小腸について正しいのはどれか (2016年 鍼灸 問題24)

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

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1 とにかく図が豊富
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小腸について正しいのはどれか (2016年 鍼灸 問題24)

1 × 粘膜上皮は多列円柱上皮である
小腸の粘膜上皮は単層円柱上皮
口腔~肛門は一続きの管となっている。入口と出口は刺激や摩擦に強い重層扁平上皮。中間は消化と吸収に向く単層円柱上皮である。つまり、口腔~食道と肛門が重層扁平上皮。胃・小腸・大腸は単層円柱上皮である。 (p.80–81 小腸の組織構造と機能)

2 ○ 粘膜固有層にパイエル板がある
粘膜固有層には孤立リンパ小節や集合リンパ小節(パイエル板)が存在する。 (p.81 粘膜固有層)

3 × 全長にわたって腸間膜がある
空腸・回腸には腸間膜がある。
小腸は十二指腸・空腸・回腸。十二指腸は腹膜後臓器で腸間膜を持たない。空腸・回腸は腹膜内臓器で腸間膜を持つ。 (p.79 小腸)

4 × 表面に腹膜垂がある
腹膜垂は結腸の特徴である。
輪状ヒダ・腸絨毛・微絨毛は小腸の特徴腹膜垂・結腸ヒモ・結腸膨起・半月ヒダは大腸(直腸を除く)の特徴(p.80~81 小腸の組織構造と機能, p.82 結腸の外形的特徴)


消化管の壁は、内面をおおう粘膜、中心を占める筋層、外面を包む漿膜または外膜の3層から構成される。
消化管の粘膜はその表面がいつも粘液性の分泌物で濡れている柔らかい膜で、粘膜上皮・粘膜固有層・粘膜筋板よりなる。粘膜上皮は、口腔、食道、肛門など機械的刺激の強いところでは重層扁平上皮、分泌や吸収の行われる胃や腸では単層円柱上皮でできている。粘膜固有層は繊細な膠原線維が密に織りなす結合組織の層であり、粘膜下組織は太い膠原線維が粗く織りなす結合組織である。粘膜固有層と粘膜下組織とは粘膜筋板により互いに隔てられる。口腔のように粘膜筋板がないところでは、粘膜下組織の発達が悪く、粘膜固有層と粘膜下組織の境界もはっきりしない。
粘膜には多くの腺があり、分泌物を粘膜表面に放出している。小腸および大腸の粘膜上皮内には杯細胞が多数散在し、粘液を分泌する。胃腺や腸腺は粘膜固有層内に、食道腺や十二指腸腺は粘膜下組織内に位置して分泌を行う。
消化管には壁内に含まれる腺のほかに、口腔では唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)が、十二指腸では肝臓と膵臓という消化腺が閉口し消化液を分泌している。
粘膜固有層には血管のほかに豊富なリンパ管網が形成され、リンパ小節が発達する(孤立リンパ小節)。回腸では多数のリンパ小節が集まり集合リンパ小節(パイエル板)を形成する。(p.70 消化管の基本構造 – 粘膜)

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