筋原線維 – 完全攻略ガイド
はじめに
筋原線維は骨格筋の収縮単位であり、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントから構成されます。顕微鏡で見ると縞模様が観察され、各部位には名称があります。今回は筋原線維の構造について詳しく解説します。
詳しい解説
筋原線維の各部位
| 部位名 | 特徴 |
|---|---|
| I帯(明帯) | 明るく見える(アクチンのみ) |
| A帯(暗帯) | 暗く見える(ミオシンが存在) |
| H帯 | A帯の中央部、やや明るい(ミオシンのみ) |
| Z線 | I帯を分割する狭い線(筋節の境界) |
| M線 | A帯の中央の狭い線(ミオシン同士の結合部位) |
| 筋節(サルコメア) | Z線〜Z線の間(収縮の最小単位) |
筋収縮時の変化
| 部位 | 収縮時の変化 |
|---|---|
| A帯 | 不変(変わらない) |
| I帯 | 短くなる |
| H帯 | 短くなる |
なぜ明暗が生じるか
| フィラメント | 特徴 | 見え方 |
|---|---|---|
| ミオシン | 太いフィラメント | 暗く見える |
| アクチン | 細いフィラメント | 明るく見える |
絶対に覚えるべきポイント
- 筋節(サルコメア)=Z線〜Z線=収縮の最小単位
- I帯(明帯)=アクチンのみ
- A帯(暗帯)=ミオシンが存在
- 筋収縮時、A帯は不変、I帯・H帯は短くなる
- ミオシン=太い=暗い、アクチン=細い=明るい
一問一答
Q1. 収縮の最小単位は何ですか?
【答え】 A. 筋節(サルコメア)
Z線からZ線までの構造です。
Q2. I帯(明帯)には何が存在しますか?
【答え】 A. アクチンのみ
細いフィラメントなので明るく見えます。
Q3. A帯(暗帯)に存在するフィラメントは何ですか?
【答え】 A. ミオシン(とアクチン)
太いミオシンが存在するため暗く見えます。
Q4. 筋収縮時にA帯はどうなりますか?
【答え】 A. 不変(変わらない)
I帯とH帯は短くなりますが、A帯は変化しません。
Q5. H帯はどこに位置しますか?
【答え】 A. A帯の中央部
ミオシンのみが存在する部分です。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
筋収縮時に変化しないのはどれか。
a. I帯
b. H帯
c. A帯
d. サルコメア
【解答と解説】 正解:c
筋収縮時、A帯(暗帯)は変化しません。I帯とH帯は短くなります。
問題2(選択問題)
I帯(明帯)に存在するのはどれか。
a. ミオシンのみ
b. アクチンのみ
c. アクチンとミオシン
d. フィラメントなし
【解答と解説】 正解:b
I帯(明帯)にはアクチン(細いフィラメント)のみが存在するため、明るく見えます。
問題3(選択問題)
骨格筋の収縮の最小単位はどれか。
a. 筋線維
b. 筋原線維
c. 筋節(サルコメア)
d. 筋束
【解答と解説】 正解:c
筋節(サルコメア)はZ線からZ線までの構造で、収縮の最小単位です。
問題4(選択問題)
A帯の中央部でミオシンのみが存在する部分はどれか。
a. I帯
b. H帯
c. Z線
d. M線
【解答と解説】 正解:b
H帯はA帯の中央部にあり、ミオシンのみが存在するためやや明るく見えます。
まとめ
筋原線維の構造
| 部位 | 構成 | 外観 |
|---|---|---|
| I帯 | アクチンのみ | 明るい |
| A帯 | ミオシン+アクチン | 暗い |
| H帯 | ミオシンのみ | やや明るい |
筋収縮時の変化
| 部位 | 変化 |
|---|---|
| A帯 | 不変 |
| I帯 | 短くなる |
| H帯 | 短くなる |
覚え方のコツ
「A帯は不変、I帯・H帯は短縮」が最重要ポイントです。
- A=暗い=ミオシン、I=明るい=アクチン
- サルコメア=Z線〜Z線
#解剖学 #組織学 #国試対策







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