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精細管の構造

精細管の構造 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

精細管は精子が産生される場所であり、その壁には精子形成に関わる様々な細胞が存在します。この記事では、精細管の組織構造と精子形成を支える細胞について詳しく解説します。

詳しい解説

精細管の基本構造

精細管(曲精細管)は精巣小葉内に存在し、以下の構造を持ちます:

  • 内腔 – 形成された精子が存在する空間
  • 精上皮 – 精細管の壁を構成する上皮
  • 基底膜 – 精上皮を支える膜

精細管を構成する2種類の細胞

1. セルトリ細胞(支持細胞)

セルトリ細胞は精子形成を支援する重要な細胞です。

機能:

  • 血液精巣関門の形成 – 精子産生細胞を免疫系から保護
  • 精子形成細胞への栄養供給
  • 精子の成熟を助ける

血液精巣関門とは:

減数分裂の過程にはいった精子産生細胞たちは、他の体細胞と異なる遺伝子となるので、免疫系に晒されると攻撃を受ける恐れがあります。そこでセルトリ細胞が血管と精子産生細胞の間を仕切って、栄養を送っています。これを血液精巣関門といいます。

2. 精子形成細胞(精上皮細胞)

精子形成細胞は基底膜側から内腔側に向かって以下の順で配置されます:

細胞 位置 染色体数 特徴
精祖細胞 最基底部 2n(46本) 幹細胞として自己複製、体細胞分裂で増殖
精母細胞 基底部寄り 2n → 分裂中 第1減数分裂を行う
精娘細胞 中間層 n(23本) 第2減数分裂を行う
精子細胞 内腔寄り n(23本) 減数分裂完了、変態中
精子 内腔 n(23本) 完成した配偶子

ライディッヒ細胞(間細胞)

ライディッヒ細胞は精細管の外側(精細管と精細管の間の間質)に存在します。

機能:

  • 男性ホルモン(テストステロン)の分泌
  • LH(黄体形成ホルモン)の刺激を受けて分泌

精子形成の流れ

精祖細胞(2n)

↓ 体細胞分裂で増殖

↓ 分化・DNA複製

精母細胞(2n → 4n)

↓ 第1減数分裂

精娘細胞(2n)×2

↓ 第2減数分裂

精子細胞(n)×4

↓ 変態(形成されつつある精子)

精子(n)×4

1つの精母細胞から4つの精子が形成されます。

絶対に覚えるべきポイント

  • セルトリ細胞: 血液精巣関門を形成、栄養供給
  • ライディッヒ細胞: 精細管の外側(間質)に存在、テストステロン分泌
  • 精子形成細胞の配置: 基底膜側から精祖細胞→精母細胞→精娘細胞→精子細胞→精子
  • 血液精巣関門: セルトリ細胞が免疫系から精子形成細胞を保護
  • 1つの精母細胞から4つの精子が形成される

一問一答

Q1. 精細管内で血液精巣関門を形成する細胞は何か?

【答え】 A. セルトリ細胞

セルトリ細胞は血管と精子産生細胞の間を仕切り、免疫系から精子形成細胞を保護します。

Q2. 男性ホルモン(テストステロン)を分泌する細胞は何か?

【答え】 A. ライディッヒ細胞(間細胞)

ライディッヒ細胞は精細管の外側(間質)に存在し、LHの刺激を受けてテストステロンを分泌します。

Q3. ライディッヒ細胞はどこに存在するか?

【答え】 A. 精細管と精細管の間の間質

ライディッヒ細胞は精細管の外側、間質に存在します。

Q4. 精祖細胞の染色体数はいくつか?

【答え】 A. 2n(46本)

精祖細胞は二倍体(2n)で、体細胞分裂で増殖します。

Q5. 1つの精母細胞から何個の精子が形成されるか?

【答え】 A. 4個

精母細胞は第1減数分裂で2つの精娘細胞に、さらに第2減数分裂で4つの精子細胞となります。

Q6. 血液精巣関門の役割は何か?

【答え】 A. 精子形成細胞を免疫系から保護する

減数分裂後の細胞は遺伝子が異なるため、免疫系に攻撃される恐れがあります。血液精巣関門がこれを防ぎます。

Q7. ライディッヒ細胞を刺激するホルモンは何か?

【答え】 A. LH(黄体形成ホルモン)

下垂体前葉から分泌されるLHがライディッヒ細胞を刺激し、テストステロンの分泌を促進します。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

精細管内でテストステロンを分泌する細胞はどれか。

a) セルトリ細胞

b) 精祖細胞

c) ライディッヒ細胞

d) 精母細胞

【解答と解説】 正解:c

テストステロンを分泌するのはライディッヒ細胞(間細胞)です。ただし、ライディッヒ細胞は精細管の外側(間質)に存在します。

問題2(○×問題)

セルトリ細胞は精子形成を直接行う細胞である。

【解答と解説】 正解:×

セルトリ細胞は精子形成を支援する支持細胞であり、血液精巣関門の形成や栄養供給を行います。精子形成を行うのは精祖細胞から始まる精子形成細胞です。

問題3(穴埋め問題)

精細管の壁では、(  )細胞が血液精巣関門を形成し、精細管の外側(間質)では(  )細胞がテストステロンを分泌する。

【解答と解説】 正解:セルトリ、ライディッヒ

セルトリ細胞は精細管内で血液精巣関門を形成し、ライディッヒ細胞は精細管外でテストステロンを分泌します。

問題4(選択問題)

精子形成について正しいものはどれか。

a) 1つの精母細胞から2つの精子が形成される

b) 精祖細胞は半数体である

c) 第1減数分裂で精娘細胞が形成される

d) ライディッヒ細胞は精細管内に存在する

【解答と解説】 正解:c

精母細胞が第1減数分裂を行い精娘細胞となります。1つの精母細胞からは4つの精子が形成され、精祖細胞は二倍体(2n)、ライディッヒ細胞は精細管の外側に存在します。

問題5(選択問題)

血液精巣関門について正しいものはどれか。

a) ライディッヒ細胞が形成する

b) 精子形成細胞を免疫系から保護する

c) テストステロンの分泌を促進する

d) 精祖細胞が形成する

【解答と解説】 正解:b

血液精巣関門はセルトリ細胞が形成し、遺伝的に異なる精子形成細胞を免疫系から保護する役割を持ちます。

まとめ

精細管に関連する細胞の比較

細胞 位置 機能
セルトリ細胞 精細管内 血液精巣関門形成、栄養供給
ライディッヒ細胞 精細管外(間質) テストステロン分泌
精子形成細胞 精細管内 精子形成

精子形成の流れ

細胞 染色体数 分裂
精祖細胞 2n 体細胞分裂
精母細胞 2n 第1減数分裂
精娘細胞 n 第2減数分裂
精子細胞 n 変態
精子 n

確認チェックリスト

  • [ ] セルトリ細胞の機能を説明できる
  • [ ] ライディッヒ細胞の位置と機能を説明できる
  • [ ] 血液精巣関門の役割を説明できる
  • [ ] 精子形成の流れを説明できる

#解剖学 #生殖器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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