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海馬

海馬 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

海馬は記憶形成に重要な大脳辺縁系の構造です。側脳室下角の底部に位置し、短期記憶から長期記憶への変換を担います。海馬采→脳弓→乳頭体のルートはパペッツ回路の主要部分であり、国家試験で超頻出です。

詳しい解説

海馬の構造

構造 詳細
海馬 側脳室下角の底部に位置
海馬傍回 海馬の外側に位置する皮質
海馬指 海馬の前端部
海馬采 海馬からの出力線維
側副隆起 側副溝に対応する隆起

海馬と脳弓

構造 詳細
海馬采 海馬からの出力線維の束
脳弓脚 海馬采が集まったもの
脳弓体 左右の脳弓脚が合流
脳弓柱 脳弓体から前方へ
終点 乳頭体

海馬の内部構造

領域 詳細
CA1 海馬の出力部
CA2 小さな領域
CA3 苔状線維を受ける
CA4 歯状回に近い
歯状回 顆粒細胞がある
アンモン角 CA1〜CA4の総称

海馬の機能

機能 詳細
記憶形成 短期記憶から長期記憶への変換(記憶の固定)
空間認知 場所細胞による空間記憶
パペッツ回路 記憶の神経回路の一部

周辺構造

構造 位置
鳥距 後頭葉内側
側副三角 側脳室後角と下角の移行部
脳梁膨大 脳梁の後端

絶対に覚えるべきポイント

  • 海馬=記憶形成の中枢
  • 海馬采→脳弓→乳頭体のルート
  • パペッツ回路の主要構造
  • 側脳室下角の底部に位置
  • CA1〜CA4=アンモン角

一問一答

Q1. 海馬の主な機能は?

【答え】 A. 記憶形成(短期記憶から長期記憶への変換)

海馬は記憶の固定化に重要な役割を果たします。

Q2. 海馬が位置する脳室は?

【答え】 A. 側脳室下角の底部

海馬は側頭葉内側に位置し、側脳室下角の底部を形成します。

Q3. 海馬からの出力線維の束を何というか?

【答え】 A. 海馬采

海馬采が集まって脳弓脚となり、最終的に乳頭体に至ります。

Q4. アンモン角とは何か?

【答え】 A. CA1〜CA4の総称

海馬の内部構造はCA1〜CA4に分けられ、これらを総称してアンモン角と呼びます。

Q5. 海馬が含まれる神経回路は?

【答え】 A. パペッツ回路

パペッツ回路は記憶に関与する神経回路で、海馬→脳弓→乳頭体→視床前核→帯状回→海馬と循環します。

Q6. 海馬で行われる空間認知に関わる細胞は?

【答え】 A. 場所細胞(place cell)

場所細胞は特定の場所にいるときに活動し、空間記憶に関与します。

国家試験対策問題

問題1

海馬について正しいのはどれか。

a. 前頭葉に位置する

b. 運動の調節を担う

c. 記憶形成に関与する

d. 側脳室前角の壁を形成する

e. 感覚の中継を担う

【解答と解説】 正解:c

海馬は記憶形成、特に短期記憶から長期記憶への変換に重要な役割を果たします。側脳室下角の底部(側頭葉内側)に位置します。

問題2

海馬采が最終的に投射する構造はどれか。

a. 視床

b. 小脳

c. 乳頭体

d. 淡蒼球

e. 黒質

【解答と解説】 正解:c

海馬采→脳弓脚→脳弓体→脳弓柱→乳頭体のルートで、海馬からの出力は乳頭体に至ります。

問題3

パペッツ回路に含まれる構造として正しいのはどれか。

a. 淡蒼球

b. 黒質

c. 小脳

d. 海馬

e. 線条体

【解答と解説】 正解:d

パペッツ回路は海馬→脳弓→乳頭体→視床前核→帯状回→嗅内野→海馬と循環する記憶に関与する回路です。

問題4

海馬の内部構造について正しいのはどれか。

a. CA1〜CA4を総称してアンモン角という

b. 歯状回はCA1に含まれる

c. 海馬の入力部はCA1である

d. 海馬采は海馬の入力線維である

e. 苔状線維はCA1に投射する

【解答と解説】 正解:a

海馬の内部はCA1〜CA4に区分され、これらを総称してアンモン角と呼びます。CA1は海馬の主な出力部です。

まとめ

海馬は側脳室下角の底部に位置する大脳辺縁系の構造で、記憶形成(短期記憶から長期記憶への変換)の中枢です。内部はCA1〜CA4(アンモン角)と歯状回に分けられます。海馬からの出力は海馬采→脳弓脚→脳弓体→脳弓柱→乳頭体のルートで伝達され、これはパペッツ回路の一部を構成します。場所細胞による空間認知も海馬の重要な機能です。

#神経学 #神経系 #海馬

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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