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促通拡散:アミノ酸やグルコースは担体タンパクを通り拡散する
アミノ酸やグルコースは水溶性なので、そのままでは脂質二重層を通過できません。
そこで担体タンパクという特別な通路を通って移動します。
担体タンパクは別名、
トランスポーターとも言われます。
グルコースでしたら、
“glucose transporter”
これには1, 2, 3, 4などと種類があります。
有名なのはGLUT4
(glucose transporter type 4) です。
GLUT4は骨格筋に発現するグルコース輸送の担体タンパクです。
インスリンの作用をうけ、筋細胞が細胞膜表面にGLUT4を発現させ、
積極的に血液中からグルコースをとりいれ、筋細胞のエネルギー源とします。
ですが、2型糖尿病では、インスリンは分泌されていますが、効き目が悪くなっています。
すると筋細胞はGLUT4を細胞膜表面に発現することができなくなります。
結果として、血糖を効率良く筋細胞が利用できないということにつながります。
これをインスリン抵抗性といいます。
食事療法とともに、
運動療法がとても効果的です。
運動を行なうことで、筋細胞がエネルギーを消費します。
すると、もっと血糖を取り入れる必要があるので、細胞膜表面にGLUT4を発現しやすくなります。
運動はエネルギーを消費するだけでなく、インスリン抵抗性を改善させるのに役立ちます。
さて。まとめです。
アミノ酸やグルコースは担体タンパクにより輸送されます。これを促通拡散といいます。
【一問一答】1-1-1 細胞の構造
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【画像+プチ解説】1.1.1 細胞 目次
- 人体を形作る最小の単位は細胞である
- 細胞の数は成人で約( 個)である
- 赤血球の大きさは直径7〜8μmである
- 人体の細胞は( )により囲まれている
- 細胞膜は脂質二重層によりできている
- 細胞膜は脂質二重層の流動モザイクモデルである
- 単純拡散:細胞膜を通過し、濃度の高い方から低い方へ物質が移動
- 促通拡散:アミノ酸やグルコースは担体タンパクを通り拡散する
- イオンポンプはATPのエネルギーを使う能動輸送である
- イオンチャネルは( 輸送)である
- イオンチャネルには電位依存チャネルやリガンド作動チャネルがある
- 食作用(膜動輸送):異物全体を細胞膜に包み込んで取り入れる
- 開口放出:細胞内の小胞が細胞膜と癒合し物質が放出
- 開口放出と食作用を合わせて膜動輸送(サイトーシス)という
- 細胞小器官(オルガネラ):細胞の中で特定の機能を分担
- 粗面小胞体と滑面小胞体
- 粗面小胞体の働きはタンパク質の合成である
- 滑面小胞体の働き:筋細胞、肝細胞、副腎皮質・精巣・卵巣
- リボソームによるタンパク質合成
- 細胞内に単独で存在しているリボソームは( )と呼ばれる
- 粗面小胞体に付着しているリボソームは( )という
- ゴルジ装置は翻訳後修飾を行ないます
- 中心小体:( )の際に染色体を引き寄せる中心となる
- ミトコンドリアは細胞活動に必要な( )を産生する
- クリスタ(クリステ):ミトコンドリア内膜で深く内部に折れこんでいる部分
- リソソームは加水分解酵素を内部に含み細胞内消化を行なう
- 細胞骨格(微小管、アクチンフィラメント、中間径フィラメント)
- 赤血球、血小板は無核の細胞である
- 骨格筋細胞と破骨細胞は多核の細胞である
- 細胞核は内外2枚よりなる細胞核につつまれ、所々に核膜孔が開いている
- 核の内部にはDNAとタンパク質が結合した染色質が存在している
- 核の中にみられる核小体にはRNAが集まっている
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