大腿三角(スカルパ三角)

系統10.5. 下肢

大腿三角(スカルパ三角)

鼠径靭帯・縫工筋・長内転筋で作られる三角を大腿三角(スカルパ三角)といいます。この三角の上縁をつくる鼠径靭帯の下には血管裂孔と筋裂孔が開いていて、内側から順に大腿静脈、大腿動脈、大腿神経が並んでいます。大腿三角の下部は内転筋管へと続きます。(大腿動静脈が膝窩動脈へと続くルートとなります)

ゴロ:三角なのに長方形
(大腿三角)(内転筋)(工筋)(鼠靭帯)

血管裂孔と筋裂孔

鼠径靭帯のほぼ中央で脈が取れる場所があります。そこが「血管裂孔」の大腿動脈拍動部です。大腿動脈の内側に大腿静脈があります。

また、大腿動脈拍動部より指1本分斜め上が「筋裂孔」で腸腰筋と大腿神経が通過します。触れるとほんの少し膨らんでいて、手応えのあるところが腸腰筋です。この部位は腸腰筋を効率良く触診できる部位です。また、腸腰筋の深層には大腿骨頭が存在します。

血管裂孔を通過するもの

  • 大腿動脈
  • 大腿静脈
  • 陰部大腿神経大腿枝
  • リンパ管(大腿輪)

筋裂孔を通過するもの

  • 腸腰筋
  • 大腿神経
  • 外側大腿皮神経
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