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扁桃体

扁桃体 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

扁桃体は側頭葉深部に位置し、情動(特に恐怖・不安)の処理に深く関与する大脳辺縁系の構造です。海馬と連携して感情記憶を形成し、視床下部・脳幹と連携してfight or flight反応を引き起こします。国家試験で超頻出です。

詳しい解説

扁桃体の位置

項目 詳細
位置 海馬の前方で、尾状核尾に接する位置に存在
所属 大脳辺縁系の一部
分類 解剖学的には大脳基底核の一つだが、機能的には大脳辺縁系
周囲構造 尾状核(体・頭・尾)、被殻、視床、淡蒼球

扁桃体の機能

機能 詳細
恐怖・不安処理 恐怖や不安を処理する中枢。危険を認識した際にfight or flight反応を引き起こす
恐怖条件付け 特定の刺激と恐怖感情を結びつける学習の中心
感情記憶の形成 強い感情を伴う出来事を記憶として固定。海馬と連携
自律神経系との連携 心拍数、呼吸、ホルモン分泌などの自律神経反応を制御
社会的行動と共感 他者の感情を理解し、適切に反応する社会的行動に関与

扁桃体と他の構造の関係

関連構造 関係
海馬 感情記憶の形成に連携
視床下部 自律神経反応の制御
脳幹 fight or flight反応
前頭前野 感情の制御・調整
嗅覚系 匂いと情動の連合

Fight or Flight反応

項目 詳細
定義 危険を感知した際の「戦うか逃げるか」反応
機序 扁桃体→視床下部→交感神経系→副腎髄質→アドレナリン分泌
身体反応 心拍数増加、血圧上昇、瞳孔散大、発汗

扁桃体障害の影響

症状 詳細
恐怖認識の障害 危険を認識できなくなる
共感の低下 他者の感情を理解しにくくなる
社会的合図の読み取り困難 表情や声のトーンから感情を読み取れない

絶対に覚えるべきポイント

  • 扁桃体=情動(恐怖・不安)の中枢
  • 大脳辺縁系の一部
  • 海馬と連携し感情記憶を形成
  • fight or flight反応に関与
  • 視床下部・脳幹と連携して自律神経反応を制御

一問一答

Q1. 扁桃体の主な機能は?

【答え】 A. 情動(恐怖・不安)の処理

扁桃体は恐怖や不安の処理の中枢であり、fight or flight反応を引き起こします。

Q2. 扁桃体の位置は?

【答え】 A. 側頭葉深部、海馬の前方

尾状核尾に接する位置に存在します。

Q3. 扁桃体が属する系統は?

【答え】 A. 大脳辺縁系

解剖学的には大脳基底核に分類されますが、機能的には大脳辺縁系の一部です。

Q4. 感情記憶の形成で扁桃体と連携する構造は?

【答え】 A. 海馬

扁桃体と海馬が連携し、感情を伴う出来事の記憶を形成します。

Q5. Fight or flight反応とは何か?

【答え】 A. 危険を感知した際の「戦うか逃げるか」反応

扁桃体が視床下部・脳幹と連携して自律神経反応を引き起こします。

Q6. 扁桃体と連携して自律神経反応を制御する構造は?

【答え】 A. 視床下部

扁桃体は視床下部と連携し、心拍数、呼吸、ホルモン分泌などを制御します。

国家試験対策問題

問題1

扁桃体について正しいのはどれか。

a. 小脳に位置する

b. 運動の調節を担う

c. 情動の処理に関与する

d. 視覚の中枢である

e. 聴覚の中枢である

【解答と解説】 正解:c

扁桃体は情動(恐怖・不安)の処理に関与する大脳辺縁系の構造です。

問題2

扁桃体と連携して感情記憶を形成する構造はどれか。

a. 小脳

b. 海馬

c. 黒質

d. 淡蒼球

e. 視床下核

【解答と解説】 正解:b

扁桃体と海馬が連携し、感情を伴う出来事の記憶(感情記憶)を形成します。

問題3

Fight or flight反応に関与する構造として正しいのはどれか。

a. 小脳

b. 扁桃体

c. 淡蒼球

d. 赤核

e. オリーブ核

【解答と解説】 正解:b

扁桃体は危険を認識した際にfight or flight反応を引き起こし、視床下部・脳幹と連携して自律神経反応を制御します。

問題4

扁桃体が属する系統として正しいのはどれか。

a. 錐体路系

b. 錐体外路系

c. 大脳辺縁系

d. 小脳系

e. 脳幹網様体系

【解答と解説】 正解:c

扁桃体は解剖学的には大脳基底核に分類されますが、機能的には情動に関与する大脳辺縁系の一部として働きます。

まとめ

扁桃体は側頭葉深部に位置する大脳辺縁系の構造で、情動(恐怖・不安)の処理の中枢です。海馬と連携して感情記憶を形成し、視床下部・脳幹と連携してfight or flight反応を引き起こします。恐怖条件付けの中心であり、社会的行動や共感にも関与します。扁桃体障害は恐怖認識の障害や共感の低下を引き起こします。

#神経学 #神経系 #扁桃体

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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