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甲状腺ホルモンの分泌調節

甲状腺ホルモンの分泌調節 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

甲状腺ホルモンの分泌は、視床下部-下垂体-甲状腺軸(HPT軸)によって精密に調節されています。負のフィードバック機構を理解することで、甲状腺疾患の病態も理解しやすくなります。国家試験では超頻出のテーマです!


詳しい解説

HPT軸(視床下部-下垂体-甲状腺軸)

甲状腺ホルモンの分泌調節は、視床下部→下垂体→甲状腺という階層構造で行われます。

分泌調節の流れ

  • 視床下部よりTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)が放出
  • TRHは下垂体門脈により下垂体前葉に運ばれる
  • 下垂体前葉よりTSH(甲状腺刺激ホルモン)が放出
  • TSHは血流にのって甲状腺へと運ばれる
  • 甲状腺より甲状腺ホルモンT3、T4が分泌
  • T3、T4は血流にのって全身へと運ばれ、標的細胞へと作用
  • 全身組織の基礎代謝が亢進し、熱の産生が高まる

ホルモンの略称

略称 正式名称
TRH 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(Thyrotropin Releasing Hormone)
TSH 甲状腺刺激ホルモン(Thyroid Stimulating Hormone)
T3 トリヨードサイロニン
T4 サイロキシン

負のフィードバック

T3、T4は上位の下垂体前葉視床下部に作用し、TSH、TRH分泌を抑制します。これを負のフィードバックといいます。

負のフィードバックの意義

  • 甲状腺ホルモンの血中濃度が高くなりすぎない
  • 逆に低くなると、フィードバックが解除され、再び分泌が高まる
  • これによりホルモン濃度を一定範囲に保つことができる

T3とT4の違い(復習)

項目 T3 T4
活性 活性型(強い) 弱い
分泌量 少ない 甲状腺からは主にT4が分泌
変換 T4から変換される

T4は末梢でT3に変換されて活性を発揮します。


絶対に覚えるべきポイント

  • HPT軸:視床下部(TRH)→ 下垂体(TSH)→ 甲状腺(T3、T4)
  • 負のフィードバック:T3、T4がTRH、TSHの分泌を抑制
  • 甲状腺ホルモンの作用:代謝亢進、熱産生
  • T3が活性型、T4が主に分泌される

一問一答(5問)

Q1. TRHはどこから分泌されるか?

【答え】 A. 視床下部

TRHは甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンです。


Q2. TSHはどこから分泌されるか?

【答え】 A. 下垂体前葉

TSHは甲状腺を刺激してT3、T4の分泌を促進します。


Q3. T3、T4が視床下部・下垂体に及ぼす作用は何か?

【答え】 A. 負のフィードバック(TRH、TSH分泌を抑制)

これによりホルモン濃度が一定に保たれます。


Q4. 甲状腺ホルモンの全身への作用は?

【答え】 A. 基礎代謝亢進、熱産生

全身組織の代謝を促進し、熱を産生します。


Q5. 甲状腺から主に分泌されるのはT3とT4のどちらか?

【答え】 A. T4

T4が主に分泌され、末梢でT3に変換されます。


国家試験対策問題(4問)

問題1(選択問題)

甲状腺ホルモンの分泌調節について正しいのはどれか。

a) TRHは下垂体から分泌される

b) TSHは視床下部から分泌される

c) T3、T4はTSH分泌を促進する

d) T3、T4は負のフィードバックをかける

【解答と解説】 正解:d

T3、T4は視床下部と下垂体前葉に負のフィードバックをかけ、TRH、TSHの分泌を抑制します。TRHは視床下部、TSHは下垂体前葉から分泌されます。


問題2(○×問題)

甲状腺ホルモンの血中濃度が低下すると、負のフィードバックが強まる。

【解答と解説】 正解:×

甲状腺ホルモンが低下すると、負のフィードバックは解除され、TRH・TSHの分泌が増加し、甲状腺ホルモン分泌が促進されます。


問題3(選択問題)

HPT軸の正しい順序はどれか。

a) 甲状腺 → 視床下部 → 下垂体

b) 視床下部 → 甲状腺 → 下垂体

c) 視床下部 → 下垂体 → 甲状腺

d) 下垂体 → 視床下部 → 甲状腺

【解答と解説】 正解:c

HPT軸は視床下部(TRH)→ 下垂体(TSH)→ 甲状腺(T3、T4)の順です。


問題4(穴埋め問題)

視床下部から(  )が分泌され、下垂体前葉から(  )が分泌されて甲状腺を刺激する。甲状腺ホルモンは(  )フィードバックにより分泌調節される。

【解答と解説】 正解:TRH、TSH、負の

HPT軸と負のフィードバック機構は必須知識です。


まとめ

HPT軸の概略図

視床下部

↓ TRH(+)

下垂体前葉

↓ TSH(+)

甲状腺

↓ T3、T4

全身組織(代謝亢進、熱産生)

← 負のフィードバック ←

T3、T4 → TRH、TSH分泌抑制

負のフィードバックの意義

状況 フィードバック 結果
T3、T4高値 抑制 TRH、TSH低下 → T3、T4産生低下
T3、T4低値 解除 TRH、TSH上昇 → T3、T4産生増加

学習チェックリスト

  • [ ] HPT軸の流れを説明できる
  • [ ] TRH、TSHの分泌部位を覚えた
  • [ ] 負のフィードバックの仕組みを理解した
  • [ ] 甲状腺ホルモンの作用を説明できる

#解剖学 #内分泌系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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