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交連線維

交連線維 – 完全攻略ガイド

目次

はじめに

交連線維は左右の大脳半球を連絡する神経線維です。脳梁が最大の交連線維で、その各部位(嘴・膝・幹・膨大部)と機能を理解することは国家試験で頻出です。前交連・後交連も重要な交連線維です。

詳しい解説

主な交連線維

名称 位置・構造 主な機能
脳梁 大脳縦裂の底、最大の交連線維 左右大脳半球の統合
前交連 脳梁の前下方 嗅覚情報の統合
後交連 第3脳室後方、中脳水道入口部 視覚反射に関与
海馬交連 脳弓の下方 左右の海馬・扁桃体を連絡

脳梁の構造

脳梁は前方から後方へ4つの部位に分けられます。

部位 位置 連絡する領域 機能
嘴(吻) 最前部、前下方 前頭葉眼窩面 情動・認知機能
前部の曲がった部分 前頭葉 両前頭葉の連絡
幹(体) 中央部 運動野・感覚野 運動・感覚情報の統合
膨大部 後端の肥厚部 後頭葉・側頭葉後部 視覚・聴覚情報の統合

脳梁の部位と連絡領域

部位 連絡する主な皮質領域
前頭葉眼窩面、前頭極付近
前頭前野
一次運動野、一次感覚野
膨大部 一次視覚野、視覚連合野、側頭葉後部

前交連・後交連

構造 位置 機能
前交連 脳梁前下方、第3脳室前壁 嗅覚情報の統合、側頭葉前部の連絡
後交連 第3脳室後方、松果体下 対光反射など視覚反射に関与

脳梁離断症候群

脳梁が障害されると、左右の大脳半球間の情報伝達が途絶え、以下のような症状が出現します。

症状 詳細
分離脳 左右の脳が独立して機能する
左手の失行 言語優位半球からの指令が届かない
左手の失書 左手で文字が書けない

絶対に覚えるべきポイント

  • 交連線維=左右の大脳半球を連絡
  • 脳梁=最大の交連線維
  • 脳梁の部位:嘴→膝→幹→膨大部(前→後)
  • 前交連=嗅覚情報の統合
  • 後交連=対光反射に関与

一問一答

Q1. 最大の交連線維は何か?

【答え】 A. 脳梁

脳梁は大脳縦裂の底で左右の大脳半球を結ぶ最大の交連線維です。

Q2. 脳梁の部位を前から後ろの順に答えよ。

【答え】 A. 嘴(吻)→膝→幹(体)→膨大部

嘴が最前部、膨大部が最後部です。

Q3. 前交連の主な機能は?

【答え】 A. 嗅覚情報の統合

前交連は嗅覚系の連絡に関与し、側頭葉前部も連絡します。

Q4. 脳梁膨大部が連絡する主な領域は?

【答え】 A. 後頭葉(視覚野)、側頭葉後部

膨大部は視覚情報や聴覚、言語野後部の統合に関与します。

Q5. 後交連が関与する反射は?

【答え】 A. 対光反射

後交連は視蓋前域の連絡に関与し、対光反射などの視覚反射に関与します。

Q6. 海馬交連はどこに位置するか?

【答え】 A. 脳弓の下方

海馬交連は左右の海馬・扁桃体を結ぶ線維束です。

国家試験対策問題

問題1

脳梁について正しいのはどれか。

a. 投射線維である

b. 連合線維である

c. 同側の皮質を連絡する

d. 最大の交連線維である

e. 大脳皮質と脊髄を連絡する

【解答と解説】 正解:d

脳梁は最大の交連線維で、左右の大脳半球を連絡します。

問題2

脳梁の部位で後頭葉の視覚野を連絡するのはどこか。

a. 嘴

b. 膝

c. 幹

d. 膨大部

e. 前脚

【解答と解説】 正解:d

脳梁膨大部は後頭葉(視覚野)や側頭葉後部を左右連絡し、視覚情報の統合に関与します。

問題3

前交連について正しいのはどれか。

a. 脳梁の後下方に位置する

b. 視覚情報の統合に関与する

c. 運動野を連絡する

d. 嗅覚情報の統合に関与する

e. 投射線維である

【解答と解説】 正解:d

前交連は脳梁の前下方に位置し、嗅覚情報の統合や側頭葉前部の連絡に関与します。

問題4

脳梁の部位と順序で正しいのはどれか。

a. 膨大部→幹→膝→嘴

b. 嘴→幹→膝→膨大部

c. 膝→嘴→幹→膨大部

d. 嘴→膝→幹→膨大部

e. 幹→膝→嘴→膨大部

【解答と解説】 正解:d

脳梁は前方から後方へ、嘴(吻)→膝→幹(体)→膨大部の順に配列しています。

まとめ

交連線維は左右の大脳半球を連絡する線維で、脳梁が最大の構造です。脳梁は前方から嘴・膝・幹・膨大部の4部位からなり、それぞれ異なる皮質領域を連絡します。前交連は嗅覚情報の統合、後交連は対光反射などの視覚反射に関与します。脳梁障害では分離脳症状が出現します。

#解剖学 #神経系 #交連線維

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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