【一問一答】1.3.2 人体の構成 – 皮膚の構造

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【一問一答】1.3.2 人体の構成 – 皮膚の構造

【皮膚の構造】

皮膚は表皮と皮下組織の2層に分かれる。○×

(解答) ×
皮膚は表面から表皮・真皮・皮下組織3層に分かれます。

【表皮】

表皮は皮膚の表面をおおう丈夫な上皮で角化した(   上皮)からできている。

単層円柱上皮
多列上皮
重層扁平上皮

(解答) 重層扁平上皮
表皮は皮膚の表面をおおう丈夫な上皮で、角化した重層扁平上皮でできています。

角化とは細胞内に(   )というタンパク質が蓄積して細胞がかたくなる現象である。

コラーゲン
ケラチン
エラスチン

(解答) ケラチン
角化とは細胞内にケラチンというタンパク質が蓄積して細胞がかたくなる現象です。ケラチンは毛髪・爪・ひづめ・角・羽毛などの主成分となっている硬タンパク質の総称で、水に溶けにくく安定しています。角質とも言われます。

表皮は、表層から(A.   層)・有棘層・顆粒層・淡明層・(B.   層)の5つの層として観察される。

A. 分子層  B. 外錐体細胞層
A. 多形細胞層  B. 基底層
A. 基底層  B. 角質層

(解答) A. 基底層  B. 角質層
表皮の断面には、上皮細胞が生まれてから角化してゆく過程が、基底層・有棘層・顆粒層・淡明層・角質層の5つの層として観察されます。
基底層は1層の円柱細胞からなります。主にケラチン産生細胞(ケラチノサイト)で、ところどころにメラニン産生細胞(メラノサイト)、メルケル細胞がみられます。
有棘層はとげ状の細胞質突起同士がデスモソームで強く結合してる層です。
顆粒層は角質に変化していく顆粒を含みます。
淡明層は色素にそまりにくい層です。
角質層はケラチンで充満した角質細胞が積み重なってできた層です。核は消失しています。

メラノサイトは(   層)にみられる。

角質層
淡明層
顆粒層
有棘層
基底層

(解答) 基底層
メラニン産生細胞(メラノサイト)は表皮の基底層 (基底細胞層)に存在します。メラニン顆粒を産生・分泌しまわりの上皮細胞に渡します。メラノサイトの数は人種によって変わりませんが、黒色人種では産生するメラニン顆粒の量が多くなっています。

メルケル細胞は(   層)にみられる。

角質層
淡明層
顆粒層
有棘層
基底層

(解答) 基底層
メルケル細胞は、表皮の基底層に存在する触覚の受容細胞で、メルケル盤を構成します。

【真皮】

真皮は太い膠原線維が交錯してできる丈夫な層で(   組織)に分類されます。

上皮組織
密性結合組織
疎性結合組織

(解答) 密性結合組織
真皮は膠原線維が豊富な密性結合組織でできています。
密性結合組織は場所が限られているのでよく問題に出題されます。
靱帯・腱・真皮・眼球の強膜などが密性結合組織です。

表皮と真皮の境界には真皮側から(   )が突き出し、ここに毛細血管や感覚神経の終末が入り込んでいる。

乳頭
絨毛
茎状突起

(解答) 乳頭
表皮と真皮の境界には真皮側から乳頭(真皮乳頭)が突き出し、ここに毛細血管や感覚神経の終末が入り込んでいます。
この真皮の表層で薄く、表皮に向かって多数の小さな円錐状の突起(真皮乳頭)をつくっている層を乳頭層といいます。手掌や足底の皮膚では真皮乳頭は規則正しく2列に並び、表皮の表面に隆起をつくります。 これを皮膚小稜といい、隣り合う小稜の間にある溝を皮膚小溝といいます。こうして指紋、掌紋、足底紋が形成されます。

一つの指紋の下には2列の真皮乳頭があり、そこに規則正しくマイスネル小体が並んでいます。また真皮乳頭の付け根の部分、表皮側に入り込んだところにメルケル盤が存在します。指紋や真皮乳頭はマイスネル小体やメルケル盤の感度を増大させる効果があります。指紋は単なる滑り止めではなく、触覚の検出感度を向上させる役割を担っています。

真皮の深層で、太い膠原線維束が密に交叉する層を(   層)という。

乳頭層
網状層

(解答) 網状層
真皮は浅層の乳頭層と深層の網状層の2層に分けられます。網状層は真皮の深層で、太い膠原線維束が密に交叉する層です。弾性線維も太く、膠原線維束とからみあって網をつくっています。このようにして真皮は特有な機械的強靭性と弾性を兼ね備えています。

【皮下組織】

皮下組織は(   組織)からなり、皮膚本体と深層にある骨格や筋との間をゆるくつないで、丈夫な皮膚が身体の動きを妨げないようにする。

上皮組織
密性結合組織
疎性結合組織

(解答) 疎性結合組織
皮下組織疎性結合組織からなり、皮膚本体と深層にある骨格や筋との間をゆるくつないで、丈夫な皮膚が身体の動きを妨げないようにしています。

皮下組織には多量の(   細胞)が集まって、体熱の喪失を防ぐとともに、外力に対するクッションの役割を果たす。

線維芽細胞
脂肪細胞
形質細胞

(解答) 脂肪細胞
皮下組織には多量の脂肪細胞が集まって、皮下脂肪層をつくり、体熱の喪失を防ぐとともに、外力に対するクッションの役割を果たしています。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|スタッフは私と妻の二人

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    オンラインでは解剖学講師。そしてオフラインでは指圧師。 解剖学と同じくらい、指圧のひと押しにこだわっています。体重を載せるのではなく、下半身からの抗重力筋の連動動作により、足部・膝関節・股関節・背部〜肘関節にかけてのほんの少しの伸展を積み重ね反作用にて押圧いたします(反作用圧法)。この圧法の利点は、ごく軽い圧から強い圧まで正確なコントロールを保って押圧できること、そして上下に貫通するベクトルの中で押圧を行なうので、正確な垂直圧となることです。 (昨年までは反作用圧法セミナーを毎月開催していたのですが、コロナの影響で技術セミナーは自粛しております。2人集めてもらえればオンデマンドで技術セミナーを開催できますので、ご相談ください)

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