大脳表面の静脈と硬膜静脈洞 – 完全攻略ガイド
はじめに
硬膜静脈洞は脳の静脈血を集める特殊な静脈構造で、硬膜の二重構造の間に形成されています。特に上矢状静脈洞は脳脊髄液の吸収にも関わる重要な構造です。国家試験でも超頻出のテーマです。
詳しい解説
硬膜静脈洞とは
脳の静脈は大脳鎌・小脳テントの縁に開いた硬膜静脈洞に集められます。
主な硬膜静脈洞
| 静脈洞 | 位置 |
|---|---|
| 上矢状静脈洞 | 大脳鎌の上縁 |
| 下矢状静脈洞 | 大脳鎌の下縁 |
| 直静脈洞 | 大脳鎌と小脳テントの接合部 |
| 横静脈洞 | 小脳テントの付着部 |
| S状静脈洞 | 横静脈洞から続く |
静脈洞の連絡
| 構造 | 連絡 |
|---|---|
| 静脈洞交会 | 上矢状静脈洞+直静脈洞→横静脈洞 |
| S状静脈洞 | 横静脈洞→内頸静脈 |
上矢状静脈洞とクモ膜顆粒
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 上矢状静脈洞 | 脳を養った静脈血を集める |
| クモ膜顆粒 | 上矢状静脈洞に突出し、脳脊髄液を静脈血中に吸収 |
大脳表面の静脈
| 静脈 | 注ぐ先 |
|---|---|
| 上大脳静脈 | 上矢状静脈洞 |
| 浅中大脳静脈 | 海綿静脈洞など |
| 下大脳静脈 | 横静脈洞など |
絶対に覚えるべきポイント
- 上矢状静脈洞は大脳鎌の上縁にある
- クモ膜顆粒から脳脊髄液が上矢状静脈洞に吸収される
- 硬膜静脈洞の血液は最終的に内頸静脈へ流れる
- 静脈洞交会で上矢状静脈洞と直静脈洞が合流
一問一答
Q1. 上矢状静脈洞はどこにありますか?
【答え】 A. 大脳鎌の上縁
Q2. 脳脊髄液はどこで静脈血中に吸収されますか?
【答え】 A. クモ膜顆粒
Q3. クモ膜顆粒はどの静脈洞に突出していますか?
【答え】 A. 上矢状静脈洞
Q4. 硬膜静脈洞の血液は最終的にどの静脈に流れますか?
【答え】 A. 内頸静脈
Q5. S状静脈洞はどこから続いていますか?
【答え】 A. 横静脈洞
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
上矢状静脈洞について正しいのはどれか。
a. 大脳鎌の下縁にある
b. 小脳テントの付着部にある
c. 大脳鎌の上縁にある
d. 下大静脈に直接注ぐ
【解答と解説】 正解:c
上矢状静脈洞は大脳鎌の上縁にあります。大脳鎌の下縁にあるのは下矢状静脈洞です。
問題2(選択問題)
脳脊髄液の吸収について正しいのはどれか。
a. 脈絡叢で吸収される
b. クモ膜顆粒から上矢状静脈洞に吸収される
c. 硬膜外腔に吸収される
d. 直接下大静脈に吸収される
【解答と解説】 正解:b
脳脊髄液はクモ膜顆粒から上矢状静脈洞に吸収されます。脈絡叢は脳脊髄液を産生する部位です。
問題3(選択問題)
硬膜静脈洞について正しいのはどれか。
a. S状静脈洞は外頸静脈に続く
b. 静脈洞交会で上矢状静脈洞と直静脈洞が合流する
c. 横静脈洞は大脳鎌の上縁にある
d. 下矢状静脈洞は内頸静脈に直接注ぐ
【解答と解説】 正解:b
静脈洞交会では上矢状静脈洞と直静脈洞が合流し、横静脈洞に続きます。S状静脈洞は内頸静脈に続きます。
まとめ
硬膜静脈洞は脳の静脈血を集める構造で、上矢状静脈洞(大脳鎌上縁)、下矢状静脈洞(大脳鎌下縁)、直静脈洞、横静脈洞、S状静脈洞があります。脳脊髄液はクモ膜顆粒から上矢状静脈洞に吸収されます。硬膜静脈洞の血液は最終的にS状静脈洞を経て内頸静脈に流れます。
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