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胎盤の排出(後産)

胎盤の排出(後産) – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

出産前や分娩中も、胎児が脱出するまでは、子宮の容積は保たれるので、胎盤は剥離しません。分娩後は急速に子宮容積が低下し、さらに子宮自体も後産陣痛で収縮するので、脱落膜の海綿層に断裂が起こり胎盤が剥離します。胎盤の排出(後産)は、通常分娩後、5〜30分ほどで行われます。この記事では、後産について詳しく解説します。

詳しい解説

胎盤が剥離しない理由(分娩前)

出産前や分娩中は以下の理由で胎盤は剥離しません:

状態 理由
胎児が子宮内にいる 子宮の容積が保たれる
子宮壁が伸展 脱落膜に断裂が起こらない

胎盤剥離のメカニズム

分娩後は以下の過程で胎盤が剥離します:

  • 胎児の脱出
  • 急速に子宮容積が低下
  • 後産陣痛で子宮が収縮
  • 脱落膜の海綿層に断裂が起こる
  • 胎盤が剥離

後産の時間

項目 時間
後産(胎盤排出) 通常分娩後5〜30分

胎盤周囲の構造(分娩時)

構造 特徴
基底脱落膜 胎盤の母体側
絨毛 物質交換の場
卵黄嚢 退化
臍帯 胎児と連絡

卵膜の構成

順序(内側から)
羊膜 最内層
結合組織 羊膜と絨毛膜の間
絨毛膜 中層
脱落膜 最外層
筋層 子宮筋層

後産陣痛

項目 内容
発生時期 分娩後
機能 子宮を収縮させ胎盤を剥離
収縮部位 子宮筋層

絶対に覚えるべきポイント

  • 後産: 胎盤の排出
  • 後産の時間: 分娩後5〜30分
  • 後産陣痛: 子宮を収縮させる
  • 脱落膜の海綿層: 断裂が起こる部位
  • 子宮容積の低下: 胎盤剥離の引き金

一問一答

Q1. 胎盤の排出を何というか?

【答え】 A. 後産

胎児の分娩後に胎盤が排出されることを後産といいます。

Q2. 後産は通常分娩後何分で起こるか?

【答え】 A. 5〜30分

通常、分娩後5〜30分ほどで胎盤が排出されます。

Q3. 胎盤剥離時に断裂が起こる部位はどこか?

【答え】 A. 脱落膜の海綿層

脱落膜の海綿層に断裂が起こり、胎盤が剥離します。

Q4. 分娩前に胎盤が剥離しない理由は何か?

【答え】 A. 子宮の容積が保たれているため

胎児がいる間は子宮容積が保たれ、胎盤は剥離しません。

Q5. 分娩後に子宮を収縮させる痛みを何というか?

【答え】 A. 後産陣痛

後産陣痛により子宮が収縮し、胎盤が剥離します。

Q6. 後産で排出されるものは何か?

【答え】 A. 胎盤と卵膜

胎盤と卵膜が一緒に排出されます。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

後産について正しいものはどれか。

a) 分娩前に起こる

b) 通常分娩後5〜30分で起こる

c) 子宮容積の増大により起こる

d) 胎児の分娩と同時に起こる

【解答と解説】 正解:b

後産は通常分娩後5〜30分で起こります。

問題2(○×問題)

胎盤剥離は脱落膜の基底層で起こる。

【解答と解説】 正解:×

胎盤剥離は脱落膜の海綿層で起こります。

問題3(穴埋め問題)

分娩後は急速に(  )容積が低下し、(  )陣痛で子宮が収縮するので、脱落膜の(  )層に断裂が起こり胎盤が剥離する。

【解答と解説】 正解:子宮、後産、海綿

胎盤剥離のメカニズムを覚えましょう。

問題4(選択問題)

後産陣痛の作用として正しいものはどれか。

a) 子宮頸管を開く

b) 胎児を娩出する

c) 子宮を収縮させ胎盤を剥離する

d) 羊水を排出する

【解答と解説】 正解:c

後産陣痛は子宮を収縮させ、胎盤の剥離を促します。

まとめ

後産のメカニズム

段階 イベント
1 胎児の脱出
2 子宮容積の急速な低下
3 後産陣痛で子宮収縮
4 脱落膜海綿層の断裂
5 胎盤剥離・排出

後産の時間

項目 時間
後産 分娩後5〜30分

確認チェックリスト

  • [ ] 後産の定義を説明できる
  • [ ] 後産の時間を答えられる
  • [ ] 胎盤剥離のメカニズムを述べられる
  • [ ] 後産陣痛の役割を説明できる

#解剖学 #生殖器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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