【解剖学 国試演習】2-4 循環器系 – 静脈系

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
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(あマ指-2005-32)
問題2-d1 門脈の構成に関与しないのはどれか。

1.腎静脈 

2.脾静脈

3.上腸間膜静脈

4.下腸間膜静脈

(解答 1)

・門脈は脾静脈、上腸間膜静脈、下腸間膜静脈が合流してできます。
・門脈は肝臓の機能血管、固有肝動脈は肝臓の栄養血管です。( → 機能血管と栄養血管
・門脈と固有肝動脈は共に肝臓内の類洞毛細血管に流れ込みます。その後、肝静脈に集まり下大静脈に注ぎます。

(鍼灸-2008-26)
問題2-d2 門脈の形成にかかわらないのはどれか。

1.奇静脈 ○  → 上大静脈

2.脾静脈

3.上腸間膜静脈

4.下腸間膜静脈

(解答 1)

・前の問題でも出ましたが、門脈を構成する静脈は「脾静脈・下腸間膜静脈・上腸間膜静脈」です。よく出題されるので、しっかり覚えてください。
・奇静脈系は胸壁の肋間静脈を集めて上大静脈に注ぎます。動脈に伴行しない奇妙な静脈だから奇静脈。

(鍼灸-1995-27)
問題2-d3 静脈が門脈系に注ぐ臓器はどれか。

1.脾臓 ○ 脾静脈・上腸間膜静脈・下腸間膜静脈 → 門脈

2.腎臓 腎静脈 → 下大静脈

3.副腎 左副腎静脈 → 左腎静脈 → 下大静脈 / 右副腎静脈 → 下大静脈

4.子宮 子宮静脈叢 → 子宮静脈 → 内腸骨静脈 → 下大静脈

(解答 1)

(あマ指-1998-30)
問題2-d4 下大静脈に直接注ぐ静脈はどれか。

1.奇静脈  → 上大静脈

2.肝静脈 

3.肺静脈  → 左心房

4.大腿静脈  → 外腸骨静脈 → 総腸骨静脈 → 下大静脈

(解答 1)

(あマ指-2007-28)
問題2-d5 上大静脈に直接注ぐ静脈はどれか。

1.門脈  → 肝臓 → 肝静脈 → 下大静脈

2.奇静脈 

3.肝静脈  → 下大静脈

4.肺静脈  → 左心房

(解答 1)

後胸壁の静脈を集めて上大静脈に注ぐ静脈系を奇静脈系といいます。右側の奇静脈、左側下半の半奇静脈、左側上半の副半奇静脈の3つがあります。

(柔整-2001-10)
問題2-d6 器官とその静脈との組み合わせで誤っているのはどれか。

1.脳 ――――― 硬膜静脈洞

2.胸壁 ―――― 奇静脈

3.小腸 ―――― 門脈

4.下肢 ―――― 腰静脈 ×

(解答 4)

腰静脈は左右4対で腰動脈に伴って走り、腰部の壁側の静脈を集め、上大静脈に注ぎます。また、脊柱の両側で上下に縦走する上行腰静脈で互いに連絡します。

(柔整-12-31)
問題2-d7 皮静脈の走行で誤っているのはどれか。

1.橈側皮静脈は三角筋の表面を通る× 前縁(鎖骨胸筋三角・三角筋胸筋溝)

2.外頚静脈は胸鎖乳突筋の表面を通る。

3.小伏在静脈は外果の後ろを通る。

4.大伏在静脈は内果の前を通る。

(解答 1)

(理作-2002-11)
問題2-d8 門脈に流入しないのはどれか。

1.左腎静脈 ○ 下大静脈に注ぐ

2.脾静脈

3.上腸間膜静脈

4.左胃静脈

5.空回腸静脈

(解答 1)

門脈は「脾静脈・下腸間膜静脈・上腸間膜静脈」が合わさってできますが、この問題では下腸間膜静脈がありません。この場合、臓器で考えればオッケーです。
門脈は脾臓と消化管からの静脈血を肝臓に運ぶ

(理作-2004-13)
問題2-d9 下大静脈に直接入る静脈で誤っているのはどれか。

1.奇静脈 × 奇静脈 → 上大静脈

2.肝静脈  肝臓の上部後面より出て下大静脈に注ぐ。

3.腰静脈  4対あり、下大静脈に注ぐ。上行腰静脈で上下が吻合する。

4.腎静脈  左腎静脈は長く、腹大動脈の前を横切る。右腎静脈は短い。

5.総腸骨静脈  L5の高さで、左右の総腸骨静脈が合して下大静脈となる。

(解答 1)

(柔整-1998-16)
問題2-d10 上大静脈と下大静脈を連絡するのはどれか。

1.門脈 門脈 → 肝臓 → 肝静脈 → 下大静脈

2.奇静脈 ○ 上大静脈 ← 奇静脈 → 上行腰静脈 → 下大静脈

3.腕頭静脈 腕頭静脈 → 上大静脈

4.肝静脈 肝静脈 → 下大静脈

(解答 1)

(柔整-2003-10)
問題2-d11 静脈系について正しいのはどれか。

1.左右の腕頭静脈は合流して上大静脈となる。

2.左右の腕頭静脈の合流部を静脈角という。 内頚静脈と鎖骨下静脈の合流部

3.右腕頭静脈には奇静脈が流入する。 上大静脈

4.右腕頭静脈は左腕頭静脈より長い短い

(解答 1)

(柔整-2004-10)
問題2-d12 門脈系と体循環系静脈との吻合がみられないのはどれか。

1.食道の下部 食道静脈瘤破裂

2.臍 メデューサの頭

3.膀胱 

4.直腸 痔核

(解答 1)

この問題は門脈圧亢進症の症状から正答を導きだせます。まずは門脈圧亢進症の症状をしっかり覚えてください。それが理解できたら、この問題はなんなく解けます。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|スタッフは私と妻の二人

    かずひろ先生は、神奈川県相模原市で「つむぐ指圧治療室」を開業しております。 現在、スタッフは私と妻の二人で行なっています。二人とも厚生労働大臣認定の国家資格をもったあん摩マッサージ指圧師です。個人店だからこそできる、きめ細かなアドバイス。誠心誠意の指圧治療でみなさまのこころと身体の健康に貢献していきます。

    オンラインでは解剖学講師。そしてオフラインでは指圧師。 解剖学と同じくらい、指圧のひと押しにこだわっています。体重を載せるのではなく、下半身からの抗重力筋の連動動作により、足部・膝関節・股関節・背部〜肘関節にかけてのほんの少しの伸展を積み重ね反作用にて押圧いたします(反作用圧法)。この圧法の利点は、ごく軽い圧から強い圧まで正確なコントロールを保って押圧できること、そして上下に貫通するベクトルの中で押圧を行なうので、正確な垂直圧となることです。 (昨年までは反作用圧法セミナーを毎月開催していたのですが、コロナの影響で技術セミナーは自粛しております。2人集めてもらえればオンデマンドで技術セミナーを開催できますので、ご相談ください)

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