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島皮質

島皮質 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

島皮質は外側溝の深部に隠れた大脳皮質で、外部からは直接見ることができません。味覚、内臓感覚、痛みの知覚、感情の認識など、多彩な機能を持つ重要な領域です。本記事では島皮質の解剖と機能を詳しく解説します。

詳しい解説

島皮質の位置と特徴

項目 詳細
位置 外側溝(シルビウス溝)の深部
被覆 前頭葉、頭頂葉、側頭葉の弁蓋に覆われている
別名 島(insula)、島葉
特徴 外部からは見えない「隠れた」皮質

島皮質の構造

構造 詳細
島輪状溝 島皮質を囲む溝
島短回 島皮質の前部(3〜4本)
島長回 島皮質の後部(2本)
中心島溝 島短回と島長回を分ける

島皮質の機能

島皮質は多彩な機能を持っています。

機能 詳細
味覚 味覚情報の処理(味覚野)
内臓感覚 内臓からの感覚情報処理
痛みの知覚 特に情動的な痛みの認知
感情の認識 自己の感情状態の認識
共感 他者の感情への共感
自己認識 身体意識、自己認識
嫌悪感 嫌悪の感情処理

周辺の構造(前額断で見える)

構造 位置・詳細
大脳縦裂 正中、左右の大脳半球を分ける
脳梁 左右の大脳半球を結ぶ
外側溝 島皮質を覆う
内包 視床と皮質を結ぶ投射線維
レンズ核 被殻+淡蒼球
被殻 レンズ核の外側部
淡蒼球 レンズ核の内側部
尾状核頭 側脳室に面する

絶対に覚えるべきポイント

  • 島皮質=外側溝の深部にある隠れた皮質
  • 味覚・内臓感覚・痛み・感情に関与
  • 前頭葉・頭頂葉・側頭葉の弁蓋で覆われている
  • 島短回(前部)と島長回(後部)に分けられる
  • 共感自己認識にも関与

一問一答

Q1. 島皮質はどこに位置するか?

【答え】 A. 外側溝(シルビウス溝)の深部

島皮質は外側溝の深部にあり、外部からは見えません。

Q2. 島皮質を覆っている構造は何か?

【答え】 A. 弁蓋(前頭葉、頭頂葉、側頭葉の一部)

島皮質は周囲の脳回(弁蓋)によって覆われています。

Q3. 島皮質が関与する感覚を2つ挙げよ。

【答え】 A. 味覚と内臓感覚

島皮質は味覚野を含み、また内臓からの感覚情報処理にも関与します。

Q4. 島皮質の前部と後部をそれぞれ何というか?

【答え】 A. 島短回(前部)と島長回(後部)

島短回は3〜4本、島長回は2本の脳回からなります。

Q5. 島皮質が関与する高次機能を2つ挙げよ。

【答え】 A. 感情の認識と共感

島皮質は自己の感情状態の認識や他者への共感にも関与します。

Q6. 島皮質を囲む溝を何というか?

【答え】 A. 島輪状溝

島輪状溝が島皮質の境界を画定しています。

国家試験対策問題

問題1

島皮質について正しいのはどれか。

a. 大脳外側面から直接見える

b. 後頭葉に位置する

c. 外側溝の深部に位置する

d. 視覚に関与する

e. 脳梁の一部である

【解答と解説】 正解:c

島皮質は外側溝(シルビウス溝)の深部に位置し、外部からは直接見えません。味覚、内臓感覚、感情などに関与します。

問題2

島皮質の機能として誤っているのはどれか。

a. 味覚

b. 内臓感覚

c. 視覚

d. 痛みの知覚

e. 感情の認識

【解答と解説】 正解:c

視覚は後頭葉の視覚野が担当します。島皮質は味覚、内臓感覚、痛みの知覚、感情の認識などに関与します。

問題3

島皮質を覆う構造として正しいのはどれか。

a. 脳梁

b. 弁蓋

c. 透明中隔

d. 脳弓

e. 帯状回

【解答と解説】 正解:b

島皮質は前頭葉、頭頂葉、側頭葉の弁蓋(operculum)によって覆われています。

問題4

島皮質の構造について正しいのはどれか。

a. 島長回は前部に位置する

b. 島短回は後部に位置する

c. 島輪状溝が島皮質を囲む

d. 中心溝が島皮質を通る

e. 外側溝の表面に位置する

【解答と解説】 正解:c

島輪状溝が島皮質を囲み、その境界を画定しています。島短回が前部、島長回が後部に位置します。

まとめ

島皮質は外側溝の深部にある「隠れた皮質」で、味覚、内臓感覚、痛みの知覚、感情の認識、共感、自己認識など多彩な機能を持ちます。前頭葉、頭頂葉、側頭葉の弁蓋に覆われているため、外部からは見えません。島短回(前部)と島長回(後部)に分けられます。

#解剖学 #神経系 #大脳

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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