胎児循環の一覧

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

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3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
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胎児循環の全体像を経路を追ってみてみます。

はじまりは
① 臍動脈
から考えた方が分かり易いと思います。

臍動脈は左右の内腸骨動脈から分かれて、胎盤へと行きます。対をなすのがポイントです。また、胎盤は胎児にって肺の機能を果たしているので、臍動脈は静脈血が流れています。

胎盤は胎児にとって呼吸器や消化器官の役割を代行してくれています。胎盤内では、母体血と胎児血との間で、双方の血液が混ざることなく、ガスや栄養素、老廃物の交換が行なわれます。

② 臍静脈

胎盤でガスや栄養素、老廃物の交換を終えた動脈血は、1本の臍静脈に集められます。臍静脈は臍帯を通り、臍から胎児の体内に入ります。

臍から腹腔内へと入った臍静脈は肝鎌状間膜の下縁を走り、肝臓の下面へと達します。ここで臍静脈は門脈左枝に合流しつつ、その本幹は静脈管へと続きます。

③ 静脈管

アランチウス管とも言われ、臍静脈からの動脈血を肝臓を素通りさせて、下大静脈へと送ります。

臍静脈は胎児にとって最も酸素分圧の高い動脈血が流れています。よって、静脈管により臍静脈からの動脈血が流入した下大静脈は、胎児にとって動脈血に近い混合血となります。

④ 卵円孔

心房中隔に開いたアナで、右心房と左心房を連絡します。下大静脈口のすぐ上に位置します。

下大静脈からの酸素が豊富な血液は、右心房へ入ると、その大部分が卵円孔を通り、左心房へと流入します。

左心房に流入した血液は、大動脈へと送られます。大動脈弓にて、腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈と酸素と栄養が豊富な血液が供給されます。

⑤ 動脈管
動脈管は肺動脈幹と大動脈弓を結んでいます。

上大静脈からの血液は静脈血で、多くは卵円孔を通らずに、右心房から右心室に入り、肺動脈に流れます。

しかし、胎児の肺は拡張しておらず、肺血管抵抗が高いので、大部分の血液は動脈管を通り、大動脈弓へと送られます。

動脈管が大動脈弓に繋がる場所が、左鎖骨下動脈分岐部の後ろというところが、私大好きなんです。

赤ちゃんは、身長に比べて頭の大きさの比率が大きいですが、脳をしっかりと発達させるために、腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈に最も酸素と栄養が豊富な血液が流れていることに、とっても神秘を感じます。

もちろん、からだは全てが奇跡といえるくらい精巧によく出来ています。勉強をしっかり楽しんですすめていくと、こんなちょっとした感動ポイントや萌えポイントが見つかっていくと思います。

うわぁ、これすごいなぁ。
とか、感動や喜びを勉強に見出せると、勉強が楽しくなり、効率もどんどんあがっていきます。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|自律神経を整える腹部指圧(按腹)

    かずひろ先生は、神奈川県相模原市で「つむぐ指圧治療室」を開業しております。

    ご存知でしょうか。指圧は肩こりや腰痛だけではなくて、実は自律神経の調節がとても得意なんです。その秘訣は「腹部指圧」です。江戸時代では「按腹」とも呼ばれていました。お腹には消化器系や泌尿器系といった臓器があるのはもちろんですが、内臓器の働きを調節する自律神経が張り巡らされています。

    自律神経という場合には、一般的に「交感神経」と「副交感神経」が有名です。交感神経は心身を緊張状態として闘争や逃走に適した状態とする役割があり、副交感神経は心身をリラックスさせ消化吸収を促し治癒力をたかめてエネルギーを蓄えるように働きます。

    これらは臓器の機能を調節する「遠心性」の自律神経ですが、これ以外に「求心性」の自律神経があります。これを内臓求心性神経といい、実は遠心性線維より遥かに多い数があることが知られています。内臓からの求心性神経は常に脳や脊髄に内臓の情報を伝えています。文字通りこころと身体は繋がっています。内臓の調子が悪ければ、イマイチやる気も起きないのは、無理をしないようにという内臓求心性神経からのメッセージかもしれません。

    当室の腹部指圧(按腹)では、母指や四指、手掌をもちいてお腹全体をやわらかくし、組織液の循環をよくして内臓の細胞達ひとつひとつの活性化を心に想い、誠心誠意お腹を施術させていただきます。

    「腹を割って話をする」「腹を決める」などという諺があるように、お腹は私たちの身体の根本ともなるところです。だからこそ、内臓器に対する深い理解とともに、誠心誠意お腹の臓器たちに敬意を払い腹部指圧をさせていただいております。

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