筋の三連構造(トライアッド) – 完全攻略ガイド
はじめに
横行小管(T管)を両脇から終末槽がサンドイッチしている構造を三連構造(トライアッド)といいます。筋細胞膜の興奮を筋小胞体へ伝え、Ca2+を放出させる重要な構造です。今回は三連構造について詳しく解説します。
詳しい解説
三連構造の構成要素
| 構造 | 特徴 |
|---|---|
| 横行小管(T管) | 筋細胞膜の陥入部分、興奮を伝える |
| 終末槽 | 筋小胞体の両端の膨らんだ部分(2つ) |
| 筋小胞体(SR) | Ca2+を貯蔵、筋原線維を網目状に取り囲む |
三連構造の配置
“
終末槽 − T管 − 終末槽
“
- T管を中心に、両側に終末槽が位置する
- オレオ(クッキー)のような構造
興奮収縮連関の流れ
| 順序 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 運動神経の活動電位が神経筋接合部に到達 |
| 2 | 筋細胞膜に活動電位が発生 |
| 3 | 興奮が横行小管(T管)に伝わる |
| 4 | T管の興奮が終末槽に伝わる |
| 5 | 筋小胞体からCa2+が放出 |
| 6 | Ca2+により筋収縮が起こる |
絶対に覚えるべきポイント
- トライアッド=T管+終末槽2つの三連構造
- T管は筋細胞膜の陥入部分
- 筋小胞体はCa2+を貯蔵・放出
- 興奮伝達:筋細胞膜→T管→終末槽→筋小胞体→Ca2+放出
- 興奮収縮連関に必須の構造
一問一答
Q1. 三連構造(トライアッド)を構成する3つの要素は何ですか?
【答え】 A. T管と2つの終末槽
T管を中心に終末槽がサンドイッチしています。
Q2. T管とは何ですか?
【答え】 A. 筋細胞膜の陥入部分
横行小管とも呼ばれ、興奮を内部に伝えます。
Q3. 筋小胞体の機能は何ですか?
【答え】 A. Ca2+の貯蔵と放出
筋収縮時にCa2+を放出します。
Q4. 終末槽はどこの一部ですか?
【答え】 A. 筋小胞体
筋小胞体の両端の膨らんだ部分です。
Q5. 三連構造は何に必要ですか?
【答え】 A. 興奮収縮連関
筋細胞膜の興奮を筋小胞体に伝えます。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
三連構造(トライアッド)を構成するのはどれか。
a. T管と1つの終末槽
b. T管と2つの終末槽
c. 2つのT管と1つの終末槽
d. 筋小胞体と筋細胞膜
【解答と解説】 正解:b
三連構造はT管を中心に2つの終末槽がサンドイッチした構造です。
問題2(選択問題)
横行小管(T管)について正しいのはどれか。
a. 筋小胞体の一部である
b. 筋細胞膜の陥入である
c. Ca2+を貯蔵する
d. 終末槽と同じ構造である
【解答と解説】 正解:b
T管は筋細胞膜が内部に陥入した構造で、興奮を筋内部に伝えます。
問題3(選択問題)
筋小胞体の機能として正しいのはどれか。
a. ATP産生
b. Ca2+の貯蔵と放出
c. タンパク質合成
d. 脂質代謝
【解答と解説】 正解:b
筋小胞体はCa2+を貯蔵し、興奮時に放出して筋収縮を引き起こします。
問題4(選択問題)
興奮収縮連関の順序として正しいのはどれか。
a. 筋小胞体→T管→筋細胞膜
b. T管→筋細胞膜→筋小胞体
c. 筋細胞膜→T管→筋小胞体
d. 筋小胞体→筋細胞膜→T管
【解答と解説】 正解:c
興奮は筋細胞膜→T管→終末槽→筋小胞体の順に伝わり、Ca2+が放出されます。
まとめ
三連構造の構成
| 構造 | 役割 |
|---|---|
| T管(中央) | 興奮を伝える |
| 終末槽(両側) | 筋小胞体の一部 |
| 筋小胞体 | Ca2+貯蔵・放出 |
興奮収縮連関の流れ
| 順序 | 構造 |
|---|---|
| 1 | 神経筋接合部 |
| 2 | 筋細胞膜 |
| 3 | T管 |
| 4 | 終末槽 |
| 5 | 筋小胞体→Ca2+放出 |
覚え方のコツ
「トライアッド=T管+終末槽×2」と覚えましょう。
- T管は筋細胞膜の陥入
- 筋小胞体=Ca2+の貯蔵庫
#解剖学 #組織学 #国試対策







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