MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

小胞体

小胞体 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

小胞体は細胞内でタンパク質の合成や脂質の代謝に関わる重要な細胞小器官です。「粗面小胞体」と「滑面小胞体」の2種類があり、それぞれ異なる機能を持っています。今回は小胞体の構造と機能について詳しく解説します。

詳しい解説

小胞体とは

小胞体は、脂質二重層でできた小さな袋が連結した構造で、核膜やゴルジ装置ともつながっています。細胞内の「物流ネットワーク」のような役割を果たしています。

小胞体の種類

小胞体は2種類に分けられます。

種類 特徴 主な機能
粗面小胞体 リボソームが付着 タンパク質合成
滑面小胞体 リボソームなし 場所により異なる

粗面小胞体

粗面小胞体は、表面にリボソームが付着しているため、顕微鏡で見ると「粗い」表面に見えることからこの名前がつきました。

主な機能

  • 細胞外へ分泌するタンパク質の合成
  • 分泌タンパク質、膜タンパク質の合成

リボソームで合成されたタンパク質は、粗面小胞体の内腔に送られ、その後ゴルジ装置へ輸送されます。

滑面小胞体(超重要!)

滑面小胞体は、リボソームがないため表面が滑らかに見えます。最大の特徴は、場所により働きが異なることです。

場所 滑面小胞体の機能
肝臓 グリコーゲン合成、解毒作用
副腎皮質・卵巣・精巣 ステロイドホルモン合成
筋細胞(筋小胞体) カルシウムイオン(Ca²⁺)の貯蔵と放出

粗面小胞体からゴルジ装置への流れ

  • 粗面小胞体:mRNAの情報をもとにタンパク質を合成(翻訳)
  • 輸送小胞:合成されたタンパク質をゴルジ装置へ運ぶ
  • ゴルジ装置:タンパク質を加工(糖鎖を付加など)
  • 分泌小胞:細胞外へ分泌

絶対に覚えるべきポイント

  • 粗面小胞体:リボソーム付着、分泌タンパク質の合成
  • 滑面小胞体:リボソームなし、場所により機能が異なる
  • 肝臓の滑面小胞体:グリコーゲン合成
  • 副腎皮質・卵巣・精巣の滑面小胞体:ステロイドホルモン合成
  • 筋細胞の滑面小胞体(筋小胞体):Ca²⁺の貯蔵と放出

一問一答

Q1. 粗面小胞体と滑面小胞体の違いは何ですか?

【答え】 A. リボソームの有無

粗面小胞体にはリボソームが付着しており、滑面小胞体にはリボソームがありません。

Q2. 粗面小胞体の主な機能は何ですか?

【答え】 A. 細胞外へ分泌するタンパク質の合成

リボソームでタンパク質が合成され、小胞体内腔に送られます。

Q3. 肝臓の滑面小胞体の機能は何ですか?

【答え】 A. グリコーゲン合成、解毒作用

血糖調節や薬物の代謝に関与します。

Q4. 精巣や卵巣の滑面小胞体の機能は何ですか?

【答え】 A. ステロイドホルモンの合成

性ホルモン(テストステロン、エストロゲンなど)の合成に関与します。

Q5. 筋細胞の滑面小胞体(筋小胞体)の機能は何ですか?

【答え】 A. カルシウムイオン(Ca²⁺)の貯蔵と放出

筋収縮に必要なCa²⁺を貯蔵し、興奮時に放出します。

Q6. 粗面小胞体で合成されたタンパク質は次にどこへ運ばれますか?

【答え】 A. ゴルジ装置

輸送小胞によりゴルジ装置へ運ばれ、糖鎖の付加などの加工を受けます。

国家試験対策問題

問題1(選択問題)

粗面小胞体の特徴として正しいのはどれか。

a. リボソームが付着していない

b. ステロイドホルモンを合成する

c. 細胞外へ分泌するタンパク質を合成する

d. カルシウムイオンを貯蔵する

【解答と解説】 正解:c

粗面小胞体はリボソームが付着しており、主に細胞外へ分泌するタンパク質(分泌タンパク質)を合成します。

問題2(選択問題)

筋細胞においてカルシウムイオンを貯蔵する構造はどれか。

a. 粗面小胞体

b. 滑面小胞体(筋小胞体)

c. ゴルジ装置

d. リソソーム

【解答と解説】 正解:b

筋細胞の滑面小胞体は筋小胞体と呼ばれ、Ca²⁺を貯蔵・放出することで筋収縮に関与します。

問題3(○×問題)

滑面小胞体の機能は、すべての細胞で同じである。

【解答と解説】 正解:×

滑面小胞体の機能は場所により異なります。肝臓ではグリコーゲン合成、精巣・卵巣ではステロイドホルモン合成、筋細胞ではCa²⁺貯蔵を行います。

問題4(選択問題)

ステロイドホルモンを合成する細胞小器官はどれか。

a. 粗面小胞体

b. 滑面小胞体

c. ミトコンドリア

d. リボソーム

【解答と解説】 正解:b

副腎皮質、卵巣、精巣の滑面小胞体でステロイドホルモンが合成されます。

問題5(穴埋め問題)

肝臓の滑面小胞体では(   )の合成が行われる。

【解答と解説】 正解:グリコーゲン

肝臓の滑面小胞体はグリコーゲン合成や薬物の解毒に関与します。

まとめ

小胞体の種類と機能

種類 リボソーム 主な機能
粗面小胞体 あり 分泌タンパク質の合成
滑面小胞体 なし 場所により異なる

滑面小胞体の場所別機能

場所 機能
肝臓 グリコーゲン合成、解毒
副腎皮質・卵巣・精巣 ステロイドホルモン合成
筋細胞 Ca²⁺の貯蔵と放出

覚え方のポイント

「粗面はゴツゴツ(リボソーム付着)でタンパク質合成」「滑面はツルツル(リボソームなし)で場所により機能が違う」と覚えましょう。滑面小胞体の場所別機能は「肝臓=グリコーゲン、性腺=ステロイド、筋肉=カルシウム」です。

#解剖学 #細胞 #国試対策

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次