません。
- 右結腸曲は左結腸曲に比べやや低い:右結腸曲(肝弯曲)と左結腸曲(脾弯曲)は結腸の重要な屈曲部です。
- 大腸粘膜の構造:大腸粘膜は小腸粘膜と異なり、腸絨毛がなく、陰窩(腸腺)と杯細胞が豊富です。
- 直腸:直腸は結腸の4つの特徴を持たない大腸の最終部分です。
- 直腸と骨盤内臓器:骨盤内では直腸が最も後方(仙骨側)に位置し、前方には膀胱や生殖器があります。
- 排便に関する神経支配:排便の神経支配は「交感神経=蓄便、副交感神経=排便」という基本を押さえることが重要です。
- 大腸まとめ:大腸の各部位の特徴と腹膜の関係、肛門括約筋の神経支配は国家試験超頻出です。
- 自律神経系:自律神経系は交感神経系(胸腰系)と副交感神経系(頭仙系)に分けられます。
- 腹膜と間膜-SQ-:腹膜は腹腔を覆う漿膜で、壁側腹膜と臓側腹膜からなります。
- 臓器と腹膜の関係:腹膜による臓器の分類(腹膜内臓器・半腹膜内臓器・腹膜後器官)は国家試験超頻出です。
- 腹膜1-大網::大網は胃の大弯から前掛けのように垂れ下がる腹膜のヒダです。
- 腹膜2-大網を翻転、空腸と回腸::大網を翻転すると、その下にある横行結腸や小腸(空腸・回腸)、大腸が観察できます。
- 腹膜3-空腸と回腸を出す::空腸と回腸を持ち上げると、それらを後腹壁に固定している腸間膜根が観察できます。
- 腹膜4-小腸を切断、大腸のみ::小腸(空腸・回腸)を切断すると、大腸の全体像と各腸間膜の関係がよく観察できます。
- 体表からみた臓器の位置:体表の基準線と基準面を理解することで、各臓器の位置を正確に把握できます。
- 体表からみた臓器の位置-前面浅層:前面浅層から観察すると、肺・肝臓・胃・結腸などの臓器が見えます。
- 体表からみた臓器の位置-前面深層:前面深層からは、脾臓・腎臓・十二指腸・膵臓など、浅層からは見えにくい臓器も観察できます。
- 体表からみた臓器の位置-後面:後面から観察すると、肺・脾臓・肝臓・腎臓の位置関係がよくわかります。
- 肝臓の位置:肝臓は横隔膜の直下、腹腔の右上方に位置し、上縁は第5肋骨の高さです。
- 肝臓の肉眼解剖学:肝臓は右葉と左葉に分けられ、肝鎌状間膜で区分されます。
- 肝門(固有肝動脈・門脈・肝管):肝門は肝臓下面にある溝で、固有肝動脈・門脈・肝管の三つ組が出入りします。
- 肝臓下面と接する臓器の位置-SQ-:肝臓下面には、周囲の臓器による圧痕(くぼみ)があります。
- 肝小葉-SQ-:肝小葉は肝臓の構造・機能の基本単位で、六角柱状の構造をしています。
- 類洞とディッセ腔、クッパー細胞とビタミンA貯蔵細胞:肝臓の類洞(洞様毛細血管)にはクッパー細胞、ディッセ腔にはビタミンA貯蔵細胞が存在します。
- クッパー細胞とビタミンA貯蔵細胞:肝臓には肝細胞以外にも特殊な細胞が存在します。
- 肝臓における血液と胆汁のチャート:肝臓には栄養血管(固有肝動脈)と機能血管(門脈)の2系統の血液が流入し、類洞で混合します。
- 肝臓の機能-まとめ:肝臓は「人体の化学工場」と呼ばれ、糖・蛋白質・脂質の代謝、胆汁の合成・分泌、解毒、血液凝固因子の産生など多彩な機能…。
- 胆汁経路-(肝管・胆嚢管・総胆管):胆汁は肝臓で産生され、肝管→総肝管→総胆管を経て十二指腸に分泌されます。
- 総胆管は十二指腸上部の後ろを下行します:総胆管は十二指腸上部の後ろを下行して、十二指腸下行部の大十二指腸乳頭に開口します。
- 胆嚢の外観と内面-SQ-:胆嚢は胆汁を貯蔵・濃縮する袋状の臓器で、底・体・頸部に区分されます。
- 胆汁の構成成分と役割-まとめ:胆汁は肝臓で産生され、胆汁酸・リン脂質・コレステロール・胆汁色素(ビリルビン)などを含みます。
- 胆汁酸による脂質の乳化とミセル形成:脂質(トリグリセリド)は水に不溶性のため、そのままでは消化・吸収されにくいです。
- 胆汁と膵液の分泌調節-SQ-:胆汁と膵液の分泌は、頭相・胃相・腸相の3相で調節されます。
- 胆石症-SQ-:胆石は胆汁中のコレステロールやビリルビン、カルシウムが固まったものです。
- 膵臓の位置-SQ-:膵臓は第1〜第2腰椎の前で正中線を横切り、後腹壁に付着している腹膜後器官です。
- 膵臓と膵管-SQ-:膵臓は膵頭部・膵体部・膵尾部と膵鉤状突起部に区分されます。
- 膵内分泌部-ランゲルハンス島-SQ-:膵臓は外分泌部(腺房)と内分泌部(ランゲルハンス島)を持つ二重機能を持っています。
第5章 泌尿器系
- 泌尿器系全体像:泌尿器系は、体内の老廃物を尿として排出するために欠かせないシステムです。
- 腎臓の位置-後面より:腎臓の位置は国家試験で超頻出のテーマです。
- 腎臓の位置と接する筋:腎臓は後腹膜に位置する臓器であり、その周囲には様々な筋肉や血管、神経が存在します。
- 腎臓に接する臓器:左右の腎臓はそれぞれ異なる臓器に接しています。
- 腎臓の固定装置(腎筋膜と脂肪被膜):腎臓は後腹膜に位置する臓器ですが、しっかりと固定されています。
- 腎臓の外観:腎臓の形状や大きさは国家試験で頻出のテーマです。
- 腎門を出入りするVAU(静脈・動脈・尿管):腎門は腎臓の内側縁にある凹んだ部分で、ここから血管や尿管が出入りします。
- 腎臓の内部構造:腎臓の内部構造は、尿の生成過程を理解する上で非常に重要です。
- 腎区域:腎臓は腎動脈の分岐により5つの区域に分けられます。
- 小腎杯・大腎杯・腎盂・尿管:尿が腎臓で生成された後、どのような経路を通って膀胱に運ばれるかを理解することは非常に重要です。
- 腎臓・尿管・膀胱:泌尿器系の全体像を把握することは、尿の生成から排出までの流れを理解する上で非常に重要です。
- 葉間動脈・弓状動脈:腎臓内の血管走行を理解することは、腎臓の機能を学ぶ上で非常に重要です。
- 腎臓における血液と尿の流れ・ネフロンの構造:腎臓での血液と尿の流れを理解することは、尿の生成メカニズムを学ぶ上で最も重要なポイントです。
- ネフロンの構成と尿の生成:ネフロンは腎臓の機能単位であり、尿を生成する最も重要な構造です。
- ネフロンの構造と血液・尿の流れ:ネフロンは腎臓の機能単位として、血液を濾過し尿を生成する重要な役割を担っています。
- 腎小体:腎小体は尿生成の最初のステップである「濾過」が行われる重要な構造です。
- 糸球体の構造・濾過膜:糸球体は血液を濾過して原尿を生成する重要な構造です。
- 腎小体の構造と有効濾過圧:有効濾過圧は糸球体での濾過を決定する重要な指標です。
- 有効濾過圧:有効濾過圧は糸球体での濾過を決定する重要な指標です。
- 傍糸球体装置:傍糸球体装置は糸球体濾過量(GFR)を調節する重要な構造です。
- 各尿細管と集合管の機能的特徴:尿細管の各部位は異なる機能を持ち、尿の生成に重要な役割を果たしています。
- 尿細管における再吸収と分泌:尿細管では様々な物質の再吸収と分泌が行われています。
- 再吸収と分泌-4つの様式:物質によって腎臓での扱われ方は異なります。
- クリアランス:クリアランスは腎臓の排泄能力を表す重要な指標です。
- クレアチニン・クリアランス:クレアチニン・クリアランスは腎機能を評価する最も重要な指標の一つです。
- 腎臓の機能-まとめ:腎臓は尿の生成だけでなく、体液の恒常性維持やホルモンの産生など、多彩な機能を持っています。
- レニン-アンギオテンシン-アルドステロン:レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系(RAA系)は血圧と体液量を調節する重要なシステムです。
- エリスロポエチン:エリスロポエチン(EPO)は腎臓から分泌され、赤血球の産生を促進する重要なホルモンです。
- 尿管の3つの狭窄部位:尿管には3つの生理的狭窄部位があり、尿管結石が嵌頓しやすい場所として臨床的に重要です。
- 尿管の構造:尿管は腎臓から膀胱へ尿を運搬する重要な器官です。
- 膀胱:膀胱は尿を貯留する重要な器官です。
- 膀胱三角と前立腺:膀胱三角は国家試験で超頻出のテーマです。
- 膀胱壁の組織構造:膀胱壁の組織構造、特に移行上皮と排尿筋の3層構造は国家試験で頻出のテーマです。
- 膀胱後面・精嚢・精管膨大部:男性の膀胱後面には精嚢や精管膨大部などの生殖器が存在します。
- 正中臍ひだ・外側臍ひだ・尿膜管索:膀胱と前腹壁の後面には3つの臍ヒダが存在します。
- 尿生殖三角・肛門三角、外尿道括約筋・外肛門括約筋:会陰部は尿生殖三角と肛門三角に分けられ、それぞれに重要な括約筋が存在します。
- 男性尿道:男性尿道は約16〜20cmと長く、3つの部位に区分されます。
- 女性尿道:女性尿道は約3cmと短く、男性と比較して尿路感染症になりやすいという特徴があります。
- 排尿反射:排尿は自律神経と体性神経の協調によってコントロールされています。
第6章 生殖器系
- 男性生殖器(正中矢状断):男性生殖器は、精子を産生し、女性の体内に送り込むための器官系です。
- 男性生殖器(やや左の矢状断-右骨盤内臓器をみる):男性生殖器を正中よりやや左側から矢状断した断面では、右側の骨盤内臓器をより詳細に観察することができます。
- 精巣の解剖学:精巣は男性の生殖腺であり、精子の産生と男性ホルモン(テストステロン)の分泌を担う重要な器官です。
- 精巣を包む膜:精巣は複数の膜に包まれて保護されています。
- 精巣下降と精巣鞘膜:精巣は胎生期に腹腔内で発生し、出生前に陰嚢内へ下降します。
- 精細管の構造:精細管は精子が産生される場所であり、その壁には精子形成に関わる様々な細胞が存在します。
- 精上皮と精子形成過程:精上皮は精細管(曲精細管)の壁を構成する上皮で、ここで精子形成が行われます。
- 精子の構造:精子は男性の配偶子であり、卵子と受精して新しい生命を生み出す役割を持っています。
- 精巣上体:精巣で作られた精子は、精巣輸出管を経て精巣上体管に入り、そこで成熟と貯蔵が行われます。
- 精細管・精巣上体管と精管:精子は精巣内の曲精細管で産生され、複数の管を経由して体外へ排出されます。
- 精管の組織構造:精管は精巣上体から尿道までを結ぶ管で、精子の輸送路として重要な役割を果たします。
- 精路チャート:精子が精巣で産生されてから体外に射出されるまでの経路を「精路」といいます。
- 陰嚢、精巣挙筋と精索:陰嚢は精巣を収容する袋状の構造で、精巣を体温より低い温度に保つ役割があります。
- 精索と鼠径管:鼠径管は腹壁を斜めに貫通するトンネルで、男性では精索が、女性では子宮円索が通過します。
- 鼠径管:鼠径管は腹壁を斜めに貫通するトンネルで、臨床的にヘルニアの好発部位として非常に重要です。
- 前腹壁の後面と精管:前腹壁を後面(腹腔側)から観察すると、精管の走行やヘルニアが起こりやすい部位を理解することができます。
- 腰神経叢の枝と鼠径管:腰神経叢は第12胸神経〜第4腰神経から構成され、下腹部や下肢に分布する神経を分岐します。
- 精嚢・前立腺・尿道球腺:精嚢、前立腺、尿道球腺は男性の付属生殖腺で、精液の組成に重要な分泌物を加えます。
- 精嚢・前立腺・尿道球腺まとめ:精嚢、前立腺、尿道球腺は男性の付属生殖腺であり、それぞれが特徴的な分泌物を産生して精液の組成に貢献しています。
- 前立腺肥大:前立腺肥大症は、加齢に伴い前立腺が肥大する疾患で、中高年男性に非常に多くみられます。
- 陰茎海綿体と尿道海綿体:陰茎は勃起性器官であり、内部に海綿体という血液で満たされる組織を含んでいます。
- 陰茎の断面図:陰茎の断面を観察することで、海綿体や血管、神経の配置を立体的に理解することができます。
- 勃起のしくみ:勃起は陰茎海綿体に血液が充満することで起こる生理現象です。
- 勃起と射精に関わる神経支配:勃起と射精は異なる神経系によって制御されています。
- 男性 会陰域-浅層:会陰は骨盤の下方に位置する領域で、排泄器官と生殖器官が存在します。
- 男性 会陰域-中層:会陰域の中層には浅会陰隙に存在する筋群が含まれます。
- 男性 会陰域-深層:会陰域の深層には尿生殖隔膜(深会陰隙)に存在する筋群が含まれます。
- 尿生殖三角と肛門三角:会陰域は尿生殖三角と肛門三角の2つの三角に分けられます。
- 内生殖器の発生:男女の内生殖器は、発生初期には同じ構造(未分化状態)から出発し、性決定に従って男性型または女性型に分化します。
- 外生殖器の発生:外生殖器も内生殖器と同様に、発生初期には男女で同じ構造(未分化状態)から出発します。
- 男女生殖器の相同器官:男女の生殖器は、発生学的に同じ構造から分化するため、互いに対応する「相同器官」の関係にあります。
- 女性生殖器系-全体像:女性生殖器は、卵子をつくる卵巣、卵子を運ぶ卵管、受精卵を育てる子宮、交接器であり産道ともなる膣、そして外生殖器より…。
- 女性骨盤内臓器-正中断-膀胱・子宮・直腸:女性の骨盤内には膀胱、子宮、直腸が前方から後方へ順に並んでいます。
- 女性骨盤内臓器-やや左の矢状断-膀胱・子宮・直腸:女性骨盤内臓器をやや左側から観察することで、卵巣や卵管、子宮の側面からの位置関係を理解することができます。
- 皮質と髄質に分かれる器官:人体には組織学的に皮質と髄質の2層に分かれる器官がいくつか存在します。
- 卵巣:卵巣は女性の生殖腺であり、卵子の産生と女性ホルモンの分泌を担っています。
- 卵巣と卵管:卵巣と卵管は密接な位置関係にあり、排卵された卵子は卵管采によって捕捉されます。
- 卵巣と卵胞・黄体:卵巣には種々の発達段階の卵胞が存在します。
- 種々の卵胞と黄体:卵胞は原始卵胞から成熟卵胞(グラーフ卵胞)まで段階的に発育し、排卵後は黄体、白体へと変化します。
- 卵胞の発育過程とゴナドトロピン:卵胞の発育は性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)によって調節されています。
- 2cell-gonadotropin-theory:卵胞におけるエストロゲン産生は、2種類の細胞と2種類のゴナドトロピンが協調して行われます。
- 卵巣のホルモン分泌:卵巣のホルモン分泌は、視床下部-下垂体-卵巣軸によって調節されています。
- 卵管と子宮腔:卵管は卵巣から排出された卵子を子宮へ運ぶ管状の器官です。
- 卵管の粘膜:卵管は粘膜・筋層・漿膜の3層で構成されています。
- 子宮の区分:子宮は前傾前屈の位置にあり、上部2/3の子宮体部と下部1/3の子宮頸部に分けられます。
- 子宮広間膜:子宮広間膜は、子宮、卵管、卵巣を上方よりすっぽりと覆った腹膜のひだです。
- 男女の鼠径管(精索と子宮円索):鼠径管は腹壁を斜めに貫通する管で、男性では精索、女性では子宮円索が通過します。
- 子宮の組織構造:子宮壁は内側から子宮内膜、筋層、漿膜(外膜)の3層で構成されています。
- 3層の子宮平滑筋:子宮の平滑筋層は3層で構成されています。
- 子宮内膜:子宮内膜は月経周期に伴い周期的に変化します。
- 子宮腺と頚管腺:子宮内膜には子宮腺が、子宮頸部には頚管腺が存在します。
- 膣:膣は子宮に続く長さ約7cmの前後に扁平な筒状の器官で、交接器と産道を兼ねます。
- 女性外生殖器:女性外生殖器は外陰部とも呼ばれ、恥丘、大陰唇、小陰唇、陰核、膣前庭などから構成されます。
- 陰核、前庭球と大前庭腺:女性外生殖器の深部には陰核、前庭球、大前庭腺などの構造があります。
- 女性の会陰域:女性の会陰域は骨盤底を構成する筋群と外生殖器が位置する領域です。
- 女性の会陰域に分布する血管と神経:女性の会陰域には多くの血管と神経が分布しています。
- 卵巣周期と月経周期-SQ2:女性の性周期は卵巣周期と月経周期の2つの側面から理解することができます。
- 性周期(月経周期と卵巣周期):性周期は卵巣周期と月経周期を合わせた女性の周期的変化です。
- エストロゲンとプロゲステロンの作用一覧:エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は女性の生殖器や乳腺、基礎体温などに様々な作用を持ちます。
- hCGにより妊娠黄体となる:着床すると絨毛からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌され、黄体が妊娠黄体として維持されます。
- 性周期覚え方のコツ-1-卵巣周期と女性ホルモン:性周期を理解するには、まず卵巣周期から始めることがコツです。
- 性周期覚え方のコツ-2-月経周期と女性ホルモン:月経周期は月経期、増殖期、分泌期の3つに分けられます。
- 性周期覚え方のコツ-3-黄体が退化すると月経となる:受精しない場合、黄体は排卵後10〜12日で退化し白体となります。
- 性周期覚え方のコツ-4-排卵はLHの急激な上昇(LHサージ)により起こる:排卵はLH(黄体形成ホルモン)の急激な上昇、いわゆるLHサージにより誘発されます。
- 性周期覚え方のコツ-5-プロゲステロン分泌により高温期となる:基礎体温は性周期に伴い低温期と高温期に分かれます。
- 性周期覚え方のコツ-6-性周期チャート:性周期を理解するには、卵巣の変化、ホルモンの変動、子宮内膜の変化を一連の流れとして捉えることが大切です。
- 受精のしくみ:受精は精子と卵子が融合して受精卵となる過程です。
- 受精卵の移動過程:受精は卵管膨大部で行われます。
- 排卵時期と頚管粘液(おりもの)の様子:頚管粘液(おりもの)は月経周期に伴い性状が変化します。
- 着床と二層性胚盤の形成(発生第2週):発生第2週は着床と二層性胚盤の形成が行われる時期です。
- 胚葉(三層性胚盤)の形成(発生第3週):発生第3週は三層性胚盤(外胚葉・中胚葉・内胚葉)が形成される時期です。
- 三胚葉から分化するもの:三層性胚盤を構成する外胚葉・中胚葉・内胚葉からは、それぞれ異なる器官・組織が分化します。
- 三胚葉から分化する器官:受精後21日目頃の胚子では、外胚葉・中胚葉・内胚葉の三胚葉が明確に区別できます。
- 神経胚形成:神経系は外胚葉から発生します。
- 胚子の折りたたみ:発生第4週になると、胚子の折りたたみ(屈曲)が起こり、平らな三層性胚盤から円筒形の胚子へと変化します。
- 3〜4週の胚子:発生3〜4週の胚子は、神経管の発達に伴い折りたたみが進みます。
- 4〜5週の胚子:発生4〜5週の胚子は、咽頭弓がさらに発達し、肢芽(前肢芽・後肢芽)が明確になります。
- 6〜7週の胚子:発生6〜7週の胚子は、顔面の構造(耳・目・鼻・口)が明確になり、上肢・下肢も発達してきます。
- 7〜8週の胚子:発生7〜8週の胚子は、指の分離が進み、眼瞼が現れ、尾は消え、外生殖器が分化し始めます。
- 9〜10週の胎児:受精後9週から「胎児」と呼ばれるようになります。
- 10〜12週の胎児:発生10〜12週の胎児は、手足の指が明確に分離し、骨や筋肉などの構造もほぼ決定しています。
- 月経後胎齢と受精後胎齢:発生学と産科学では、妊娠期間の数え方が異なります。
- 胎盤の形成1:胎盤は胎児と母体をつなぐ重要な器官です。
- 胎盤の形成2:受精後16日頃になると、栄養膜から突起が伸び、絨毛膜が形成されます。
- 胎盤の形成3:受精後3週(受精後24日頃)になると、絨毛内に胎児の毛細血管が分布し、真の絨毛となり、胎盤が機能を始めます。
- 胎盤の形成4:受精後9〜10週になると、胎児の成長に伴い胎盤も肥大します。
- 胎盤の形成5:受精後15週頃になると、羊膜は絨毛膜を裏打ちし、胚外体腔は閉鎖します。
- 胎盤の形成6:成熟した胎盤は直径15cm、厚さ3cmにも達し、中央に臍帯がつき胎児と連絡しています。
- 胎盤の形成7後産:出産前や分娩中も、胎児が脱出するまでは、子宮の容積は保たれるので、胎盤は剥離しません。
- 前置胎盤:前置胎盤とは、正常より膣に近い位置に胎盤が付着し、内子宮口の一部、あるいは全部を覆った状態です。
- 妊娠中のホルモン濃度変化:妊娠中は様々なホルモンの濃度が変化します。
- 分娩:分娩は、胎児が母体から出てくる過程で、分娩第一期、分娩第二期、分娩第三期の3つの段階に分けられます。
第7章 内分泌系
- 細胞間の情報伝達:私たちの体の中では、約37兆個もの細胞が絶えずコミュニケーションを取り合っています。
- ホルモンの分類:ホルモンは化学的性質によって大きく分類され、その分類によって作用機序が全く異なります。
- 水溶性ホルモンの作用機序:水溶性ホルモンは細胞膜を通過できないため、独特の情報伝達システムを持っています。
- 脂溶性ホルモンの作用機序:脂溶性ホルモンは、水溶性ホルモンとは全く異なる作用機序を持っています。
- 内分泌器官:内分泌器官は全身に点在し、それぞれ特有のホルモンを分泌して体の機能を調節しています。
- 松果体:松果体は間脳の一部として、体内時計を調節する重要な内分泌器官です。
- 視床下部ホルモン:視床下部は内分泌系の「司令塔」とも呼ばれ、下垂体前葉ホルモンの分泌を調節する重要な役割を担っています。
- 下垂体の発生:下垂体は前葉と後葉で発生由来が全く異なります。
- 下垂体ホルモン:下垂体は「ホルモンの司令塔」とも呼ばれ、多くの重要なホルモンを分泌しています。
- 下垂体前葉:下垂体前葉は視床下部からの調節を受けて、6種類のホルモンを分泌する重要な内分泌器官です。
- 成長ホルモン-GH:成長ホルモン(GH)は、その名の通り成長を促進するホルモンですが、実は成長期が終わった後も重要な働きをしています。
- ソマトスタチン:ソマトスタチンは「抑制性ホルモン」として知られ、体内の様々な場所で分泌され、多くのホルモンや消化機能を抑制する働き…。
- 低身長症の分類:低身長症にはいくつかの種類があり、原因によって症状や体型の特徴が異なります。
- プロラクチン-PRL(GnRH抑制):プロラクチンは乳汁産生を促進するホルモンとして知られていますが、実は排卵抑制という重要な作用も持っています。
- テストステロン:テストステロンは男性ホルモンの代表格で、精巣のライディッヒ細胞から分泌されます。
- 更年期のホルモン変化:更年期は女性の体に大きな変化が起こる時期です。
- 甲状腺と上皮小体:甲状腺と上皮小体(副甲状腺)は解剖学的に密接な位置関係にあり、それぞれ異なるホルモンを分泌しています。
- 甲状腺-濾胞と傍濾胞細胞:甲状腺の組織構造を理解することは、甲状腺ホルモンの産生機構を理解する上で重要です。
- 甲状腺ホルモンの分泌過程:甲状腺ホルモンの合成過程は複雑ですが、国家試験では超頻出のテーマです。
- サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の違い:甲状腺ホルモンにはT4とT3の2種類がありますが、それぞれ異なる特性を持っています。
- 甲状腺ホルモンの分泌調節:甲状腺ホルモンの分泌は、視床下部-下垂体-甲状腺軸(HPT軸)によって精密に調節されています。
- カルシウム代謝:カルシウムは骨の構成成分であるだけでなく、筋収縮、神経伝達、血液凝固など多くの生理機能に関与する重要なミネラルです。
- 血中カルシウムイオン濃度の調節:血中カルシウムイオン濃度は、パラソルモンとカルシトニンという2つのホルモンによって厳密に調節されています。
- ビタミンD:ビタミンDはカルシウム代謝に不可欠なビタミンで、皮膚での合成から肝臓・腎臓での活性化まで、独特の代謝経路を持っています。
- 副腎の発生:副腎は皮質と髄質で発生由来が全く異なります。
- 副腎皮質ホルモンと副腎髄質ホルモン:副腎は皮質と髄質から全く異なる種類のホルモンを分泌しています。
- コルチゾルの分泌調節:コルチゾルはストレスホルモンとも呼ばれ、HPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質軸)によって厳密に調節されています。
- コルチゾルによる炎症抑制機序:コルチゾルの抗炎症作用のメカニズムを理解するには、アラキドン酸カスケードを知る必要があります。
- アドレナリンとノルアドレナリン:アドレナリンとノルアドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンですが、それぞれの作用は大きく異なります。
- アドレナリン受容体(α受容体とβ受容体):アドレナリン受容体にはα受容体とβ受容体があり、それぞれ異なる作用を持っています。
- アドレナリン・ノルアドレナリンの作用の強さと受容体:アドレナリンとノルアドレナリンは受容体への作用の強さが異なるため、生理作用にも違いがあります。
- 膵臓-ランゲルハンス島・膵島:膵臓のランゲルハンス島(膵島)は血糖調節の中心的な役割を果たしています。
- グルコース、マルトース、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン:糖質(炭水化物)は単糖、二糖類、多糖類に分類されます。
- 血糖値の調節:血糖値の調節にはグルコーストランスポーター(GLUT)が重要な役割を果たしています。
- 血糖値の調節・ホルモン:血糖値は複数のホルモンによって厳密に調節されています。
- 膵臓-インスリン抵抗性:インスリン抵抗性は2型糖尿病の主要な病態であり、現代の生活習慣病を理解する上で重要な概念です。
- ANPとBNP:ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)とBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は心臓から分泌されるホルモンで、体液量…。
- 内分泌疾患まとめ:内分泌疾患は「ホルモンの過剰(機能亢進)」と「ホルモンの不足(機能低下)」に分けて理解すると整理しやすいです。
- 下垂体腺腫:下垂体腺腫はトルコ鞍に存在する良性腫瘍で、ホルモンを産生するタイプと産生しないタイプがあります。
- テタニー:テタニーは低カルシウム血症によって引き起こされる筋の過剰収縮で、「助産婦様手」という特徴的な症状を呈します。
- アジソン病:アジソン病は副腎皮質の機能低下により、コルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲンが欠乏する疾患です。
- 褐色細胞腫:褐色細胞腫は副腎髄質の腫瘍で、カテコールアミンを過剰に分泌することで様々な症状を引き起こします。
第8章 神経系
- 中枢神経系の発生:中枢神経系の発生は、国家試験で超頻出のテーマです。
- 神経細胞(ニューロン)の構造2:神経細胞(ニューロン)は神経系の基本単位です。
- ニューロン連鎖:ニューロン間の情報伝達はシナプス結合によって行われます。
- 興奮性ニューロンと抑制性ニューロン:神経系における情報伝達の基本となるEPSP(興奮性シナプス後電位)とIPSP(抑制性シナプス後電位)。
- 神経系-軸索輸送:軸索にはリボソームがないため、タンパク質を自分で合成することができません。
- 髄鞘と跳躍伝導:髄鞘(ミエリン鞘)は神経の伝導速度を飛躍的に向上させる重要な構造です。
- 神経系-神経の変性:神経線維が損傷を受けたとき、どのような変化が起こるのでしょうか。
- 神経系-白質と灰白質:神経系を学ぶ上で、白質と灰白質の違いを理解することは基本中の基本です。
- 神経節:神経節とは、末梢神経において神経細胞体が集まっている場所です。
- 神経節の分類:神経節は感覚神経節と自律神経節に大別されます。
- 神経節一覧:神経節は末梢神経において神経細胞体が集まる場所であり、感覚神経節と自律神経節に分類されます。
- 末梢神経の構造-神経上膜、神経周膜、神経内膜:末梢神経は3層の結合組織で覆われています。
- 末梢神経線維の分類:末梢神経線維は直径と伝導速度によって分類されます。
- 末梢神経線維の分類-SQs:末梢神経線維の分類は、国家試験で最も頻出するテーマの一つです。
- 末梢神経線維の分類-SQ暗記用:末梢神経線維の分類は、国家試験において繰り返し出題される超重要テーマです。
- 末梢神経線維の分類-SQ暗記用s:本記事は、末梢神経線維の分類を効率的に暗記するための最終確認用シートです。
- 神経系-脊髄の全体像:脊髄は中枢神経系の一部であり、脳と末梢を結ぶ重要な神経経路です。
- 神経系-脊髄:脊髄は脊柱管内を走行する中枢神経であり、31対の脊髄神経を出します。
- 神経系-脊髄の断面図-SQ2:脊髄の横断面は、頚髄・胸髄・腰髄・仙髄で形態が系統的に変化します。
- 神経系-脊髄の断面図:脊髄の断面は部位によって形態が異なります。
- 脊柱管の断面と前根・後根、前枝・後肢:脊髄神経には「根」と「枝」という2つの重要な概念があります。
- 脊髄の入力と出力:「前は運動、後は感覚」これがベル・マジャンディーの法則の基本です。
- 脊髄白質(前索、側索、後索)-上行路、下行路:脊髄の白質には様々な伝導路(上行路・下行路)が通っています。
- 脊髄神経前枝の分節と神経叢:脊髄神経の前枝は互いに吻合して神経叢を形成します。
- 神経系-交感神経の作用と受容体:交感神経の作用を理解する上で、α受容体とβ受容体の違いを覚えることが重要です。
- 交感神経の作用と受容体:交感神経の効果は受容体の種類(α受容体・β受容体)によって異なります。
- 交感神経の作用と受容体-SQ図:交感神経の作用と受容体の関係を図表でまとめて整理しましょう。
- 自律神経の例外:通常、自律神経は交感神経と副交感神経の二重支配ですが、いくつかの重要な例外があります。
- 神経系-脳底部・脳幹と脳神経:12対の脳神経は脳底部から出入りし、それぞれ異なる機能を持っています。
- 脳幹と脳神経核:脳神経核は脳幹内に特定の配置規則に従って並んでいます。
- 脳幹後面と視床:脳幹後面には第四脳室底(菱形窩)と視床が見えます。
- 対光反射と輻輳・調節反射:対光反射と近見反射は瞳孔の調節に関わる重要な反射です。
- 赤核・オリーブ・小脳路と皮質・橋核・小脳路-チャート:小脳は3つの小脳脚を通して脳幹と連絡しています。
- パーキンソン病の神経回路:パーキンソン病は黒質からのドパミン神経が変性する疾患です。
- 神経系-小脳の区分と機能:小脳は入力元と機能によって3つに区分されます。
- 小脳の発生的区分:小脳は系統発生学的に原小脳、古小脳、新小脳の3つに区分されます。
- 小脳脚-SQ2:小脳は3つの小脳脚(上小脳脚、中小脳脚、下小脳脚)で脳幹と連絡しています。
- 小脳核-SQ2:小脳核は小脳髄質内にある4つの灰白質塊です。
- 小脳の神経回路:小脳皮質は3層構造で、プルキンエ細胞が主役です。
- 間脳の発生:間脳の発生は、解剖学の中でも特に国家試験で頻出のテーマです。
- 間脳まとめ:間脳は大脳と脳幹の間に位置し、感覚の中継、意識の覚醒、自律神経・内分泌の調節など、生命維持に不可欠な機能を担っています。
- 間脳の機能-まとめ:間脳の機能を系統的に理解することは、神経系の学習において極めて重要です。
- 視床の機能的分類:視床は感覚情報の中継所として知られていますが、その機能は「特殊投射系」と「非特殊投射系」に大別されます。
- 視床まとめ:視床は間脳の中心的構造であり、ほぼすべての感覚情報が大脳皮質に到達する前に中継される場所です。
- 視床の神経核と大脳の対応:視床核はそれぞれ特定の大脳皮質領域に投射しています。
- 特殊感覚中継核群:視床は「嗅覚以外のすべての感覚を中継する」という重要な機能を持っています。
- 視床の運動性中継核:視床は感覚の中継だけでなく、運動のフィードバックにも重要な役割を果たしています。
- 連合核:視床の連合核は、高次の認知機能を担う連合野に投射する核群です。
- 神経系-脳幹網様体賦活系:上行性網様体賦活系(ARAS)は、意識の覚醒を維持する重要な神経回路です。
- 視床下部:視床下部は自律神経系と内分泌系の最高中枢として、生命維持に不可欠な役割を担っています。
- 視床下部はの7大機能:視床下部は小さな領域ながら、生命維持と恒常性維持に不可欠な7つの主要機能を担っています。
- 視床下部は自律神経系および内分泌の最高中枢:視床下部は自律神経系と内分泌系の両方を上位から支配する最高中枢です。
- 視床下部によるホメオスタシス-まとめ:視床下部は体内環境の恒常性(ホメオスタシス)を維持する中枢です。
- 神経系-大脳の外観:大脳は神経系の中で最も発達した部分であり、高次脳機能を担っています。
- 神経系-大脳上面:大脳を上面から観察すると、前頭葉と頭頂葉の構造が明瞭に見えます。
- 神経系-大脳上面-SQ-暗記用:大脳上面の構造は、解剖学の基礎として国家試験で必ず出題される重要テーマです。
- 神経系-大脳外側面:大脳外側面は最も多くの構造が観察できる面であり、4つの葉(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)すべてを確認できます。
- 神経系-大脳外側面-SQ暗記用:大脳外側面は、大脳の5つの葉(前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉・辺縁葉)すべてを観察できる重要な視点です。
- 神経系-大脳内側面:大脳内側面は、辺縁葉(帯状回)や視覚野(鳥距溝周囲)など、外側面からは見えない重要な構造を観察できます。
- 神経系-大脳内側面-SQ-暗記用:大脳内側面は、外側面では見えない重要な構造を観察できる視点です。
- 神経系-大脳下面と脳幹-斜め下から:脳を下面から観察すると、脳幹(中脳・橋・延髄)と多くの脳神経の起始部を確認できます。
- 神経系-大脳・間脳と脳幹-正中矢状断:脳の正中矢状断は、大脳、間脳、脳幹、小脳の位置関係と内部構造を一度に観察できる重要な断面です。
- 神経系-島皮質:島皮質は外側溝の深部に隠れた大脳皮質で、外部からは直接見ることができません。
- 神経系-大脳新皮質は6層構造:大脳新皮質は6層構造からなり、各層は異なる細胞構成と機能を持っています。
- 大脳-ブロードマンの脳地図と機能局在:ブロードマンは大脳皮質を細胞構築学的に52の領野に区分しました。
- 体部位局在性:錐体路(皮質脊髄路)は、その経路のすべての場所で体部位局在性を持っています。
- 神経系-ホムンクルス:ペンフィールドのホムンクルス(小人)は、大脳皮質の運動野と感覚野における体部位局在を視覚的に表したものです。
- 大脳-補足運動野と運動前野(高次運動野):一次運動野(4野)の前方には、運動の準備や計画を担う高次運動野が存在します。
- 錐体路:錐体路は随意運動を伝える最も重要な下行性伝導路です。
- 錐体路-チャート:錐体路の経路を順を追って理解することは、神経系の学習において基本となります。
- 神経系-後索内側毛帯路:後索-内側毛帯路は、識別性触圧覚(二点識別覚、振動覚)と意識にのぼる深部感覚(位置覚、運動覚)を伝える上行性伝導路です。
- 神経系-脊髄視床路:外側脊髄視床路は温痛覚を伝える上行性伝導路です。
- 一次視覚野と高次視覚野:視覚情報は大脳皮質で段階的に処理されます。
- 鳥距溝:鳥距溝(calcarine sulcus)は後頭葉内側面にある重要な脳溝で、一次視覚野(V1)が位置する場所です。
- 視覚伝導路とその側枝(視交叉上核・上丘・視床枕):視覚情報は網膜から一次視覚野へ送られるだけでなく、様々な構造にも分岐して送られます。
- 横側頭回(一次聴覚野):横側頭回(ヘシュル回)は一次聴覚野が存在する場所で、聴覚伝導路の終点です。
- 大脳-運動性失語症と感覚性失語症:失語症は言語機能の障害で、障害部位により運動性失語症(ブローカ失語)と感覚性失語症(ウェルニッケ失語)に分類されます。
- 神経系-連合野:連合野は大脳皮質の約75%を占め、感覚野や運動野からの情報を統合して高次脳機能を担う領域です。
- 前頭連合野:前頭連合野は「心の座」と呼ばれ、思考・判断・計画・人格などの高次脳機能を担います。
- 頭頂連合野:頭頂連合野は頭頂葉の後部に位置し、視覚や触覚などの感覚情報を統合して空間認識や注意の制御に関与します。
- 頭頂連合野の障害によって起きる症状:頭頂連合野の障害では、失語・失読・失書・失行・失認・半側空間無視など様々な症状が出現します。
- 側頭連合野:側頭連合野は聴覚・言語・記憶・顔認識に関わる領域です。
- 大脳白質の分類(投射線維・交連線維・連合線維):大脳髄質(白質)は神経線維の束からなり、投射線維・交連線維・連合線維の3種類に分類されます。
- 神経系-投射線維・交連線維・連合線維:大脳白質を構成する3種類の線維(投射線維・交連線維・連合線維)について、各線維の具体的な構造と機能を詳しく解説します。
- 大脳白質-投射線維:投射線維は大脳皮質と下位の構造(視床、脳幹、脊髄)を上下方向に連絡する神経線維です。
- 大脳白質-交連線維:交連線維は左右の大脳半球を連絡する神経線維です。
- 大脳白質-連合線維:連合線維は同側の大脳半球内で異なる皮質領域を連絡する神経線維です。
- 大脳基底核-:大脳基底核は大脳白質に埋もれた灰白質の塊(神経核)で、運動の調節に重要な役割を果たします。
- 大脳基底核の分類-:大脳基底核には解剖学的分類と生理学的分類の2つの考え方があります。
- 大脳基底核-まとめ:大脳基底核の各構造(尾状核、被殻、淡蒼球、前障、扁桃体)にはそれぞれ異なる機能があります。
- 大脳基底核回路:大脳基底核回路は興奮性ニューロンと抑制性ニューロンの相互作用により運動を制御します。
- 大脳基底核の連絡、直接路と関節路-チャート:大脳基底核の運動制御回路には直接路、間接路、ハイパー直接路の3つの経路があります。
- 大脳基底核回路-直接路:直接路は大脳基底核回路の「アクセル」として機能し、運動を開始しやすくする経路です。
- 大脳基底核回路-間接路:間接路は大脳基底核回路の「ブレーキ」として機能し、不必要な運動を抑制する経路です。
- 大脳基底核回路-ハイパー直接路:ハイパー直接路は大脳基底核回路の「緊急停止ブレーキ」として機能します。
- 基底核変性疾患-パーキンソン病:パーキンソン病は黒質緻密部のドパミン作動性ニューロンが変性する進行性疾患です。
- 基底核変性疾患-ハンチントン病:ハンチントン病は常染色体優性遺伝を示す神経変性疾患で、線条体の間接路ニューロンが変性します。
- 基底核変性疾患-ヘミバリスム:ヘミバリスムは視床下核の病変により生じる激しい不随意運動です。
- 基底核変性疾患-ジストニア:ジストニアは持続的・反復的な筋収縮による異常姿勢を特徴とする運動亢進性疾患です。
- 運動失調症-ataxia:運動失調症は運動の協調性が障害され、滑らかな運動ができなくなる状態です。
- ドーパミン神経系の走行:ドーパミン神経系は運動機能と報酬系に関与する重要な神経系です。
- 前頭辺縁回路:前頭辺縁回路(Fronto-Limbic Circuit)は情動と認知の統合を行い、感情的な反応とその調整を支える…。
- 背側認知回路、腹側情動回路:脳内には認知機能と情動機能を担う2つの主要な回路があります。
- 嗅脳:嗅脳は嗅覚情報を処理する脳の構造群です。
- 嗅脳と嗅覚伝導路:嗅覚伝導路は嗅粘膜から嗅皮質に至る神経経路です。
- 神経系-嗅覚伝導路:嗅覚は視床を介さず大脳辺縁系に直接入力する唯一の感覚です。
- 海馬:海馬は記憶形成に重要な大脳辺縁系の構造です。
- 神経系-海馬・脳弓・乳頭体:脳弓は海馬と乳頭体を結ぶ線維束で、記憶を司るパペッツ回路の主要部分です。
- 扁桃体:扁桃体は側頭葉深部に位置し、情動(特に恐怖・不安)の処理に深く関与する大脳辺縁系の構造です。
- パペッツ回路・ヤコブレフ回路:大脳辺縁系には記憶と情動を担う2つの主要な回路があります。
- 脳硬膜:脳硬膜は脳を保護する最も外側の膜です。
- 大脳鎌と小脳テント:硬膜は脳を保護するだけでなく、大脳鎌と小脳テントで脳を区画に分けます。
- 大脳鎌と小脳テント-SQ暗記用:大脳鎌と小脳テントは脳硬膜が形成する重要なひだであり、脳を区画化して保護する役割を果たします。
- 大脳鎌と小脳テント-模式図:硬膜の突起(大脳鎌・小脳テント・小脳鎌)と硬膜静脈洞の位置関係を立体的に理解することは、脳ヘルニアや静脈洞血栓症の…。
- 神経系-脳室系:脳室系は脳脊髄液が循環する空間で、側脳室、第三脳室、第四脳室、中心管から構成されます。
- 神経系-脳室系とクモ膜下腔:脳脊髄液(CSF)は脳室系の脈絡叢で産生され、脳室を循環した後、第四脳室の正中口・外側口からクモ膜下腔に流出し、ク…。
- 神経系-クモ膜下腔と脳脊髄液の流れ:脳脊髄液(CSF)は脈絡叢で産生され、脳室系を経てクモ膜下腔に流出し、クモ膜顆粒で上矢状静脈洞に吸収されます。
- 硬膜外血腫、硬膜下血腫、クモ膜下出血、脳内出血:頭蓋内出血は出血部位により硬膜外血腫、硬膜下血腫、クモ膜下出血、脳内出血に分類されます。
- 皮質・橋核・小脳路-チャート:皮質橋核小脳路は大脳皮質から小脳への情報伝達経路で、運動の協調と微調整に重要です。
- 脳神経の出どころ:脳神経は12対あり、それぞれ異なる部位から出ています。
- 神経系-脳神経核の分類:脳神経核は「特殊/一般」「体性/臓性」「求心性/遠心性」の3つの基準で分類されます。
- 脳神経-まとめ-表:12対の脳神経は感覚、運動、副交感の機能を持ちます。
- 動眼神経・滑車神経・外転神経:III(動眼神経)・IV(滑車神経)・VI(外転神経)は眼球運動を支配する脳神経です。
- 神経系-外眼筋と眼球運動:6つの外眼筋と内眼筋の支配神経と作用を理解することは、眼球運動障害の診断に不可欠です。
- 瞳孔括約筋と瞳孔散大筋:瞳孔の大きさは副交感神経と交感神経のバランスで決まります。
- 三叉神経の分布域:三叉神経(V)は顔面の皮膚感覚を支配します。
- 神経系-三叉神経-浅層:三叉神経(V)は顔面の感覚を支配する最も太い脳神経です。
- 神経系-三叉神経-深層:三叉神経(V)には4つの副交感神経節(毛様体・翼口蓋・耳・顎下神経節)が付属しますが、これらは三叉神経の機能には関…。
- 三叉神経・上顎神経-V2-:上顎神経(V2)は三叉神経の第2枝で、純感覚神経です。
- 上顎神経チャート:上顎神経(V2)は三叉神経第2枝で、正円孔を通過する純感覚神経です。
- 三叉神経・下顎神経-V3-:下顎神経(V3)は三叉神経の第3枝で、運動線維と感覚線維を含む唯一の混合神経です。
- 下顎神経チャート:下顎神経(V3)は三叉神経の第3枝で、運動線維と感覚線維を含む混合神経です。
- 顔面神経チャート:顔面神経(VII)は表情筋の運動(SVE)、舌前2/3の味覚(SVA)、涙腺・唾液腺への副交感(GVE)を担う複合…。
- 鼓索神経VII-と-舌神経-V3:鼓索神経(VII)と舌神経(V3)は舌前2/3の支配において重要な関係にあります。
- 舌咽神経の分布:舌咽神経(IX)は舌後1/3の味覚・知覚、咽頭の感覚、茎突咽頭筋の運動、耳下腺への副交感を担う混合神経です。
- 舌咽神経チャート:舌咽神経(IX)は感覚・運動・副交感の混合神経で、頚静脈孔を通過します。
- 神経系-迷走神経:迷走神経(X)は最も広い分布域を持つ脳神経で、頸部・胸部・腹部の内臓を支配します。
- 舌下神経の分布:舌下神経(XII)は舌筋を支配する純運動神経で、舌下神経管を通過します。
- 脳と脊髄の全体像:脳と脊髄は中枢神経系を構成する最も重要な器官です。
- 顔面部と頚部の神経:顔面と頚部の神経支配は、国家試験で非常に重要なテーマです。
- 顔面部と頚部の神経-SQs:顔面と頚部の神経支配は、国家試験で繰り返し出題される重要テーマです。
- 顔面部と頚部の神経-SQ暗記用:顔面と頚部の神経支配は、国家試験で必ず出題される超重要テーマです。
- 顔面部と頚部の神経-SQ暗記用s:本記事は、顔面部と頚部の神経を効率的に暗記するための最終確認用シートです。
- 背部の筋に分布する神経(浅層):背部の筋は浅層筋と深層筋に分けられ、それぞれ異なる神経によって支配されます。
- 背部の筋に分布する神経(深層):背部深層筋(固有背筋)は、脊柱の伸展・回旋・側屈を担う重要な筋群です。
第9章 感覚器系
各記事では、解剖学の重要なポイントをイラストとともに解説しています。ぜひ、学習にお役立てください。






コメント