心臓の血管(左右の冠状動脈、大心臓静脈、中心臓静脈、冠状動脈)

note 解剖学マガジン

ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
4 オンライン講座と連動。アーカイブ動画で何度でも学習できる

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心臓の血管についてみてみます。心臓の栄養血管である冠状動脈は上行大動脈の枝です。上行大動脈の基部より左右の冠状動脈が別々に出ます。

  • 左冠状動脈:左半月弁の直上の大動脈洞より出ます。すぐに前室間溝を下る前室間枝と、冠状溝を前方より左後方へと回る回旋枝に分かれます。回旋枝は左心室の後壁に分布し、前室間枝は左心室の前壁に分布します。
  • 右冠状動脈:右半月弁の直上の大動脈洞より出ます。冠状溝を前方より右後方へと回り、後室間溝を走る後室間枝となります。右心室、心室中隔の後半、洞房結節や房室結節を含めた右心房へと分布します。

心臓の静脈は、冠状溝後面を走る冠状静脈洞に集められ、右心房へと注ぎます。冠状静脈洞に流入する静脈の主なものを説明します。

  • 大心臓静脈:心尖より前室間溝を上行し、冠状溝を左後方へと回り冠状静脈洞に注ぎます。
  • 中心臓静脈:心尖より後室間溝を上行し、冠状静脈洞へ注ぎます。
  • 小心臓静脈:右心室の後面を上行し、冠状溝を右後方へと走り、冠状静脈洞に注ぎます。これは出題されないと思います。

ポイントと覚え方

冠状溝と室間溝の位置関係、そして左冠状動脈の枝なのか。右冠状動脈の枝なのかがよく問われます。前室間溝を通る血管は前室間枝(左冠状動脈の枝)と大心臓静脈、後室間溝を通る血管は後室間溝(右冠状動脈の枝)、中心臓静脈です。 

「ヒダリマエ、大きいのが当たり前」

血管ではありませんが、4つの弁尖の位置関係で最も前方にあるのは肺動脈弁です。大動脈弁が真ん中にあり、肺動脈弁は大動脈弁の「ヒダリマエ」。大動脈弁の後ろは左右の房室弁です。

ちなみに、迷走神経も横隔膜の手前から左迷走神経が前、右迷走神経が後ろに行き、食道裂孔を通過します。

冠状動脈、肺動脈弁、迷走神経は「ヒダリマエ」

循環器系 – 心臓 解説|かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学 note

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【2-2(1)】 循環器系 – 心臓 解説|黒澤一弘|note
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