大腿三角(スカルパ三角)

大腿三角(スカルパ三角)

鼠径靭帯・縫工筋・長内転筋で作られる三角を大腿三角(スカルパ三角)といいます。この三角の上縁をつくる鼠径靭帯の下には血管裂孔と筋裂孔が開いていて、内側から順に大腿静脈、大腿動脈、大腿神経が並んでいます。大腿三角の下部は内転筋管へと続きます。(大腿動静脈が膝窩動脈へと続くルートとなります)

ゴロ:三角なのに長方形
(大腿三角)(内転筋)(工筋)(鼠靭帯)

血管裂孔と筋裂孔

鼠径靭帯のほぼ中央で脈が取れる場所があります。そこが「血管裂孔」の大腿動脈拍動部です。大腿動脈の内側に大腿静脈があります。

また、大腿動脈拍動部より指1本分斜め上が「筋裂孔」で腸腰筋と大腿神経が通過します。触れるとほんの少し膨らんでいて、手応えのあるところが腸腰筋です。この部位は腸腰筋を効率良く触診できる部位です。また、腸腰筋の深層には大腿骨頭が存在します。

血管裂孔を通過するもの

  • 大腿動脈
  • 大腿静脈
  • 陰部大腿神経大腿枝
  • リンパ管(大腿輪)

筋裂孔を通過するもの

  • 腸腰筋
  • 大腿神経
  • 外側大腿皮神経

教科書を理解するための解説プリント(PDF)

noteの定期購読マガジン かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学 マガジン(月額1,980円) にて提供しているプリントPDFデータは、教科書を理解するための副読本としてお使いください。

もちろん、zoomオンライン講座ではスライドを用いて、プリントの内容に沿って講座を展開いたします。ですが、私のもっとも基本的なスタンスは「教科書を一番大切にして、教科書に常に戻る」です。

用語の理解を大切にする

講座の中でも特に強調してお伝えしていることですが、日々の学習の中で,出てきた用語の理解にこだわってほしいと思います。特に国試過去問ででてきた用語や単語については、最重要として必ず意味が曖昧なままにしておかないことが大切です。

私が提供している解剖学プリントは、用語の理解とイメージ化について、重点をおいて作成しています。ひとつひとつの単語の意味がわかり、イメージができれば、そこは理解できているということです。

教科書を読んでみる

まだ習っていない。もしくはあまり理解していない。そのような範囲について、教科書を読んでみてもあまり頭に入ってこないと思います。意味があいまいだったり、わからない単語が複数混じっていると、もはやその範囲の文章はあまりわからなくなってきます。

教科書は小説とちがって、読み手が知らないことを教えるためのものなので、当然その文章には、知らない単語、意味が曖昧な単語が多く入ってきます。だから、常に私は「単語・用語の理解」を大切にするようにお伝えしています。

プリントで勉強すると、図が豊富で、要点をまとめてあるために「わかったような気」になってきます。そこで再び教科書を読んでみます。プリントで単語や用語についてしっかり意味を理解できたり、イメージが湧くようになれば、教科書の該当ページに書いてある文章がスラスラと頭に入ってきます。

教科書は、自分が学習して「そこを理解しているか否か」を判断するための最高のツールとなります。 そして、教科書には、国家試験に必要な知識が過不足なく収められています。 だから、「教科書を大切に」してほしいのです。

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