腰動脈 – 完全攻略ガイド
はじめに
腰動脈は腹大動脈の壁側枝として、腰部の筋肉や脊髄に血液を供給する重要な動脈です。肋間動脈に相当する動脈で、4対存在します。今回は、腰動脈の起始、走行、枝について詳しく解説します。
詳しい解説
腰動脈とは
腰動脈は、胸部における肋間動脈に相当する動脈です。腹部には肋骨がないため、肋間動脈の代わりに腰動脈が腹壁を栄養します。
腰動脈の走行
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 起始 | 腹大動脈の後壁 |
| 本数 | 4対(L1〜L4の高さ) |
| 走行 | 各腰椎の前面→大腰筋の後ろを横走 |
| 分布 | 腰筋、前腹筋 |
腰動脈は腹大動脈の後壁から起こり、腰椎の前面を横切って外側へ向かいます。その際、大腰筋の後ろを通過することが特徴です。
腰動脈の枝
| 枝 | 分布 |
|---|---|
| 脊髄枝 | 脊柱管内に入り脊髄を栄養 |
| 筋枝 | 腰筋、腹筋 |
特に脊髄枝は重要で、椎間孔から脊柱管内に入り、脊髄や脊髄神経に血液を供給します。
腰動脈と肋間動脈の対応関係
| 動脈 | 起始 | 本数 |
|---|---|---|
| 肋間動脈 | 胸大動脈 | 9対(第3〜11肋間) |
| 肋下動脈 | 胸大動脈 | 1対(第12肋骨下) |
| 腰動脈 | 腹大動脈 | 4対(L1〜L4) |
肋間動脈と腰動脈は、胸部と腹部で対応する体幹壁の動脈です。
腹大動脈の壁側枝まとめ
腹大動脈の壁側枝(体幹の壁を栄養する枝)は以下の2種類です。
| 枝 | 特徴 |
|---|---|
| 下横隔動脈 | 腹大動脈最初の壁側枝、横隔膜を栄養 |
| 腰動脈 | 4対、脊髄枝を出す |
絶対に覚えるべきポイント
- 腰動脈は肋間動脈に相当する動脈
- 腰動脈は4対ある(L1〜L4)
- 腹大動脈の後壁から起始する
- 大腰筋の後ろを横走する
- 脊髄枝を出して脊髄を栄養する
一問一答
Q1. 腰動脈は何対ありますか?
【答え】 A. 4対
腰動脈はL1〜L4の高さに4対存在し、腹大動脈の後壁から起こります。
Q2. 腰動脈はどの動脈から起こりますか?
【答え】 A. 腹大動脈の後壁
腰動脈は腹大動脈の後壁から分枝する壁側枝です。
Q3. 腰動脈はどの筋の後ろを走行しますか?
【答え】 A. 大腰筋
腰動脈は腰椎の前面から大腰筋の後ろを通って外側へ横走します。
Q4. 腰動脈は何という動脈に相当しますか?
【答え】 A. 肋間動脈
腰動脈は腹部において胸部の肋間動脈に相当し、体幹壁を栄養します。
Q5. 腰動脈から出る脊柱管内に入る枝は何ですか?
【答え】 A. 脊髄枝
脊髄枝は椎間孔から脊柱管内に入り、脊髄や脊髄神経を栄養します。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
腰動脈について正しいのはどれか。
a. 3対存在する
b. 腹大動脈の前壁から起こる
c. 大腰筋の後ろを走行する
d. 脊髄枝は出さない
【解答と解説】 正解:c
腰動脈は4対(aは誤り)で、腹大動脈の後壁から起こり(bは誤り)、大腰筋の後ろを走行します。脊髄枝を出して脊髄を栄養します(dは誤り)。
問題2(選択問題)
腰動脈と肋間動脈について正しいのはどれか。
a. 腰動脈は胸大動脈から分枝する
b. 肋間動脈は腹大動脈から分枝する
c. 腰動脈は肋間動脈に相当する
d. 腰動脈は5対存在する
【解答と解説】 正解:c
腰動脈は腹部において肋間動脈に相当する動脈です。腰動脈は腹大動脈から、肋間動脈は胸大動脈から分枝します。腰動脈は4対です。
問題3(選択問題)
腹大動脈の壁側枝はどれか。2つ選べ。
a. 腹腔動脈
b. 腰動脈
c. 上腸間膜動脈
d. 下横隔動脈
【解答と解説】 正解:b、d
腹大動脈の壁側枝は腰動脈と下横隔動脈です。腹腔動脈と上腸間膜動脈は臓側枝(内臓を栄養する枝)です。
問題4(選択問題)
腰動脈の脊髄枝について正しいのはどれか。
a. 脊柱管内に入らない
b. 脊髄を栄養する
c. 大腰筋のみを栄養する
d. 下横隔動脈から分枝する
【解答と解説】 正解:b
腰動脈の脊髄枝は椎間孔から脊柱管内に入り、脊髄や脊髄神経を栄養します。
まとめ
腰動脈は肋間動脈に相当する腹大動脈の壁側枝で、4対存在します。腹大動脈の後壁から起こり、大腰筋の後ろを横走して腰部の筋肉を栄養します。また、脊髄枝を出して脊柱管内の脊髄にも血液を供給します。「4対」「腹大動脈の後壁」「大腰筋の後ろ」「脊髄枝」がキーワードです。
#解剖学 #循環器系 #国試対策







コメント