漿液腺・粘液腺・脂腺 – 完全攻略ガイド
はじめに
外分泌腺は分泌物の種類によって漿液腺、粘液腺、脂腺に分類されます。それぞれの腺がどのような液体を分泌するのか、代表的な腺とともに理解しましょう。今回は分泌物の種類による外分泌腺の分類について詳しく解説します。
詳しい解説
分泌物の種類による分類
| 腺の種類 | 分泌物 | 代表例 |
|---|---|---|
| 漿液腺 | さらさらした液体 | 膵外分泌腺、耳下腺、涙腺 |
| 粘液腺 | ねばねばした液体 | 杯細胞 |
| 脂腺 | 脂質 | 皮脂腺 |
漿液腺
- さらさらした液体を分泌
- 消化酵素を含むことが多い
- 代表例:
- 膵外分泌腺:膵液(消化酵素)
- 耳下腺:唾液(アミラーゼ)
- 涙腺:涙液
粘液腺
- ねばねばした液体(粘液)を分泌
- 粘液の主成分はムチン(糖タンパク質)
- 代表例:
- 杯細胞:単細胞腺として粘液を分泌
混合腺
漿液腺と粘液腺が混在する腺を混合腺といいます。
- 顎下腺:漿液細胞と粘液細胞が混在
- 舌下腺:漿液細胞と粘液細胞が混在(粘液細胞が多い)
脂腺
- 脂質を分泌
- 導管が毛包に付属している
- 分泌様式は全分泌(ホロクリン分泌)
- 代表例:皮脂腺
絶対に覚えるべきポイント
- 漿液腺=さらさら=耳下腺、膵臓、涙腺
- 粘液腺=ねばねば=杯細胞
- 混合腺=顎下腺、舌下腺
- 脂腺=脂質=皮脂腺=全分泌
一問一答
Q1. 漿液腺が分泌する液体の特徴は何ですか?
【答え】 A. さらさらした液体
消化酵素を含むことが多いです。
Q2. 粘液腺が分泌する液体の特徴は何ですか?
【答え】 A. ねばねばした液体(粘液)
粘液の主成分はムチンです。
Q3. 耳下腺は何腺に分類されますか?
【答え】 A. 漿液腺
さらさらした唾液(アミラーゼを含む)を分泌します。
Q4. 顎下腺と舌下腺は何腺に分類されますか?
【答え】 A. 混合腺
漿液細胞と粘液細胞が混在しています。
Q5. 脂腺の分泌様式は何ですか?
【答え】 A. 全分泌(ホロクリン分泌)
細胞全体が分泌物となって放出されます。
Q6. 脂腺の導管は何に付属していますか?
【答え】 A. 毛包
皮脂は毛穴から分泌されます。
国家試験対策問題
問題1(選択問題)
漿液腺に分類される腺はどれか。
a. 杯細胞
b. 舌下腺
c. 耳下腺
d. 皮脂腺
【解答と解説】 正解:c
耳下腺は漿液腺で、さらさらした唾液を分泌します。杯細胞は粘液腺、舌下腺は混合腺、皮脂腺は脂腺です。
問題2(選択問題)
混合腺に分類される腺はどれか。2つ選べ。
a. 耳下腺
b. 顎下腺
c. 舌下腺
d. 涙腺
【解答と解説】 正解:b, c
顎下腺と舌下腺は漿液細胞と粘液細胞が混在する混合腺です。耳下腺と涙腺は漿液腺です。
問題3(選択問題)
脂腺について正しいのはどれか。
a. 漿液を分泌する
b. 導管が毛包に付属している
c. 粘液を分泌する
d. 開口分泌を行う
【解答と解説】 正解:b
脂腺の導管は毛包に付属しており、皮脂を毛穴から分泌します。分泌様式は全分泌(ホロクリン分泌)です。
問題4(選択問題)
全分泌(ホロクリン分泌)を行う腺はどれか。
a. 耳下腺
b. 涙腺
c. 皮脂腺
d. 汗腺
【解答と解説】 正解:c
皮脂腺は全分泌を行い、細胞全体が分泌物となって放出されます。
まとめ
分泌物による外分泌腺の分類早見表
| 分類 | 分泌物 | 代表例 |
|---|---|---|
| 漿液腺 | さらさら | 耳下腺、膵臓、涙腺 |
| 粘液腺 | ねばねば | 杯細胞 |
| 混合腺 | 両方 | 顎下腺、舌下腺 |
| 脂腺 | 脂質 | 皮脂腺 |
覚え方のコツ
唾液腺の分類を覚えましょう:
- 耳下腺:漿液腺(サラサラ)
- 顎下腺:混合腺
- 舌下腺:混合腺(粘液多め)
「耳下は漿液、顎下と舌下は混合」と覚えると効果的です。
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