レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系(RAA系) – 完全攻略ガイド
はじめに
レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系(RAA系)は血圧と体液量を調節する重要なシステムです。このカスケード反応は国家試験で超頻出のテーマです。この記事では、RAA系について詳しく解説します。
詳しい解説
RAA系の流れ
分泌のきっかけ
- 尿細管を流れる尿量の減少は、遠位尿細管の緻密斑により感知される
- 輸入細動脈壁の傍糸球体細胞がレニンを分泌する
カスケード反応
| 段階 | 物質 | 変換酵素 |
|---|---|---|
| 1 | アンギオテンシノーゲン | レニン |
| 2 | アンギオテンシンI | ACE(アンギオテンシン変換酵素) |
| 3 | アンギオテンシンII | – |
| 4 | アルドステロン分泌促進 | – |
アンギオテンシンIIの作用
| 作用 | 詳細 |
|---|---|
| 血管収縮 | 血圧上昇 |
| アルドステロン分泌促進 | 副腎皮質からアルドステロン分泌 |
アルドステロンの作用
- 腎臓の集合管におけるNa+と水の再吸収を促進
- 体液量を増やす反応を引き起こす
- これにより糸球体濾過量が増える
RAA系の臨床的意義
- RAA系は血圧低下時や体液量減少時に活性化
- 結果として血圧上昇・体液量増加をもたらす
- ACE阻害薬は高血圧治療に用いられる
絶対に覚えるべきポイント
- レニン:傍糸球体細胞から分泌
- カスケード:アンギオテンシノーゲン→I→II→アルドステロン
- アンギオテンシンII:血管収縮+アルドステロン分泌促進
- アルドステロン:集合管でNa+・水再吸収促進
- ACE阻害薬:高血圧治療薬
一問一答(6問)
Q1. レニンを分泌する細胞は何か?
【答え】 A. 傍糸球体細胞
傍糸球体細胞は輸入細動脈壁に存在し、レニンを分泌します。
Q2. アンギオテンシンIをIIに変換する酵素は何か?
【答え】 A. ACE(アンギオテンシン変換酵素)
ACEは主に肺で活性化され、アンギオテンシンIをIIに変換します。
Q3. アンギオテンシンIIの作用を2つ挙げなさい。
【答え】 A. 血管収縮、アルドステロン分泌促進
これにより血圧上昇と体液量増加が起こります。
Q4. アルドステロンが作用する部位はどこか?
【答え】 A. 集合管
アルドステロンは集合管でNa+と水の再吸収を促進します。
Q5. RAA系はどのような時に活性化されるか?
【答え】 A. 血圧低下時、体液量減少時
血圧や体液量を回復させるために活性化されます。
Q6. ACE阻害薬は何の治療に用いられるか?
【答え】 A. 高血圧
ACE阻害薬はアンギオテンシンIIの産生を抑制し、血圧を下げます。
国家試験対策問題(4問)
問題1(選択問題)
アンギオテンシンIIの作用として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 血管拡張
- 血管収縮
- アルドステロン分泌抑制
- アルドステロン分泌促進
- レニン分泌促進
【解答と解説】 正解:2、4
アンギオテンシンIIは血管収縮とアルドステロン分泌促進の作用があります。
問題2(○×問題)
アルドステロンは近位尿細管に作用する。
【解答と解説】 正解:×
アルドステロンは集合管に作用し、Na+と水の再吸収を促進します。
問題3(選択問題)
RAA系のカスケードとして正しいのはどれか。
- アンギオテンシンI → レニン → アンギオテンシンII
- アンギオテンシノーゲン → アンギオテンシンI → アンギオテンシンII
- アルドステロン → アンギオテンシンII → アンギオテンシンI
- レニン → アルドステロン → アンギオテンシンII
【解答と解説】 正解:2
アンギオテンシノーゲン→アンギオテンシンI(レニンによる)→アンギオテンシンII(ACEによる)の順です。
問題4(穴埋め問題)
( )細胞がレニンを分泌し、アンギオテンシンIは( )により( )に変換される。
【解答と解説】 正解:傍糸球体、ACE(アンギオテンシン変換酵素)、アンギオテンシンII
RAA系のカスケード反応を覚えましょう。
まとめ
RAA系チェックリスト
- [ ] レニンの分泌細胞を覚えた
- [ ] カスケード反応を覚えた
- [ ] アンギオテンシンIIの作用を覚えた
- [ ] アルドステロンの作用部位と効果を覚えた
RAA系まとめ表
| 段階 | 物質/酵素 | 作用 |
|---|---|---|
| 1 | レニン | アンギオテンシノーゲン→I |
| 2 | ACE | アンギオテンシンI→II |
| 3 | アンギオテンシンII | 血管収縮、アルドステロン分泌 |
| 4 | アルドステロン | 集合管でNa+・水再吸収 |
#解剖学 #泌尿器系 #国試対策







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