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甲状腺ホルモンの合成と分泌

甲状腺ホルモンの合成と分泌 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

甲状腺ホルモンの合成過程は複雑ですが、国家試験では超頻出のテーマです。ヨウ素の取り込みからT3・T4の放出まで、段階的に理解することで、甲状腺の機能がより深く理解できます。


詳しい解説

甲状腺ホルモンの合成過程(8ステップ)

Step 1:ヨウ素イオンの取り込み

濾胞細胞が能動輸送により血中のヨウ素イオン(I⁻)を濾胞腔へ輸送します。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料となる重要な元素です。

Step 2:サイログロブリンの合成

濾胞細胞がサイログロブリンを合成し、濾胞腔に分泌します。この過程はTSH(甲状腺刺激ホルモン)により促進されます。

Step 3:ヨウ素の酸化

甲状腺ペルオキシダーゼの作用でヨウ素が酸化されます。

Step 4:ヨウ素化

サイログロブリンに結合しているチロシン残基がヨウ素化されます。

  • チロシン残基に1つのヨウ素が結合 → MIT(モノヨードチロシン)
  • チロシン残基に2つのヨウ素が結合 → DIT(ジヨードチロシン)

Step 5:縮合反応

チロシン残基どうしが縮合反応を起こします。

  • DIT + DITT4(サイロキシン):ヨウ素4つ
  • MIT + DITT3(トリヨードサイロニン):ヨウ素3つ

Step 6:再吸収

TSH刺激により、濾胞腔内のサイログロブリンが濾胞細胞に再吸収されます。

Step 7:加水分解

取り込まれたサイログロブリンはリソソームにより加水分解され、T3、T4が遊離されます。

Step 8:血中への放出

T3、T4がMCT(モノカルボン酸トランスポーター)より血中に放出されます。

合成過程のポイント

  • ヨウ素が必須原料
  • TSHが合成・分泌を促進
  • サイログロブリンがT3・T4の前駆体
  • T4にはヨウ素が4つ、T3にはヨウ素が3つ含まれる

絶対に覚えるべきポイント

  • 甲状腺ホルモン合成にはヨウ素が必須
  • MIT(ヨウ素1つ)+ DIT(ヨウ素2つ)→ T3
  • DIT + DIT → T4
  • TSHが合成・分泌を促進
  • サイログロブリンが前駆体タンパク質

一問一答(6問)

Q1. 甲状腺ホルモンの合成に必須の元素は何か?

【答え】 A. ヨウ素

ヨウ素はT3、T4の構成成分として不可欠です。


Q2. MITとDITの違いは何か?

【答え】 A. MITはヨウ素1つ、DITはヨウ素2つが結合したもの

MIT = モノヨードチロシン、DIT = ジヨードチロシンです。


Q3. T4は何と何の縮合反応でできるか?

【答え】 A. DITとDIT

DIT(ヨウ素2つ)+ DIT(ヨウ素2つ)= T4(ヨウ素4つ)


Q4. T3は何と何の縮合反応でできるか?

【答え】 A. MITとDIT

MIT(ヨウ素1つ)+ DIT(ヨウ素2つ)= T3(ヨウ素3つ)


Q5. 甲状腺ホルモンの合成・分泌を促進するホルモンは何か?

【答え】 A. TSH(甲状腺刺激ホルモン)

TSHは下垂体前葉から分泌されます。


Q6. T3・T4の前駆体となるタンパク質は何か?

【答え】 A. サイログロブリン

サイログロブリンは濾胞腔のコロイドに含まれています。


国家試験対策問題(4問)

問題1(選択問題)

甲状腺ホルモンの合成について正しいのはどれか。

a) ヨウ素は不要である

b) MITとMITからT4が合成される

c) TSHは合成を抑制する

d) DITとDITからT4が合成される

【解答と解説】 正解:d

T4はDIT + DITの縮合反応で合成されます。ヨウ素は必須であり、TSHは合成を促進します。


問題2(○×問題)

T3はヨウ素を4つ含む。

【解答と解説】 正解:×

T3(トリヨードサイロニン)はヨウ素を3つ含みます。「トリ」は3を意味します。T4(サイロキシン)がヨウ素4つです。


問題3(選択問題)

サイログロブリンについて正しいのはどれか。

a) 血中を循環するホルモンである

b) 濾胞腔のコロイドに含まれる

c) 下垂体から分泌される

d) カルシウム代謝に関与する

【解答と解説】 正解:b

サイログロブリンは甲状腺濾胞腔のコロイドに含まれ、T3・T4の前駆体です。


問題4(穴埋め問題)

甲状腺ホルモンの合成において、(  )残基に(  )が結合してMITやDITが形成される。(  )により分泌が促進される。

【解答と解説】 正解:チロシン、ヨウ素、TSH

サイログロブリンのチロシン残基がヨウ素化されてT3・T4が合成されます。


まとめ

甲状腺ホルモン合成の流れ

ヨウ素(I⁻)取り込み

サイログロブリン合成・分泌(TSH促進)

ヨウ素の酸化(ペルオキシダーゼ)

チロシンのヨウ素化

├── ヨウ素1つ → MIT

└── ヨウ素2つ → DIT

縮合反応

├── MIT + DIT → T3(ヨウ素3つ)

└── DIT + DIT → T4(ヨウ素4つ)

再吸収・加水分解

T3、T4放出

学習チェックリスト

  • [ ] ヨウ素が必須であることを覚えた
  • [ ] MIT、DITの違いを説明できる
  • [ ] T3、T4の合成経路を理解した
  • [ ] TSHの役割を覚えた

#解剖学 #内分泌系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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