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神経筋接合部の興奮伝達

神経筋接合部の興奮伝達 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

運動ニューロンから骨格筋への興奮伝達は、神経筋接合部(運動終板)で行われます。ここではアセチルコリンが神経伝達物質として働きます。今回は神経筋接合部の興奮伝達について詳しく解説します。

詳しい解説

興奮伝達の流れ

順序 内容
1 運動ニューロンの神経終末に活動電位が到達
2 神経終末部からアセチルコリンがシナプス間隙に放出
3 アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合
4 ナトリウムチャネルが開き、イオン透過性が増大
5 運動終板に脱分極が生じる(終板電位
6 閾値に達し、筋細胞膜に活動電位が発生
7 活動電位が筋原線維に伝わり、筋収縮が起こる

神経筋接合部の特徴

項目 内容
神経伝達物質 アセチルコリン
受容体 ニコチン受容体(N受容体)
放出に必要なイオン Ca2+

関連する疾患

疾患 原因
重症筋無力症 アセチルコリン受容体への自己抗体

絶対に覚えるべきポイント

  • 神経筋接合部の神経伝達物質はアセチルコリン
  • アセチルコリン受容体はニコチン受容体(N受容体)
  • アセチルコリンの開口放出にはCa2+が必要
  • 重症筋無力症はアセチルコリン受容体への自己抗体が原因
  • 筋弛緩薬はこの部位に作用する

一問一答

Q1. 神経筋接合部の神経伝達物質は何ですか?

【答え】 A. アセチルコリン

運動ニューロンから放出されます。

Q2. アセチルコリン受容体の種類は何ですか?

【答え】 A. ニコチン受容体(N受容体)

イオンチャネル型受容体です。

Q3. アセチルコリンの放出に必要なイオンは何ですか?

【答え】 A. Ca2+

Ca2+依存性の開口放出で放出されます。

Q4. 重症筋無力症の原因は何ですか?

【答え】 A. アセチルコリン受容体への自己抗体

自己免疫疾患です。

Q5. 終板電位とは何ですか?

【答え】 A. 運動終板の筋細胞膜に生じる脱分極

閾値に達すると活動電位が発生します。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

神経筋接合部で放出される神経伝達物質はどれか。

a. ノルアドレナリン

b. アセチルコリン

c. ドーパミン

d. グルタミン酸

【解答と解説】 正解:b

骨格筋の神経筋接合部(運動終板)ではアセチルコリンが放出されます。

問題2(選択問題)

神経筋接合部のアセチルコリン受容体はどれか。

a. ムスカリン受容体

b. ニコチン受容体

c. アドレナリン受容体

d. ドーパミン受容体

【解答と解説】 正解:b

神経筋接合部のアセチルコリン受容体はニコチン受容体(N受容体)です。

問題3(選択問題)

重症筋無力症の原因として正しいのはどれか。

a. アセチルコリンの産生低下

b. アセチルコリン受容体への自己抗体

c. Ca2+の不足

d. 運動ニューロンの変性

【解答と解説】 正解:b

重症筋無力症はアセチルコリン受容体への自己抗体が原因の自己免疫疾患です。

問題4(選択問題)

アセチルコリンの放出に必要なイオンはどれか。

a. Na+

b. K+

c. Ca2+

d. Cl-

【解答と解説】 正解:c

アセチルコリンはCa2+依存性の開口放出でシナプス間隙に放出されます。

まとめ

興奮伝達の流れ

順序 内容
1 活動電位が神経終末に到達
2 アセチルコリン放出
3 受容体に結合
4 終板電位発生
5 筋細胞膜に活動電位
6 筋収縮

重要ポイント

項目 内容
神経伝達物質 アセチルコリン
受容体 ニコチン受容体
関連疾患 重症筋無力症

覚え方のコツ

「神経筋接合部=アセチルコリン=ニコチン受容体」と覚えましょう。

  • 重症筋無力症は受容体への自己抗体
  • Ca2+が放出に必要

#解剖学 #生理学 #国試対策

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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