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9〜10週の胎児

9〜10週の胎児 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

受精後9週から「胎児」と呼ばれるようになります。この時期には中腸で腸間膜が発達し、原始腸ループが形成されます。腸ループは一時的に腹腔内におさまりきらなくなり、臍帯内に飛び出てきます(生理的臍帯ヘルニア)。この記事では、9〜10週の胎児の特徴について詳しく解説します。

詳しい解説

胎児の定義

時期 名称
受精後8週まで 胚子
受精後9週以降 胎児

9〜10週の胎児の外観

この時期の胎児には以下の構造が見られます:

構造 英語名 特徴
臍帯 umbilical cord 胎盤との連絡
腸ループ intestinal loop 臍帯内に飛び出す

生理的臍帯ヘルニア

第9週では中腸で腸間膜が発達し、原始腸ループが形成されます。これは一時的に腹腔内におさまりきらなくなり、臍帯内に飛び出てきます。これを生理的臍帯ヘルニアといいます。

写真では臍帯内のオレンジ色の膨らみとして確認されます。

腸ループの運命

時期 腸ループの状態
第9週頃 臍帯内に飛び出す
11週目 腹腔内に戻る
11週を過ぎても残存 臍帯ヘルニア(病的)

これらの飛び出た腸ループは11週目にはなくなりますが、11週目を過ぎても残存する場合、「臍帯ヘルニア」となります。

生理的臍帯ヘルニアと臍帯ヘルニアの違い

状態 時期 性質
生理的臍帯ヘルニア 9〜10週 正常な発達過程
臍帯ヘルニア 11週以降も残存 病的状態

絶対に覚えるべきポイント

  • 受精後9週から胎児: 胚子から胎児へ
  • 生理的臍帯ヘルニア: 9〜10週に腸ループが臍帯内に飛び出す
  • 11週目: 腸ループが腹腔内に戻る
  • 臍帯ヘルニア: 11週以降も残存する病的状態
  • 原始腸ループ: 中腸から形成

一問一答

Q1. 受精後何週から胎児と呼ぶか?

【答え】 A. 受精後9週から

8週までが胚子、9週以降が胎児です。

Q2. 生理的臍帯ヘルニアとは何か?

【答え】 A. 9〜10週に腸ループが一時的に臍帯内に飛び出す正常な発達過程

腹腔内におさまりきらない腸が臍帯内に飛び出します。

Q3. 腸ループが腹腔内に戻るのは何週目か?

【答え】 A. 11週目

11週目には腸ループが腹腔内に戻ります。

Q4. 11週を過ぎても腸ループが残存するとどうなるか?

【答え】 A. 臍帯ヘルニア(病的)となる

生理的臍帯ヘルニアと異なり、病的状態です。

Q5. 原始腸ループはどこから形成されるか?

【答え】 A. 中腸

中腸で腸間膜が発達し、原始腸ループが形成されます。

Q6. 生理的臍帯ヘルニアが起こる理由は何か?

【答え】 A. 腸が一時的に腹腔内におさまりきらないため

腸の発達に対して腹腔の成長が追いついていないためです。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

生理的臍帯ヘルニアについて正しいものはどれか。

a) 病的状態である

b) 11週以降も続く

c) 9〜10週に見られる正常な発達過程である

d) 治療が必要である

【解答と解説】 正解:c

生理的臍帯ヘルニアは9〜10週に見られる正常な発達過程で、11週目には腹腔内に戻ります。

問題2(○×問題)

臍帯ヘルニアは正常な発達過程である。

【解答と解説】 正解:×

臍帯ヘルニアは11週以降も腸ループが残存する病的状態です。正常なのは生理的臍帯ヘルニアです。

問題3(穴埋め問題)

受精後9週から(  )と呼ばれる。9〜10週には(  )的臍帯ヘルニアが見られ、(  )週目には腸ループが腹腔内に戻る。

【解答と解説】 正解:胎児、生理、11

胎児期と生理的臍帯ヘルニアの時期を覚えましょう。

問題4(選択問題)

腸ループが腹腔内に戻る時期はいつか。

a) 9週目

b) 10週目

c) 11週目

d) 12週目

【解答と解説】 正解:c

11週目に腸ループは腹腔内に戻ります。

まとめ

9〜10週の胎児の特徴

項目 内容
呼称 胎児(受精後9週から)
腸の状態 生理的臍帯ヘルニア
原因 腹腔内におさまりきらない

生理的臍帯ヘルニアの経過

時期 状態
9〜10週 臍帯内に飛び出す
11週 腹腔内に戻る
11週以降残存 臍帯ヘルニア(病的)

確認チェックリスト

  • [ ] 胎児の定義を答えられる
  • [ ] 生理的臍帯ヘルニアを説明できる
  • [ ] 腸ループが戻る時期を答えられる
  • [ ] 生理的臍帯ヘルニアと臍帯ヘルニアを区別できる

#解剖学 #生殖器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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