3〜4週の胚子 – 完全攻略ガイド
はじめに
発生3〜4週の胚子は、神経管の発達に伴い折りたたみが進みます。この時期には咽頭弓が発生し、心臓や肝臓が形成され始めます。また、上肢芽の発達も始まり、第4週の終わりには下肢芽の発達も始まります。この記事では、3〜4週の胚子の特徴について詳しく解説します。
詳しい解説
3〜4週の胚子の外観
この時期の胚子には以下の構造が見られます:
| 構造 | 特徴 |
|---|---|
| 顎骨弓(第1咽頭弓) | 下顎・上顎の原基 |
| 舌骨弓(第2咽頭弓) | 舌骨の原基 |
| 第3咽頭弓 | – |
| 心臓 | 心臓の原基 |
| 肝臓 | 肝臓の原基 |
| 臍帯 | へその緒 |
| 尾 | 退化する |
| 上肢芽 | 上肢の原基 |
咽頭弓(鰓弓)
咽頭弓は顔面・頸部の構造の原基となります。
| 咽頭弓 | 別名 | 脳神経支配 | 由来する構造 |
|---|---|---|---|
| 第1咽頭弓 | 顎骨弓 | V(三叉神経) | 下顎・上顎 |
| 第2咽頭弓 | 舌骨弓 | VII(顔面神経) | 舌骨 |
| 第3咽頭弓 | – | IX(舌咽神経) | – |
| 第4咽頭弓 | – | X(迷走神経) | – |
神経管の発達
- 神経管の発達に伴い、胚子の折りたたみが進む
- 数個の咽頭弓が両側の頭頸部となる場所に発生
- 脳神経V、VII、IX、Xにより支配される筋群などに分化する(特殊臓性遠心性 SVE)
肢芽の発達
| 時期 | 発達する肢芽 |
|---|---|
| 発生第4週の中頃 | 上肢芽という外胚葉で被われた中胚葉が成長し始める |
| 発生第4週の終わり頃 | 下肢芽の発達も始まる |
尾の退化
- 3〜4週の胚子には尾が見られる
- 発達とともに退化し、成人では尾骨として残る
絶対に覚えるべきポイント
- 咽頭弓: 顔面・頸部の原基、脳神経V、VII、IX、Xが支配
- 第1咽頭弓: 顎骨弓、下顎・上顎
- 第2咽頭弓: 舌骨弓、舌骨
- 上肢芽: 第4週中頃に発達開始
- 下肢芽: 第4週終わりに発達開始
一問一答
Q1. 第1咽頭弓の別名は何か?
【答え】 A. 顎骨弓
第1咽頭弓は下顎・上顎の原基となります。
Q2. 第2咽頭弓の別名は何か?
【答え】 A. 舌骨弓
第2咽頭弓は舌骨の原基となります。
Q3. 上肢芽が発達し始めるのはいつか?
【答え】 A. 発生第4週の中頃
外胚葉で被われた中胚葉が成長し始めます。
Q4. 下肢芽が発達し始めるのはいつか?
【答え】 A. 発生第4週の終わり頃
上肢芽より少し遅れて発達が始まります。
Q5. 第1咽頭弓を支配する脳神経は何か?
【答え】 A. 三叉神経(V)
咽頭弓は脳神経V、VII、IX、Xにより支配されます。
Q6. 第2咽頭弓を支配する脳神経は何か?
【答え】 A. 顔面神経(VII)
第2咽頭弓は顔面神経に支配されます。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
第1咽頭弓(顎骨弓)から発生するものはどれか。
a) 舌骨
b) 下顎
c) 甲状軟骨
d) 輪状軟骨
【解答と解説】 正解:b
第1咽頭弓(顎骨弓)からは下顎・上顎が発生します。
問題2(○×問題)
下肢芽は上肢芽より先に発達し始める。
【解答と解説】 正解:×
上肢芽が先に発達し始め(第4週中頃)、下肢芽は第4週終わりに発達し始めます。
問題3(穴埋め問題)
第1咽頭弓は( )弓とも呼ばれ、( )を支配する脳神経により支配される。第2咽頭弓は( )弓とも呼ばれる。
【解答と解説】 正解:顎骨、三叉神経(V)、舌骨
咽頭弓の別名と神経支配を覚えましょう。
問題4(選択問題)
上肢芽が発達し始める時期はいつか。
a) 発生第2週
b) 発生第3週
c) 発生第4週
d) 発生第5週
【解答と解説】 正解:c
上肢芽は発生第4週の中頃に発達し始めます。
まとめ
咽頭弓と脳神経支配
| 咽頭弓 | 別名 | 脳神経 |
|---|---|---|
| 第1 | 顎骨弓 | V(三叉神経) |
| 第2 | 舌骨弓 | VII(顔面神経) |
| 第3 | – | IX(舌咽神経) |
| 第4 | – | X(迷走神経) |
肢芽の発達
| 肢芽 | 発達開始時期 |
|---|---|
| 上肢芽 | 第4週中頃 |
| 下肢芽 | 第4週終わり |
確認チェックリスト
- [ ] 咽頭弓の別名を答えられる
- [ ] 各咽頭弓を支配する脳神経を説明できる
- [ ] 肢芽の発達時期を述べられる
- [ ] 3〜4週の胚子の特徴を列挙できる
#解剖学 #生殖器系 #国試対策







コメント