糖質の分類 – 完全攻略ガイド
はじめに
糖質(炭水化物)は単糖、二糖類、多糖類に分類されます。でんぷんからグルコースへの分解過程と、グリコーゲンの貯蔵・分解は血糖調節の基本です。国家試験でも頻出のテーマなので、しっかり整理しましょう!
詳しい解説
糖質の分類(国試頻出!)
単糖
- グルコース(ブドウ糖): 最も基本的な糖。血糖として測定される。
二糖類
- マルトース(麦芽糖): グルコース2分子が結合
- マルターゼ(消化酵素)によりグルコースに分解
多糖類
でんぷん(植物に含まれる)
- アミロース: さらっとしたお米に多い(直鎖状)
- アミロペクチン: もち米に多い(分岐状)
グリコーゲン(動物に含まれる)
- 動物にみられる貯蔵用の多糖
- 主に肝臓と骨格筋に貯蔵
消化酵素
| 酵素 | 含まれる場所 | 作用 |
|---|---|---|
| アミラーゼ | 唾液・膵液 | でんぷんをマルトースに分解 |
| マルターゼ | 小腸 | マルトースをグルコースに分解 |
血糖調節ホルモンとグリコーゲン
| ホルモン | 作用 | 血糖への影響 |
|---|---|---|
| グルカゴン・成長ホルモン・甲状腺ホルモン・カテコールアミン | グリコーゲン分解促進 | 血糖上昇 |
| インスリン | グリコーゲン合成促進 | 血糖低下 |
ポイント
これらを全部あわせて「炭水化物」もしくは「糖質」といいます。
絶対に覚えるべきポイント
- 単糖:グルコース(ブドウ糖)
- 二糖類:マルトース(グルコース2分子)
- 多糖類:でんぷん(植物)、グリコーゲン(動物)
- アミラーゼ:でんぷん → マルトース
- マルターゼ:マルトース → グルコース
- インスリン:グリコーゲン合成促進
一問一答(5問)
Q1. 血糖として測定される単糖は何か?
【答え】 A. グルコース(ブドウ糖)
血糖値とは血液中のグルコース濃度のことです。
Q2. でんぷんをマルトースに分解する酵素は何か?
【答え】 A. アミラーゼ
アミラーゼは唾液と膵液に含まれています。
Q3. マルトースをグルコースに分解する酵素は何か?
【答え】 A. マルターゼ
マルターゼは小腸に存在します。
Q4. 動物の体内で貯蔵される多糖は何か?
【答え】 A. グリコーゲン
主に肝臓と骨格筋に貯蔵されます。
Q5. インスリンはグリコーゲンの合成を促進するか分解を促進するか?
【答え】 A. 合成を促進
インスリンはグリコーゲン合成を促進して血糖を下げます。
国家試験対策問題(3問)
問題1(選択問題)
糖質の分類について正しいのはどれか。
a) マルトースは単糖である
b) グリコーゲンは植物に含まれる
c) でんぷんはアミラーゼで分解される
d) グルコースは二糖類である
【解答と解説】 正解:c
でんぷんはアミラーゼによりマルトースに分解されます。マルトースは二糖類、グルコースは単糖、グリコーゲンは動物に含まれます。
問題2(○×問題)
グルカゴンはグリコーゲン合成を促進する。
【解答と解説】 正解:×
グルカゴンはグリコーゲン分解を促進して血糖を上昇させます。グリコーゲン合成を促進するのはインスリンです。
問題3(穴埋め問題)
でんぷんは( )によりマルトースに分解され、マルトースは( )によりグルコースに分解される。
【解答と解説】 正解:アミラーゼ、マルターゼ
消化酵素の働きの基本です。
まとめ
糖質の分類
| 分類 | 例 | 構成 |
|---|---|---|
| 単糖 | グルコース | 最小単位 |
| 二糖類 | マルトース | グルコース2分子 |
| 多糖類 | でんぷん(植物)、グリコーゲン(動物) | 多数のグルコース |
消化の流れ
“
でんぷん(食事から)
↓ アミラーゼ(唾液・膵液)
マルトース
↓ マルターゼ(小腸)
グルコース
↓ 吸収
血糖
↓
グリコーゲン(肝臓・筋肉に貯蔵)
“
学習チェックリスト
- [ ] 糖質の3つの分類を説明できる
- [ ] アミラーゼとマルターゼの違いを覚えた
- [ ] でんぷんとグリコーゲンの違いを理解した
- [ ] インスリンとグルカゴンの作用を区別できる
#解剖学 #内分泌系 #国試対策







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