消化管でパイエル板がみられるのはどれか (2013年 あマ指 問題25)

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

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消化管でパイエル板がみられるのはどれか (2013年 あマ指 問題25)

1 食道
2 ○ 回腸:回腸下部にパイエル板が存在
3 盲腸
4 直腸


小腸の粘膜固有層にはゴマ粒大のリンパ小節が散在する (孤立リンパ小節)。リンパ小節が集まって、小判状 (長さ2~4cm) に見える集合リンパ小節 (パイエル板) は回腸下部に見られる。

  • 孤立リンパ小節:小腸全域に存在
  • 集合リンパ小節:回腸下部に存在

パイエル板=回腸に存在!だけでなく、粘膜固有層に見られることも出題されたことがあるので、一緒に覚えておきましょう。

粘膜(p.70 消化管の基本構造 – 粘膜)

粘膜はその表面がいつも粘液性の分泌物で濡れている柔らかい膜で、粘膜上皮・粘膜固有層・粘膜筋板よりなる。粘膜上皮は、口腔、食道、肛門など機械的刺激の強いところでは重層扁平上皮、分泌や吸収の行われる胃や腸では単層円柱上皮でできている。粘膜固有層は繊細な膠原線維が密に織りなす結合組織の層であり、粘膜下組織は太い膠原線維が粗く織りなす結合組織である。粘膜固有層と粘膜下組織とは粘膜筋板により互いに隔てられる。口腔のように粘膜筋板がないところでは、粘膜下組織の発達が悪く、粘膜固有層と粘膜下組織の境界もはっきりしない。
粘膜には多くの腺があり、分泌物を粘膜表面に放出している。小腸および大腸の粘膜上皮内には杯細胞が多数散在し、粘液を分泌する。胃腺や腸腺は粘膜固有層内に、食道腺や十二指腸腺は粘膜下組織内に位置して分泌を行う。
消化管には壁内に含まれる腺のほかに、口腔では唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)が、十二指腸では肝臓と膵臓という消化腺が閉口し消化液を分泌している。
粘膜固有層には血管のほかに豊富なリンパ管網が形成され、リンパ小節が発達する(孤立リンパ小節)。回腸では多数のリンパ小節が集まり集合リンパ小節(パイエル板)を形成する。

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