MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

視床下部

視床下部 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

視床下部は自律神経系と内分泌系の最高中枢として、生命維持に不可欠な役割を担っています。体温調節、摂食行動、サーカディアンリズム、下垂体機能調節など、多彩な機能を持つ視床下部の各核とその機能を理解することは、国家試験対策として極めて重要です。

詳しい解説

視床下部下垂体系の神経核

下垂体機能の調節に関わる核群です。

機能
視索上核 オキシトシンとバソプレッシン(ADH)を産生し、軸索輸送により下垂体後葉から放出(神経内分泌)
室傍核 下垂体前葉ホルモンの分泌調節を行う視床下部ホルモンを分泌、また下垂体後葉ホルモンも産生
漏斗核(弓状核) 視床下部ホルモンを産生し、下垂体門脈を通じて下垂体前葉に作用

非視床下部下垂体系の神経核

下垂体以外の機能に関わる核群です。

機能
乳頭体 大脳辺縁系の主要な中継核(パペッツ回路:海馬→脳弓→乳頭体→視床前核→帯状回→海馬)
視交叉上核 サーカディアンリズムの中枢。網膜からの光情報を受け、交感神経を介して松果体のメラトニン分泌を調節
腹内側核 満腹中枢。障害されると過食・肥満を生じる
外側野 摂食中枢(空腹中枢)。障害されると摂食低下・やせを生じる
背内側核 外側核とともに空腹中枢を形成。視交叉上核からの時間情報が入力され、食餌性のサーカディアンリズムに関与
前視床下野 温度感受性ニューロンがあり、高温を感知して皮膚血管を拡張し、熱放散を促進(放熱中枢)
後視床下野 低温を感知し、ふるえ等を起こして産熱を促進(産熱中枢)
視索前野 性中枢。性行動や生殖機能の調節に関与

視床下部の機能まとめ

機能 担当する核
下垂体後葉ホルモン産生 視索上核、室傍核
下垂体前葉ホルモン調節 漏斗核(弓状核)
サーカディアンリズム 視交叉上核
摂食調節 腹内側核(満腹)、外側野(摂食)
体温調節 前視床下野(放熱)、後視床下野(産熱)
性行動 視索前野
記憶・情動 乳頭体

絶対に覚えるべきポイント

  • 視索上核・室傍核=下垂体後葉ホルモン(ADH・オキシトシン)産生
  • 視交叉上核=サーカディアンリズムの中枢
  • 腹内側核=満腹中枢、外側野=摂食中枢
  • 前視床下野=放熱、後視床下野=産熱
  • 乳頭体=パペッツ回路の構成要素

一問一答

Q1. サーカディアンリズムを調節する視床下部の核はどれか?

【答え】 A. 視交叉上核

視交叉上核は網膜からの光情報を受け、体内時計として機能します。

Q2. 満腹中枢が存在する視床下部の核はどれか?

【答え】 A. 腹内側核

腹内側核の障害では過食・肥満が生じます。

Q3. 摂食中枢(空腹中枢)が存在するのはどこか?

【答え】 A. 視床下部外側野

外側野の障害では摂食低下・やせが生じます。

Q4. 下垂体後葉ホルモンを産生する核を2つ挙げよ。

【答え】 A. 視索上核と室傍核

これらの核でADHとオキシトシンが産生され、軸索輸送で下垂体後葉から放出されます。

Q5. 高温を感知して放熱を促す中枢はどこか?

【答え】 A. 前視床下野

前視床下野は皮膚血管を拡張させ、熱放散を促進します。

Q6. パペッツ回路に含まれる視床下部の構造は何か?

【答え】 A. 乳頭体

乳頭体は海馬から脳弓を経て入力を受け、視床前核に出力します。

国家試験対策問題

問題1

視床下部の核と機能の組み合わせで正しいのはどれか。

a. 視交叉上核 – 体温調節

b. 腹内側核 – 摂食促進

c. 外側野 – 満腹感

d. 視索上核 – ADH産生

e. 前視床下野 – 産熱

【解答と解説】 正解:d

視索上核はADH(バソプレッシン)を産生します。視交叉上核はサーカディアンリズム、腹内側核は満腹中枢、外側野は摂食中枢、前視床下野は放熱中枢です。

問題2

視床下部の腹内側核の障害で生じる症状はどれか。

a. 低体温

b. 過食・肥満

c. 摂食低下・やせ

d. 不眠

e. 多尿

【解答と解説】 正解:b

腹内側核は満腹中枢であり、障害されると満腹感が得られず過食・肥満を生じます。摂食低下・やせは外側野(摂食中枢)の障害で生じます。

問題3

パペッツ回路について正しいのはどれか。

a. 視交叉上核を含む

b. 乳頭体を含む

c. 外側野を含む

d. 腹内側核を含む

e. 漏斗核を含む

【解答と解説】 正解:b

パペッツ回路は海馬→脳弓→乳頭体→視床前核→帯状回→海馬傍回→海馬の経路で、視床下部からは乳頭体が含まれます。

問題4

体温調節について正しいのはどれか。

a. 前視床下野は産熱に関与する

b. 後視床下野は放熱に関与する

c. 前視床下野は高温を感知する

d. 後視床下野は発汗を促進する

e. 前視床下野はふるえを起こす

【解答と解説】 正解:c

前視床下野は高温を感知して放熱を促進し、後視床下野は低温を感知して産熱(ふるえなど)を促進します。

まとめ

視床下部は自律神経系と内分泌系の最高中枢です。視索上核・室傍核は下垂体後葉ホルモンを産生し、視交叉上核はサーカディアンリズムを調節します。腹内側核(満腹)と外側野(摂食)の対比、前視床下野(放熱)と後視床下野(産熱)の対比は特に重要です。各核の機能を正確に覚えましょう。

#解剖学 #神経系 #視床下部

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次