直腸と肛門の構造 – 完全攻略ガイド
はじめに
直腸は結腸の4つの特徴を持たない大腸の最終部分です。肛門には内肛門括約筋(平滑筋)と外肛門括約筋(横紋筋)があり、それぞれ異なる神経支配を受けます。この違いは国家試験超頻出です。
詳しい解説
直腸の特徴(国試頻出!)
結腸の特徴である「結腸ヒモ、結腸膨起、腹膜垂、半月ヒダ」は直腸にはありません。
直腸の構造
| 構造 | 説明 |
|---|---|
| 漿膜 | 上部のみ |
| 直腸膨大部 | 直腸の膨らんだ部分 |
| 直腸横ヒダ | 直腸内腔に突出するヒダ(ヒューストン弁) |
肛門の構造
| 構造 | 説明 |
|---|---|
| 肛門直腸結合 | 歯状線・櫛状線 |
| 肛門挙筋 | 骨盤底の筋 |
| 外肛門括約筋 | 横紋筋 |
| 内肛門括約筋 | 平滑筋 |
肛門括約筋の神経支配(超重要!)
| 括約筋 | 筋の種類 | 神経支配 | 作用 |
|---|---|---|---|
| 外肛門括約筋 | 横紋筋 | 陰部神経支配 | 随意的に収縮 |
| 内肛門括約筋 | 平滑筋 | 交感神経(下腹神経)で収縮、副交感神経(骨盤神経)で弛緩 | 排便時に弛緩 |
肛門周囲の重要構造
- 歯状線: 肛門管と直腸の境界
- 内痔核: 歯状線より上(粘膜)
- 外痔核: 歯状線より下(皮膚)
絶対に覚えるべきポイント
- 直腸には結腸の4つの特徴がない
- 外肛門括約筋は横紋筋、陰部神経支配
- 内肛門括約筋は平滑筋、自律神経支配
- 直腸横ヒダ(ヒューストン弁)がある
- 外肛門括約筋は随意的に収縮できる
一問一答
Q1. 外肛門括約筋は何筋ですか?
【答え】 A. 横紋筋
随意的に収縮できます。
Q2. 外肛門括約筋を支配する神経は?
【答え】 A. 陰部神経
体性運動神経による随意的な支配です。
Q3. 内肛門括約筋は何筋ですか?
【答え】 A. 平滑筋
自律神経によって不随意的に調節されます。
Q4. 直腸にあるヒダの名称は?
【答え】 A. 直腸横ヒダ(ヒューストン弁)
直腸内腔に突出するヒダです。
Q5. 内肛門括約筋を弛緩させる神経は?
【答え】 A. 副交感神経(骨盤神経)
排便時に弛緩します。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
外肛門括約筋について正しいのはどれか。
a) 平滑筋である
b) 交感神経支配である
c) 陰部神経支配である
d) 不随意筋である
【解答と解説】 正解:c
外肛門括約筋は横紋筋で、陰部神経支配を受け、随意的に収縮できます。
問題2(○×問題)
「内肛門括約筋は横紋筋である」
【解答と解説】 正解:×
内肛門括約筋は平滑筋です。横紋筋なのは外肛門括約筋です。
問題3(穴埋め問題)
外肛門括約筋は( )筋で( )神経支配、内肛門括約筋は( )筋で( )神経支配である。
【解答と解説】 正解:横紋・陰部・平滑・自律
この違いは超頻出です。
問題4(選択問題)
内肛門括約筋の神経支配について正しいのはどれか。
a) 陰部神経で収縮
b) 交感神経で弛緩
c) 副交感神経で弛緩
d) 体性神経で収縮
【解答と解説】 正解:c
内肛門括約筋は交感神経(下腹神経)で収縮、副交感神経(骨盤神経)で弛緩します。
まとめ
肛門括約筋の比較 チェックリスト
| チェック | 項目 | 外肛門括約筋 | 内肛門括約筋 |
|---|---|---|---|
| □ | 筋の種類 | 横紋筋 | 平滑筋 |
| □ | 神経支配 | 陰部神経 | 自律神経 |
| □ | 随意性 | 随意 | 不随意 |
| □ | 収縮 | 陰部神経 | 交感神経 |
| □ | 弛緩 | – | 副交感神経 |
直腸の特徴
| チェック | 項目 |
|---|---|
| □ | 結腸の4特徴なし |
| □ | 直腸横ヒダあり |
| □ | 直腸膨大部あり |
覚え方のコツ
「外は横紋で陰部、内は平滑で自律」
- 外肛門括約筋: 横紋筋、陰部神経
- 内肛門括約筋: 平滑筋、自律神経
#解剖学 #消化器系 #国試対策







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