【一問一答】8.3.3.6 神経系 – 上行性伝導路 (6) 味覚と嗅覚の伝導路

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【一問一答】8.3.3.6 神経系 – 上行性伝導路 (6) 味覚と嗅覚の伝導路

【味覚伝導路】

味覚情報は舌前2/3は (A.   ) 、舌後1/3は (B.   ) により伝えられる

A. 三叉神経 B. 舌咽神経
A. 顔面神経 B. 三叉神経
A. 顔面神経 B. 舌咽神経

(解答) A. 顔面神経 B. 舌咽神経
味覚情報は舌前2/3は顔面神経舌後1/3は舌咽神経により伝えられます。

顔面神経、舌咽神経からの味覚情報は延髄の (   ) に伝えられる

疑核
孤束核
楔状束核

(解答) 孤束核
顔面神経、舌咽神経からの味覚情報は延髄の孤束核に伝えられます。


孤束核はVII,IX,Xからの臓性求心性情報が入力する神経核です。孤束核の外側部はSVA (特殊臓性求心性…つまり味覚) が入力し、孤束核の内側部はGVA (一般臓性求心性) の情報が入力します。
よって、咳嗽反射や嚥下、嘔吐、圧受容器反射、化学受容器反射などのIX,X の内臓求心性神経が関与する反射弓にも関わっています。

孤束核からの味覚情報は視床を経由し、 (   葉) の味覚野に入力する

前頭葉
頭頂葉
側頭葉
後頭葉

(解答) 頭頂葉
孤束核からの味覚情報は視床を経由し、頭頂葉味覚野に入力します。味覚野は中心後回の下部から頭頂弁蓋部、島への移行部にかけて存在します。

【嗅覚伝導路】

鼻腔で臭いを感じる部分は (   ) にある

上鼻道
中鼻道
下鼻道
鼻腔の後上部

(解答) 鼻腔の後上部
鼻腔で臭いを感じる部分は鼻腔の後上部にあります。この部位を嗅粘膜 (嗅上皮) といい、嗅神経が分布しています。

嗅細胞の軸索があつまり十数本の嗅神経となり (   ) を通り嗅球に入力する

正円孔
棘孔
篩骨篩板

(解答) 篩骨篩板
嗅細胞の軸索があつまり十数本の嗅神経となり篩骨篩板を通り嗅球に入力します。

嗅球からの嗅覚情報は嗅索を通り、前有孔質や扁桃体、その周辺の皮質などへ投射する。ここは (   ) に属する部位であり、嗅覚情報は情動に強く作用する

大脳新皮質
大脳辺縁系

(解答) 大脳辺縁系
嗅覚は発生的に原始的な感覚で、大脳辺縁系に直接入力します。


嗅球や嗅索、前有孔質、梨状皮質、扁桃体などの嗅覚の感知に関する部分を嗅脳といいます。嗅球は前頭葉下面にありますが、梨状皮質や扁桃体などは側頭葉の深部に位置するために、嗅覚野を側頭葉とする場合もあります。ですが、この部位は古皮質に属する大脳辺縁系なので、大脳新皮質にある運動野や体性感覚野とは性質がことなると解釈したほうがよさそうです。
かつて、嗅覚情報は視床を経由しないとされてきましたが、現在は嗅覚情報の一部は視床を経由して、前頭葉の眼窩前頭皮質に投射することがわかっています。この部位は大脳新皮質に属します。よって嗅覚野を眼窩前頭皮質とする考え方もあるようです。

整理すると、嗅覚情報は
嗅神経 → 嗅球 → 嗅索 → 側頭葉深部の大脳辺縁系 → 一部は視床を経由し、前頭葉 眼窩前頭皮質
と知っておけば大丈夫だと思います。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|自律神経を整える腹部指圧(按腹)

    かずひろ先生は、神奈川県相模原市で「つむぐ指圧治療室」を開業しております。

    ご存知でしょうか。指圧は肩こりや腰痛だけではなくて、実は自律神経の調節がとても得意なんです。その秘訣は「腹部指圧」です。江戸時代では「按腹」とも呼ばれていました。お腹には消化器系や泌尿器系といった臓器があるのはもちろんですが、内臓器の働きを調節する自律神経が張り巡らされています。

    自律神経という場合には、一般的に「交感神経」と「副交感神経」が有名です。交感神経は心身を緊張状態として闘争や逃走に適した状態とする役割があり、副交感神経は心身をリラックスさせ消化吸収を促し治癒力をたかめてエネルギーを蓄えるように働きます。

    これらは臓器の機能を調節する「遠心性」の自律神経ですが、これ以外に「求心性」の自律神経があります。これを内臓求心性神経といい、実は遠心性線維より遥かに多い数があることが知られています。内臓からの求心性神経は常に脳や脊髄に内臓の情報を伝えています。文字通りこころと身体は繋がっています。内臓の調子が悪ければ、イマイチやる気も起きないのは、無理をしないようにという内臓求心性神経からのメッセージかもしれません。

    当室の腹部指圧(按腹)では、母指や四指、手掌をもちいてお腹全体をやわらかくし、組織液の循環をよくして内臓の細胞達ひとつひとつの活性化を心に想い、誠心誠意お腹を施術させていただきます。

    「腹を割って話をする」「腹を決める」などという諺があるように、お腹は私たちの身体の根本ともなるところです。だからこそ、内臓器に対する深い理解とともに、誠心誠意お腹の臓器たちに敬意を払い腹部指圧をさせていただいております。

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