心筋の構造 – 完全攻略ガイド
はじめに
心筋はギャップ結合により興奮が周囲に伝播する「機能的合胞体」を形成しています。心房・心室がそれぞれ一斉に収縮できるのは、この構造のおかげです。今回は心筋の構造について詳しく解説します。
詳しい解説
心筋の特徴
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 横紋 | あり(横紋筋) |
| 随意性 | 不随意筋(自律神経支配) |
| 機能的合胞体 | ギャップ結合により形成 |
介在板の構造
| 構造 | 機能 |
|---|---|
| ギャップ結合 | イオンが通過できる→電気的結合 |
| デスモソーム | 物理的結びつきを強める |
機能的合胞体
- 多数の心筋細胞が電気的につながる
- 心房・心室はそれぞれ一斉に収縮
- 心房と心室間は房室束(ヒス束)で伝導
刺激伝導系
| 順序 | 構造 |
|---|---|
| 1 | 洞房結節(ペースメーカー) |
| 2 | 房室結節 |
| 3 | 房室束(ヒス束) |
| 4 | プルキンエ線維 |
絶対に覚えるべきポイント
- 心筋は横紋筋だが不随意筋
- 介在板のギャップ結合→機能的合胞体を形成
- ギャップ結合=イオンが通れるチャネル構造
- 洞房結節がペースメーカーとして機能
- 心房と心室間の伝導は房室束(ヒス束)
一問一答
Q1. 心筋細胞同士のつなぎ目を何といいますか?
【答え】 A. 介在板
ギャップ結合とデスモソームが存在します。
Q2. 心筋が機能的合胞体を形成できる理由は何ですか?
【答え】 A. ギャップ結合によりイオンが通過できるため
電気的に連結されて一斉に収縮できます。
Q3. 心臓のペースメーカーはどこですか?
【答え】 A. 洞房結節
自動的に興奮を発生させます。
Q4. 心房と心室間の伝導を担う構造は何ですか?
【答え】 A. 房室束(ヒス束)
房室結節から心室へ興奮を伝えます。
Q5. デスモソームの機能は何ですか?
【答え】 A. 細胞間の物理的結びつきを強める
機械的な接着を担います。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
心筋が機能的合胞体を形成する理由として正しいのはどれか。
a. デスモソームがあるため
b. ギャップ結合があるため
c. タイト結合があるため
d. ヘミデスモソームがあるため
【解答と解説】 正解:b
介在板のギャップ結合によりイオンが通過でき、心筋細胞が電気的に連結されて機能的合胞体を形成します。
問題2(選択問題)
心臓のペースメーカーとして機能するのはどれか。
a. 房室結節
b. 洞房結節
c. 房室束
d. プルキンエ線維
【解答と解説】 正解:b
洞房結節がペースメーカーとして自動的に興奮を発生させ、心拍リズムを決定します。
問題3(選択問題)
心筋について正しいのはどれか。
a. 随意筋である
b. 横紋がない
c. 不随意筋である
d. 体性神経に支配される
【解答と解説】 正解:c
心筋は横紋筋ですが、自律神経に支配される不随意筋です。
問題4(選択問題)
介在板に存在し、細胞間の物理的結合を担うのはどれか。
a. ギャップ結合
b. デスモソーム
c. タイト結合
d. ヘミデスモソーム
【解答と解説】 正解:b
デスモソームは細胞間の物理的な結びつきを強め、ギャップ結合は電気的な結合を担います。
まとめ
介在板の構造
| 構造 | 機能 |
|---|---|
| ギャップ結合 | 電気的結合(イオン通過) |
| デスモソーム | 物理的結合 |
刺激伝導系
| 順序 | 構造 |
|---|---|
| 1 | 洞房結節 |
| 2 | 房室結節 |
| 3 | 房室束(ヒス束) |
| 4 | プルキンエ線維 |
覚え方のコツ
「介在板=ギャップ結合=機能的合胞体」が重要ポイントです。
- 心筋は横紋筋だが不随意筋
- 洞房結節=ペースメーカー
#解剖学 #組織学 #国試対策







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