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腎臓の機能まとめ

腎臓の機能まとめ – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

腎臓は尿の生成だけでなく、体液の恒常性維持やホルモンの産生など、多彩な機能を持っています。この記事では、腎臓の機能を総合的にまとめて解説します。

詳しい解説

腎臓の機能一覧

尿の生成・維持

機能 詳細
(1) 水分の排泄を調節 体液量を一定に保つ。近位尿細管での水再吸収が最も多い(60-70%)
バソプレッシン(下垂体後葉:抗利尿ホルモン)→ 集合管・水再吸収促進
※バソプレッシン減少 → 尿崩症
(2) 電解質の排泄を調節 体液の浸透圧を一定に保つ
アルドステロン(副腎皮質:鉱質コルチコイド)→ 集合管・Na+、水再吸収促進
※アルドステロン過剰 → 原発性アルドステロン症、コン症候群
(3) H+の排泄を調節 体液のpHを一定に保つ
H+(水素イオン:酸性)を排泄
HCO3-(重炭酸イオン:弱アルカリ性→緩衝作用)を再吸収
※腎不全 → 代謝性アシドーシス
(4) 不要物質の排出 尿素や尿酸など
有用な物質(グルコース、アミノ酸など)を体内に保持する

内分泌機能

機能 詳細
(5) ホルモンの産生・分泌 エリスロポエチンレニンの産生
レニン(RAA系)→ アンギオテンシン(血管収縮・血圧上昇)→ アルドステロン(Na+再吸収促進→体液保持)
エリスロポエチン(赤血球産生亢進)

腎臓から分泌されるホルモン

ホルモン 産生細胞 機能
レニン 傍糸球体細胞 RAA系を活性化、血圧上昇
エリスロポエチン 尿細管周囲間質細胞 赤血球産生促進

絶対に覚えるべきポイント

  • 水分調節:バソプレッシン(ADH)→ 集合管で水再吸収
  • 電解質調節:アルドステロン → 集合管でNa+再吸収
  • pH調節:H+排泄、HCO3-再吸収
  • ホルモン産生:レニン、エリスロポエチン
  • 腎不全では代謝性アシドーシスと腎性貧血が起こる

一問一答(6問)

Q1. バソプレッシンが作用する部位と効果は?

【答え】 A. 集合管で水の再吸収を促進

バソプレッシン減少時は尿崩症となります。

Q2. アルドステロンが作用する部位と効果は?

【答え】 A. 集合管でNa+と水の再吸収を促進

アルドステロン過剰は原発性アルドステロン症(コン症候群)を引き起こします。

Q3. 腎不全で起こる酸塩基平衡異常は?

【答え】 A. 代謝性アシドーシス

H+の排泄障害とHCO3-の再吸収障害により起こります。

Q4. 腎臓で産生されるホルモンを2つ挙げなさい。

【答え】 A. レニンとエリスロポエチン

レニンは血圧調節、エリスロポエチンは赤血球産生に関与します。

Q5. 腎不全で起こる貧血の原因は?

【答え】 A. エリスロポエチン産生低下

腎性貧血はエリスロポエチン低下が原因です。

Q6. 近位尿細管で再吸収される水分は濾液の何%か?

【答え】 A. 60〜70%

大部分の再吸収は近位尿細管で行われます。

国家試験対策問題(4問)

問題1(選択問題)

腎臓で産生されるホルモンとして正しいのはどれか。2つ選べ。

  • バソプレッシン
  • アルドステロン
  • レニン
  • エリスロポエチン
  • インスリン

【解答と解説】 正解:3、4

レニンとエリスロポエチンは腎臓で産生されます。バソプレッシンは下垂体後葉、アルドステロンは副腎皮質で産生されます。

問題2(○×問題)

腎不全では代謝性アルカローシスが起こる。

【解答と解説】 正解:×

腎不全ではH+の排泄障害により代謝性アシドーシスが起こります。

問題3(選択問題)

バソプレッシン減少時に起こる疾患はどれか。

  • コン症候群
  • 尿崩症
  • 腎性貧血
  • 代謝性アシドーシス

【解答と解説】 正解:2

バソプレッシン(ADH)減少時は尿崩症となり、多尿をきたします。

問題4(穴埋め問題)

腎臓は(  )の産生により赤血球産生を促進し、(  )の産生によりRAA系を活性化して血圧を調節する。

【解答と解説】 正解:エリスロポエチン、レニン

腎臓の内分泌機能として重要なホルモンです。

まとめ

腎臓の機能チェックリスト

  • [ ] 水分調節(バソプレッシン)を理解した
  • [ ] 電解質調節(アルドステロン)を理解した
  • [ ] pH調節のメカニズムを理解した
  • [ ] 腎臓で産生されるホルモンを覚えた

腎臓の機能まとめ表

機能 関連ホルモン/物質 異常時の疾患
水分調節 バソプレッシン 尿崩症
電解質調節 アルドステロン コン症候群
pH調節 H+、HCO3- 代謝性アシドーシス
赤血球産生 エリスロポエチン 腎性貧血
血圧調節 レニン 高血圧/低血圧

#解剖学 #泌尿器系 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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