問題
DNA について誤っているのはどれか。
- 遺伝情報をもつ。
- 塩基は 3 種類である。
- 二重らせん構造である。
- 染色体に含まれる。
解答: 2(塩基は 3 種類である。)
解説
- 正しい。DNAは個体の形質に関するすべての遺伝情報を持っている。
- 誤り。DNAの塩基は3種類ではなく4種類である。DNAを構成する塩基には、アデニン(A)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C)の4種類がある。対になる塩基の組み合わせはAとT、GとCと決まっており、これを相補性という。この「4種類」という数は試験頻出の重要事項である。
- 正しい。DNAはヌクレオチドの鎖が2本向き合い、互いの塩基同士で結合して二重らせん構造を形成している。
- 正しい。DNAはタンパク質と複合した染色質の形で核内に存在し、細胞分裂の際に凝集して染色体を形成する。
ポイント
- DNAの塩基は「A(アデニン)・G(グアニン)・T(チミン)・C(シトシン)」の4種類である
- 覚え方のコツ: 「あ(A)・ぐ(G)・ち(T)・し(C)」で4文字。相補性は「ATペア・GCペア」と覚える
- 関連知識: RNAではチミン(T)の代わりにウラシル(U)が使われる。DNA=T、RNA=Uという違いも頻出である
- よくある間違い: DNAとRNAの塩基の違いを混同する。DNAにはチミン、RNAにはウラシルが含まれる
| 項目 | DNA | RNA |
|---|---|---|
| 塩基の種類 | A, G, T, C(4種類) | A, G, U, C(4種類) |
| 構造 | 二重らせん(2本鎖) | 1本鎖 |
| 糖 | デオキシリボース | リボース |
| 存在場所 | 主に核内 | 核内・細胞質 |
| 主な役割 | 遺伝情報の保存・複製 | タンパク質合成(mRNA, tRNA, rRNA) |
表: DNAとRNAの比較
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